死製棺(しせいかん)サルコファガス/Devouring Sarcoughagus》

効果モンスター
星4/闇属性/アンデット族/攻   0/守   0
このカード名の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが相手モンスターとの戦闘で破壊された時に発動できる。
その相手モンスターのコントロールを得る。
そのモンスターはアンデット族になり、攻撃力・守備力は0になる。
(2):このカードが墓地に存在する状態で、
自分のアンデット族モンスターが相手モンスターとの戦闘で破壊された時、
このカードを除外して発動できる。
その相手モンスターのコントロールを得る。
そのモンスターはアンデット族になり、攻撃力・守備力は0になる。

 DIMENSION FORCEで登場した闇属性アンデット族下級モンスター
 自身を戦闘破壊した相手モンスターコントロール奪取して0のアンデット族にする誘発効果自分アンデット族戦闘破壊した相手モンスターコントロール奪取して0のアンデット族にする誘発効果を持つ。

 (1)(2)共に、自分モンスター戦闘破壊した相手モンスターコントロール奪取する効果である。
 奪ったモンスターはいずれも0のアンデット族に変化し、永続的に奪う事ができる。
 効果の発動適用に関しての制限は無いが、有効活用できるかはそのモンスター次第となるため不安定であり、あまり期待しない方が良いだろう。
 0故に戦闘破壊されやすく場持ちには期待し難いが、(1)で奪ったモンスターならばそのまま(2)に繋がる。
 無論、単純にコストや素材に活用しても良い。
 レベルを調整しやすい《ユニゾンビ》を採用しておけばシンクロ召喚を狙いやすくなる。
 また【ヴァンパイア】であればアンデット族サポートを共有しつつ《交血鬼−ヴァンパイア・シェリダン》《真血公ヴァンパイア》ヴァンパイアリンクモンスターの素材に広く活用できる。

 (1)のトリガーは自身の戦闘破壊
 自爆特攻で能動的に発動できるが、攻撃力0故に大型モンスターを奪うためには大きな戦闘ダメージを覚悟する必要がある。
 裏側守備表示セットしておき地雷のように使用する手もあるが、発動前に処理されやすく、タイムラグも生じる。

 (2)のトリガー自分アンデット族戦闘破壊
 (1)で奪ったモンスター戦闘破壊されれば良いので、デッキアンデット族を採用せずとも発動は可能。
 (1)→(2)と連続発動すれば相手モンスターを合計2体奪える事になるが、自爆特攻で行う場合はかなりの戦闘ダメージを受ける羽目になる。
 【アンデット族】ならば墓地へ送る手段も豊富であり、戦闘ダメージを抑えつつ任意のタイミングでの発動も狙いやすくなる。

 戦闘破壊以外に対応していない上、共に0で自爆特攻しても奪ったモンスターアタッカーにはできないため、フィールドでの(1)の効果発動に過剰な期待は難しい。
 アンデット族の豊富な墓地肥やし手段を利用し、デッキから直接墓地へ送ってしまえば、このカード墓地に存在する限り戦闘にリスクをつける事ができるため、(2)の効果に絞って運用してもよいだろう。
 また戦闘破壊以外の方法で除去された場合でも、(1)の効果発動できなくともこのカード除去カードを1枚分使わせる事ができれば御の字と見る事もできる。
 除去されても(2)の効果があるため墓地へ送られる事がデメリットになりづらく、なるべく戦闘破壊もしたくないため相手としては厄介なモンスターとなる。

  • カード名の「死製棺」は「死生観」や「司政官」の捩りであると同時に、「を作する」と読むこともでき、このカード効果を端的に表現していると言える。
    「サルコファガス」については《第一の棺》を参照。
    (1)・(2)が共に戦闘破壊トリガーとした種族変更付きのコントロール奪取であるため、ことわざの「ミイラ取りがミイラになる」を意識している思われる。
    「説得しようとして出かけた者が、かえって先方の言いなりになって、役目を果たさないこと」を意味する。
    このカードコントロール奪取したモンスターがまさにミイラとなっている。

関連カード

収録パック等


Tag: 《死製棺サルコファガス》 モンスター 効果モンスター 星4 闇属性 アンデット族 攻0 守0

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