《七精の解門/Opening of the Spirit Gates》 †
永続魔法
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
(1):このカードの発動時の効果処理として、
「神炎皇ウリア」「降雷皇ハモン」「幻魔皇ラビエル」のいずれか1体、
またはそのいずれかのカード名が記されたモンスター1体をデッキから手札に加える。
(2):1ターンに1度、手札を1枚捨てて発動できる。
自分の墓地から攻撃力と守備力が0の悪魔族モンスター1体を特殊召喚する。
(3):1ターンに1度、自分フィールドにレベル10モンスターが存在する場合に発動できる。
自分の墓地から永続魔法カード1枚を手札に加える。
ストラクチャーデッキ−混沌の三幻魔−で登場した永続魔法。
カードの発動時三幻魔及びそのカード名が記されたモンスターをサーチする効果、手札コストを1枚捨て攻守0の悪魔族を蘇生できる効果、フィールドにレベル10モンスターが存在する場合、永続魔法をサルベージする効果。
1ターンに1枚しか発動できないが、それぞれの効果には同名カードに対する1ターンに1度の制限はないため、(2)(3)は複数枚並べれば複数回発動できる。
(1)は三幻魔及びそのカード名が記されたモンスターのサーチ効果。
《暗黒の招来神》と同じく状況に合わせたサーチを行えるが、こちらは魔法・罠カードには対応していない。
とはいえ、相互サーチを行える《暗黒の招来神》を経由すれば魔法・罠カードも間接的に対応し、《降雷皇ハモン》の特殊召喚のコストに充てることもできる。
なおこの効果は《トリックスター・ライトステージ》などと異なり強制効果であるため、デッキに該当するカードが存在しない場合カードの発動自体ができない。
三幻魔と無関係のデッキで採用する場合でもサーチ先の採用は必須である。
なお、永続カードの発動時の処理なので、発動時にチェーンされる形で除去を受けると妨害される。
(2)は攻守0の悪魔族を蘇生する効果。
《暗黒の召喚神》・《混沌の召喚神》を蘇生すればその効果により三幻魔の特殊召喚につなぐことができ、その三幻魔により(3)の発動条件を満たせる。
単に《幻魔皇ラビエル》のリリース確保にもなる。
《ユベル》などレベル10モンスターを蘇生すれば、それらでも(3)の発動条件を満たせる。
三幻魔のサポートカードである攻守0の悪魔族の内、《暗黒の招来神》は蘇生からでは(1)の効果を発動できない。
もっとも、召喚権は増やせるため、状況によっては蘇生する価値はある。
《混沌幻魔アーミタイル》の蘇生も可能だが、蘇生制限を満たす必要があるため《次元融合殺》や《混沌幻魔アーミタイル−虚無幻影羅生悶》の効果で召喚条件を無視して特殊召喚した《混沌幻魔アーミタイル》では蘇生できない点には留意しておきたい。
(3)は永続魔法をサルベージする効果。
レベル10が存在する場合という発動条件があるが、三幻魔は全てレベル10であるため発動条件を満たせる。
《降雷皇ハモン》とは特に相性がよく、召喚条件で墓地へ送った永続魔法をサルベージでき、このカード自身も召喚条件で墓地へ送ることもできる。
なお《混沌幻魔アーミタイル》はレベル12でありこのカードの発動条件を満たせない点は注意。
(3)の効果のみを目当てにレベル10を簡単に出せるデッキに採用するのも手。
その場合でも(1)が強制効果のため何かしらのサーチ先が必須になるので、相互にサーチできる《暗黒の招来神》を併用したい。
《黄金卿エルドリッチ》ならレベル10なので条件を満たし、《呪われしエルドランド》を回収することでサーチ効果を使える。
以下の手順でこのカードを起点に《ライトロード・ドミニオン キュリオス》を出せるため、あちらで永続魔法を墓地に置き、このカードで回収する動きも可能。
- カード名の「解門」という言葉は本来存在せず、門を開くことを表す「開門」と誤変換しやすいので注意。
イラストで描かれている「七精門」は下記の通り門というよりは封印に近いため、「三幻魔を解放する」という意味で付けられたのだろう。
- 原作・アニメにおいて―
イラストには、アニメGXで三幻魔を封じていた7つの石柱「七精門」が描かれており、カード名もそれを表していると思われる。
それぞれの石柱に対応した7つの鍵が十代たち学園のメンバーに預けられ、鍵を狙う刺客「セブンスターズ」と対決するのが放送1年目後半の主軸であった。
しかし、実際は鍵自体ではなく鍵を持った者がデュエルをすることで溜まるエネルギーによって三幻魔が解放されるようになっており、鍵を渡したのもセブンスターズを差し向けたのも影丸理事長の策略であった。
最終的に7つ全ての鍵を持った万丈目と明日香がデュエルした際にエネルギーが集まり、三幻魔が解放されることになった。
- イラストでは七精門がそれぞれ光っており、電撃で繋がっている。
これはエネルギーが溜まった7つの鍵がそれぞれの七精門に吸い込まれて光り三幻魔が解放されたシーンと、その後七精門に電撃が走りデュエルフィールドとなったシーンが元となっている。
七精門が光ったシーンと電撃が走ったシーンはそれぞれ別であるため、イラストのように光りつつ電撃が走ったシーンはない。
関連カード †
─「攻撃力と守備力が0の悪魔族モンスター」を指定するカード
(2)で蘇生できる攻守0の悪魔族 †
※通常召喚可能なモンスターは《暗黒の招来神》を参照。
このカードを使用する代表的なデッキ †
収録パック等 †
FAQ †
(1)の効果及びカードの発動について †
Q:デッキに《七精の解門》の(1)の効果で手札に加えられるカードが存在しない場合、《七精の解門》のカードの発動は行なえますか?
A:デッキに《神炎皇ウリア》《降雷皇ハモン》《幻魔皇ラビエル》のいずれか、またはそのいずれかのカード名が記されたモンスターが入っていない場合は、《七精の解門》を発動すること自体ができません。(20/03/20)
Q:相手フィールドに《超雷龍−サンダー・ドラゴン》が存在し、その(1)の効果が適用されています。
自分は《七精の解門》のカードの発動を行えますか?
A:《超雷龍−サンダー・ドラゴン》が存在する場合、《七精の解門》の発動は行えません。(20/03/20)
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