失楽園(しつらくえん)/Fallen Paradise》

フィールド魔法
このカード名の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードがフィールドゾーンに存在する限り、
自分のモンスターゾーンの「神炎皇ウリア」「降雷皇ハモン」「幻魔皇ラビエル」
「混沌幻魔アーミタイル」は相手の効果の対象にならず、相手の効果では破壊されない。
(2):自分のモンスターゾーンに「神炎皇ウリア」「降雷皇ハモン」「幻魔皇ラビエル」
「混沌幻魔アーミタイル」のいずれかが存在する場合に発動できる。
自分はデッキから2枚ドローする。

 20th ANNIVERSARY PACK 1st WAVEで登場したフィールド魔法
 自分三幻魔《混沌幻魔アーミタイル》効果の対象及び効果破壊への耐性を与える効果三幻魔《混沌幻魔アーミタイル》コントロールしている場合に2枚ドローできる効果を持つ。

 (1)の効果により、三幻魔《混沌幻魔アーミタイル》に強固な耐性を与えられる。
 いずれも出すためには大きな消費を伴うモンスターでありながら一切の効果耐性がないので、出した後のフォローとして有力である。
 もっとも、この効果自体は同じフィールド魔法効果が似通っている《神縛りの塚》でもおおむね代用が効くため、あくまでメインとなるのは(2)の効果だろう。

 (2)は三幻魔《混沌幻魔アーミタイル》がいる場合に発動できるドロー効果
 毎ターン発動できるため、維持さえできればドロー速度が3倍になるに等しいドローエンジンであり、三幻魔及び《混沌幻魔アーミタイル》特殊召喚に伴う莫大な消費を取り戻せる。
 (1)の効果で得られる耐性も利用して少しでも多くのターン効果発動したいところである。

 また、(1)の効果共々元々のカード名を指定していないので、《E・HERO プリズマー》《ファントム・オブ・カオス》三幻魔カード名を得ることでも問題なくドローできる。
 これらのカードも併用すれば三幻魔を出すまでの下準備を円滑に行える。
 1回ドローに成功するだけでも《強欲な壺》相当のアドバンテージを得られるため、《幻魔皇ラビエル》を使う型の【ダーク・ガイア】など、三幻魔特殊召喚せず墓地に落としたいだけのデッキ等でも採用の余地はある。

 総じて、「出す手間の割に除去されやすくアドバンテージにも繋がらない」という評価だった三幻魔に活用意義を与えるサポートカードと言える。
 【三幻魔】キーカードであり、《テラ・フォーミング》《混沌の召喚神》等も併用して迅速に引き込みたい。

  • 「失楽園(Paradise Lost)」とは、17世紀にジョン・ミルトンが著したキリスト教文学の叙事詩。
    聖書における「アダムとイブが禁断の実を食べ、楽園=エデンの園を追放される」という有名なエピソードを扱った作品である。
    この作品では、これを堕天使ルシファーが神に反旗を翻すための策略として描いている。
    • 同エピソード題材としては屈指の知名度を誇り、類似する「(恋する男女が)様々なものを失う」作品としてタイトルやモチーフに使われることも多い単語となっている。
      また、単語としては「失・楽園」が正しいが、「失楽の」という形の形容詞で運用されることも多い。
      三幻魔の1体である《降雷皇ハモン》もアニメでの攻撃名が「失楽の霹靂」であった。
  • アニメでのテキストは以下の通り。
    相手フィールド魔法が発動中に発動する事が出来る。
    1ターンに1度、デッキから2枚のカードを手札に加える事ができる。
    この効果で手札に加えたカードはプレイする時に効果を無効にして破壊される。
  • コナミのゲーム作品において―
    TAG FORCEシリーズでは2以降にオリジナルカードとして収録されている。
    テキストは以下の通り。
    フィールド上に「神炎皇ウリア」「降雷皇ハモン」「幻魔皇ラビエル」の内1体以上が存在している場合、
    そのカードのコントローラーは1ターンに1度だけデッキからカードを2枚ドローできる。

関連カード

サポートカード

―類似効果

このカードを使用する代表的なデッキ

収録パック等


Tag: 《失楽園》 魔法 フィールド魔法

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