遊戯王カードWiki - 《神影金龍ドラッグルクシオン》

《神影金龍(しんえいきんりゅう)ドラッグルクシオン》 †

エクシーズ・効果モンスター
ランク８/光属性/ドラゴン族/攻2500/守3000
レベル８モンスター×２
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ１ターンに１度しか使用できない。
(1)：このカードがＥＸデッキから特殊召喚した場合に発動できる。
デッキから「ギャラクシー」カードか「タキオン」カード１枚を手札に加える。
(2)：このカードのＸ素材を２つ取り除いて発動できる。
ドラゴン族・ランク８・攻撃力３０００のＸモンスター１体を
自分フィールドのこのカードの上に重ねてＸ召喚扱いでＥＸデッキから特殊召喚する。
その後、ＥＸデッキから「ギャラクシー」モンスター１体をそのＸ素材にできる。

　デュエリストパック－輝光のデュエリスト編－で登場する光属性・ドラゴン族のエクシーズモンスター。
　エクストラデッキから特殊召喚に成功した場合にギャラクシーまたはタキオンをサーチする効果、エクシーズ素材を２つ取り除いてドラゴン族・ランク８・攻撃力3000のエクシーズモンスターを自身に重ねてエクシーズ召喚し、その後エクストラデッキのギャラクシー１体をそのエクシーズ素材にできる効果を持つ。

　(1)はギャラクシー・タキオン１枚のサーチ。
　エクストラデッキから特殊召喚される必要はあるものの、エクシーズ召喚以外でもトリガーになる。
　サーチ先はギャラクシー・タキオンであれば何でも良いため、必要なカードのサーチが行える。
　(2)や(2)で特殊召喚した《Ｎｏ.９７龍影神ドラッグラビオン》を経由することでギャラクシーアイズ・タキオン・ドラゴンを用意できるため、発動条件の重いタキオンカードも手札から発動できるようになる。
　つまり、このカードのエクシーズ召喚から《タキオン・トランスミグレイション》であれば万能無効、《ロード・オブ・ザ・タキオンギャラクシー》であればバトルフェイズ中の全体除去が可能になる。

　【ギャラクシー】でも後続となるカードをサーチしつつ、(2)で自身を別のモンスターへと変換できる。
　《銀河眼の光波竜》でコントロール奪取して《ギャラクシーアイズＦＡ・フォトン・ドラゴン》を重ね、除去で更なるアドバンテージを得る、《Ｎｏ.３８希望魁竜タイタニック・ギャラクシー》で制圧するといった動きが挙げられる。
　ただし自身はフォトンでもギャラクシーでもなく《銀河天翔》の制約に引っかかってしまう為、そちらと同一ターンに使うことは出来ないことは留意しておきたい。

　(2)はドラゴン族・ランク８・攻撃力3000のエクシーズモンスターの特殊召喚。
　ギャラクシーをエクシーズ素材にした場合、結果としてエクシーズ素材を２つ持った状態でエクシーズ召喚できるため、特殊召喚したモンスターの効果も十分利用できる。
　また《Ｎｏ.９７龍影神ドラッグラビオン》を経由すれば実質ドラゴン族Ｎｏ.の特殊召喚が可能となる。

　ただ、このカードだけでエクストラデッキを最低２枚は圧迫するのでその点は注意。
　また、出せるモンスターも縛りの無いものならば直接出した方が多くの場面でエクシーズ素材を２つ持てる。
　そのため、縛りのある《サンダーエンド・ドラゴン》や《Ｎｏ.４６神影龍ドラッグルーオン》を出す、(1)でサーチしたカードとコンボする、ギャラクシーをエクシーズ素材にできるという点に着目したい。
　３つ目に関しては《銀河衛竜》をエクシーズ素材を経由して墓地へ送る事でこの効果で特殊召喚したドラゴン族Ｎｏ.を大幅に強化できるようになる。

このカードのエクシーズ召喚から攻撃力12700の《Ｎｏ.１０７銀河眼の時空竜》による２回攻撃が可能。
1. 《神影金龍ドラッグルクシオン》をエクシーズ召喚し、(1)によって《銀河眼の時源竜》をサーチ。
2. 《神影金龍ドラッグルクシオン》の(2)の効果で《Ｎｏ.１０７銀河眼の時空竜》を重ね《銀河衛竜》をエクシーズ素材にする。
3. スタートステップ、《銀河衛竜》をコストに《Ｎｏ.１０７銀河眼の時空竜》の効果を発動。
4. 墓地の《銀河衛竜》の効果を発動し《Ｎｏ.１０７銀河眼の時空竜》の攻撃力を10700にする。
5. 相手フィールドに《銀河眼の時源竜》を特殊召喚し、(2)によってタキオンカードをサーチ（《Ｎｏ.１０７銀河眼の時空竜》の攻撃力1000強化）。
6. 《銀河眼の時源竜》を攻撃対象に《Ｎｏ.１０７銀河眼の時空竜》で攻撃し、《銀河眼の時源竜》の(3)の効果を誘発しエクシーズ素材にする（《Ｎｏ.１０７銀河眼の時空竜》の攻撃力1000強化）。
7. 手順5.6.によって《Ｎｏ.１０７銀河眼の時空竜》が攻撃力12700に強化された上で２回攻撃が可能。
- 《銀河衛竜》によって戦闘ダメージこそ半減するものの、直接攻撃は可能なので半減しても十分１ターンキルに届くだろう。
  手順5.で《殲滅のタキオン・スパイラル》をサーチしていれば、相手の表側表示モンスター全てを破壊できるため、直接攻撃も通しやすい。
  伏せカードを警戒するのならば、《タキオン・トランスミグレイション》をサーチしておけば相手の妨害も１度は止められる。

「ルクシオン」とは質量が０で光速で動く素粒子の総称。
フォトン（光子）・グルーオン・グラビトン（重力子）がルクシオンに分類される。
ルクシオンに対して、光速より速く動く素粒子はタキオン、遅く動く素粒子はブラディオンと呼ばれる。
- 《Ｎｏ.４６神影龍ドラッグルーオン》・《Ｎｏ.９７龍影神ドラッグラビオン》とはランク・守備力・種族が一致している。
  Ｎｏ.でなくなっていることや上記の元ネタを踏まえると、これらの祖先もしくは起源にあたるイメージのモンスターだと思われる。

カード名の「金龍」は中国語で「ジンロン」と読み、アニメZEXALII(セカンド)で登場したジンロンと読み方が一致する。
他にも《Ｎｏ.４６神影龍ドラッグルーオン》の召喚口上にも使われており、様々な点で関連付けられている。

原作・アニメにおいて―
イラストのモチーフは《Ｎｏ.４６神影龍ドラッグルーオン》と《Ｎｏ.１００ヌメロン・ドラゴン》から来ており、体の各所に《ＣＮｏ.１０７超銀河眼の時空龍》を思わせる金色のパーツが装着されている。
アニメにおいて《Ｎｏ.１００ヌメロン・ドラゴン》はギャラクシーアイズの真の姿とされ、《銀河眼の光子竜》と《Ｎｏ.１０７銀河眼の時空竜》、《Ｎｏ.４６神影龍ドラッグルーオン》の共鳴で誕生するなど３体とも存在が重要に関わっており、(1)と(2)のギャラクシー及びタキオンのサポート効果もここから来たのだと思われる。
- ミザエルは戦争孤児だったころ、《Ｎｏ.４６神影龍ドラッグルーオン》に選ばれ、その力で出会ったドラゴンと生活を共にしていた。
  しかし、ドン・サウザンドの策略により扇動された人々によって命を落とし、他の賢者たちと同じく記憶を改変されバリアンとして転生することになってしまった過去がある。
  ヌメロンとバリアンの両方の特徴が見られるこのドラゴンは、ある意味ミザエルの境遇を象徴しているともいえる。