(あか)(りゅう)/Crimson Dragon》

シンクロ・効果モンスター
星12/光属性/ドラゴン族/攻   0/守   0
チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが特殊召喚した場合に発動できる。
デッキから「赤き竜」のカード名が記された魔法・罠カード1枚を手札に加える。
(2):自分・相手ターンに、「赤き竜」を除く、
フィールドのレベル7以上のSモンスター1体を対象として発動できる。
このカードをEXデッキに戻し、
対象のモンスターと同じレベルのドラゴン族Sモンスター1体をS召喚扱いでEXデッキから特殊召喚する。

 DUELIST NEXUSで登場した光属性ドラゴン族シンクロモンスター
 特殊召喚に成功した場合に《赤き竜》のカード名が記された魔法・罠カードサーチする誘発効果、《赤き竜》を除くレベル7以上のシンクロモンスター1体を対象とし、自身をバウンスした後に対象先と同レベルドラゴン族シンクロモンスターシンクロ召喚扱いで特殊召喚する誘発即時効果を持つ。

 シンクロ素材縛りは無いが、レベルが高いのでシンクロ召喚には構築を多少意識する必要がある。
 専用サポートカード効果でも特殊召喚は可能だが、いずれも受動的なトリガーなだけに展開手段のメインに据えるのは難しいだろう。
 一応、《シンクロ・オーバートップ》ならば自爆特攻で能動的な発動も不可能ではないが、あくまでもサブプランとして認識しておくのが無難。
 (2)のためにも他のシンクロモンスターと並べる事が望ましく、出す場合には相応に下準備が必要となる。
 変わったところでは《アルティマヤ・ツィオルキン》《騎士皇アークシーラ》等に《陰の光》を使用することでも特殊召喚できる。

 (1)は自身のサポートカードサーチ
 特殊召喚可能なモンスター墓地除外ゾーンに存在する場合は、展開を行える《シンクロ・ランブル》《シンクロ・オーバートップ》《くず鉄の神像》のいずれかを選ぶのが良い。
 そうでないのならば、単体でもある程度は機能する《シンクロ・ワールド》が無難か。

 (2)は自身のバウンス及び対象先と同レベルドラゴン族シンクロモンスター特殊召喚
 自身のステータスが0なので維持は難しく、基本的には出したターンか返しの相手ターンにこの効果発動する事になるだろう。
 相手モンスター対象にできれば楽だが、都合よく状況が整っているかは相手依存である。
 基本的には、自分で他のシンクロモンスターと並べる必要があり、手間と消費が求められる。
 なお、対象先はレベル指定のみだが、特殊召喚先は同レベル且つドラゴン族という縛りがある点に注意。
 フリーチェーンなのでバトルフェイズの追撃やサクリファイス・エスケープ相手ターンでの誘発効果の利用など、運用法は多種多様。
 対象同名カードを出すことも可能である。

 (1)でサーチしたカードによって(2)の対象を用意する運用なら消費は抑えやすい。
 このカードシンクロ素材レベル7・8のシンクロモンスターを使用して、(1)で《くず鉄の神像》サーチして相手ターンで該当のシンクロモンスター蘇生
 それを対象に(2)を使えばレベル7・8のドラゴン族シンクロモンスター2体を展開できる。

  • 原作・アニメにおいて―
    「赤き竜」はアニメ5D'sに登場した伝説の存在。
    遥か昔に当時の星竜王が邪悪な戦乱を治めるべく竜の星に祈りを捧げた時、竜の星が応えた結果として召喚されたとされる。
    5000年前に邪神をナスカに封印した後、頭・翼・手・足・尻尾の5つに分かれて竜の痣となって人間界に封印されるも、作中時間軸で痣の持ち主であるシグナー達の誕生と共に復活。
    その痣の持ち主こそが本編の主人公・遊星とその仲間たちのシグナーであり、それぞれに「シグナーの竜」と呼ばれるドラゴンを与え、また化身としてさらなる力を与えた。
  • 作中終盤で赤き竜の痣は上記5つに「心臓」が加わった6つとなったが、実は赤き竜の紋章自体には当初から「心臓」も描かれていた。
    なお、5つ(6つ)の紋章とシグナー竜は直接的には紐づいておらず、紋章やカードの持ち主の移動や、覚醒とカード入手の時間差も発生している。
    紋章の持ち主同士は痣を通して感覚を共有できる描写があり、他の痣の持ち主が戦っていることを認識したり、6つ目の紋章の覚醒を離れた場所でも認識している。
  • 作中では、シグナー達のピンチや覚醒シーンで痣が光る演出と共に姿を現す事が多い。
    直接的に危機や敵に干渉することは無く、もっぱら物理的に彼らを別の場所に運ぶ能力により、一種のワープ能力として活躍している。
  • 最終シーズンのOP映像ではZ-ONEの側に並び《ジャンク・ウォリアー》と対峙する不穏な姿が見られたが、最後まで敵となることなく味方であり続け、そして遊星が限界を超えて未来を変えた勝利により役目を終え痣とともにこの時代から消滅した。
    同OP映像やZ-ONE戦では遊星のバイクから赤い翼が生えて飛行しているが、あちらはアポリアから託された力であり、外見だけで赤き龍とは特に関係は無い。
  • 作中ではアンチノミーにより、「人々の正しき意志を乗せた遊星粒子の集合体」であると語られている。
    これに対し地縛神は悪しき意志を受けた遊星粒子から生じた邪神であり、本質的には同一の存在である模様。
  • モチーフはアステカ神話に登場する神「ケツァルコアトル」。
    別名「ククルカン」の呼び名で崇拝される最高神であるが、その姿はドラゴンではなく「翼をもった」として語られている。
    また、その名に由来する実在の生物として「ケツァルコアトルス」が存在する。

関連カード

サポートカード(《赤き竜》のカード名が記されたカード

イラスト・設定関連

―《赤き竜》の姿が見られるカード

収録パック等


Tag: 《赤き竜》 モンスター シンクロモンスター 効果モンスター 星12 光属性 ドラゴン族 攻0 守0

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