黒魔術(くろまじゅつ)のヴェール/Dark Magic Veil》

通常魔法
(1):1000LPを払って発動できる。
自分の手札・墓地から魔法使い族・闇属性モンスター1体を選んで特殊召喚する。

 劇場版 遊戯王 THE DARK SIDE OF DIMENSIONS MOVIE PACKで登場した通常魔法
 ライフコストを払うことで手札墓地から闇属性魔法使い族特殊召喚する効果を持つ。

 闇属性魔法使い族なら何でも良く、発動にライフコストがかかる点を除けばデメリットも無いため、活用の幅は非常に広い。
 《混沌の黒魔術師》《時花の魔女−フルール・ド・ソルシエール》といった、展開手段に乏しかった高レベルモンスターを柔軟に扱えるようになるのは大きい。
 それ以外には展開の容易な《カオス・ソーサラー》チューナーである《ナイトエンド・ソーサラー》などを蘇生させ、効果を使いながら更なる展開に繋げることも有効である。
 《戦線復帰》《強化蘇生》といった汎用蘇生カードが対応していないリンクモンスター蘇生でき、《アカシック・マジシャン》《サモン・ソーサレス》等は高リンクに繋げやすくなる。

 闇属性魔法使い族を主体とした以下のようなデッキならば、このカードを二枚目以降の《死者蘇生》として採用できる。
 【サクリファイス】では主軸となる《サクリファイス》はもちろん、《簡易融合》で呼んだ《サウザンド・アイズ・サクリファイス》を使い回すなどといった運用も可能。
 【シャドール】では《オルシャドール−セフィラルーツ》を除いたレベル5以下のシャドールモンスターを全て蘇生できる。
 【極星】では極星霊チューナーが2体とも闇属性魔法使い族であり、《極神皇ロキ》蘇生できる。
 【ガガガ】では《ガガガマジシャン》《ガガガガール》に対応しているほか、相手モンスターがいない場合でも《ガガガヘッド》リリース要員を確保できる。
 【トゥーン】では、《トゥーン・ブラック・マジシャン》のサポートに使用できる。

 中でも特に相性が良いのはやはり【ブラック・マジシャン】だろう。
 自分ターンで即座に使える魔法カードという点が大きく、更には墓地だけでなく手札からも特殊召喚できるため、罠カードよりも速攻性で勝り扱いやすい。
 加えて手札墓地では《ブラック・マジシャン》として扱われない《マジシャン・オブ・ブラック・イリュージョン》にも対応していることも利点である。
 更に《黒の魔導陣》があれば、《マジシャン・オブ・ブラック・イリュージョン》特殊召喚することで相手カードを1枚除外しながら墓地《ブラック・マジシャン》を続けて蘇生させることができ、ランク7の準備が即座に整う。
 その他にも《幻想の黒魔導師》蘇生し、エクシーズ素材の有無に関わらず使用できる(2)の効果を再利用することも可能である。

 同様に闇属性魔法使い族蘇生できライフコストを必要とせず相手モンスター攻撃力を半減することもできる《黒牙の魔術師》がライバルとなる。
 ペンデュラムモンスター通常魔法という違いはあるものの、概ね魔術師に属する《黒牙の魔術師》の方がサポートカードは多い。
 手札から特殊召喚できる柔軟性や、先攻ターン目での発動のしやすさなどで差別化したい。
 もちろん、両者を併用することも十分に考えられる。

関連カード

このカードを使用する代表的なデッキ

収録パック等


Tag: 《黒魔術のヴェール》 魔法 通常魔法

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