《洗脳−ブレインコントロール/Brain Control》 †
通常魔法
(1):800LPを払い、相手フィールドの通常召喚可能な表側表示モンスター1体を対象として発動できる。
その表側表示モンスターのコントロールをエンドフェイズまで得る。
THE LOST MILLENNIUMで登場した通常魔法。
ライフコストを支払い、相手の表側表示の通常召喚モンスターをコントロール奪取する効果を持つ。
同じ通常魔法で類似効果を持つ《精神操作》と比べると、リリース・攻撃宣言を行う事が可能。
代わりにライフコストがあり、特殊召喚モンスターを奪うことができなくなっている。
特殊召喚モンスターを奪えないのは、コントロール奪取カードとして致命的な効果の対象の狭さである。
今日はエクストラデッキから特殊召喚される特殊召喚モンスターをエースとするデッキが多く、こうしたデッキに搭載される通常召喚モンスターは素材用となるステータスの低いものが大半となる。
そのため「奪ったモンスターで攻撃可能」という《精神操作》にないメリットが機能しにくい。
加えて、素材用モンスターはそもそも相手ターンにフィールドに残って居ない場合も少なくない。
したがって発動が安定しないため、リリース等の確保のためにも扱いづらい。
ほとんどのデッキでは《精神操作》、相手モンスターをリリースしたいなら《帝王の烈旋》を優先すべきである。
《エネミーコントローラー》はモンスターがコストとして必要だが対象の制限がなく、モンスターを特殊召喚しやすいデッキならそちらを優先したい。
比較的有効な活用法と言えるのは、壊獣等を送りつけてコントロール奪取する事だろう。
《所有者の刻印》と役割は被るが、持ち主が相手のモンスターも奪えるので壊獣等とセットでなくとも腐りにくい。
また特殊召喚を封じるカードを使用すれば、そもそも特殊召喚モンスターが出て来なくなるため、発動が安定するようになる。
《ヴァンパイア・サッカー》で通常召喚モンスターを蘇生させて奪う手もある。
アドバンス召喚以外のリリース確保ができる他、高攻撃力モンスターで攻撃しやすくなり、活用しやすい。
《No.29 マネキンキャット》で攻撃力の高い通常召喚モンスターを蘇生させてコントロール奪取に繋ぐことも考えられる。
通常召喚モンスターで攻撃力が高く、破壊されない耐性を付与されることの多い《黄金卿エルドリッチ》や、守備力が低いために大抵の場合攻撃表示で自分ターンに出てくる《原始生命態ニビル》を奪うなら優先する意義はある。
《精神操作》と比べて攻撃可能なのでダメージを与えやすい。
- 原作でのカード名は《洗脳−ブレイン・コントロール》と、中間点が付いていた。
- アニメARC-Vの第67話の回想で零羅への教育の際に研究員が使用していた。
関連カード †
−「洗脳」と名のついたカードについては《洗脳解除》参照。
収録パック等 †
FAQ †
Q:効果処理時に対象に選択したモンスターが裏側表示になった場合、コントロールを得る効果は適用されますか?
A:いいえ、適用されません。(14/03/09)
Q:このカードでコントロールを奪った相手モンスターを、《月読命》等の効果で裏側表示にしました。
この場合、完全にコントロールを奪うことはできますか?
A:いいえ、できません。
このカードの効果は「発動ターンのエンドフェイズ」までであり、ターン終了時にはセットしたモンスターが相手フィールドに戻ります。
《強奪》は装備魔法であり、このカードは通常魔法である為、処理に差が生じます。
Q:このカードでコントロール奪取した《ワイト》に《強制転移》を発動し、奪った《ワイト》を選択し相手のフィールドに送り返しました。
この場合、《ワイト》はエンドフェイズに自分のフィールドに移りますか?
A:いいえ、移りません。
このカードのエンドフェイズの処理は、「無条件で相手の場に行く」ではありません。
《ワイト》は相手の場に戻っているので、エンドフェイズにこのカードの処理は行われません。
Q:相手が自分の《エヴォルド・プレウロス》を対象に《洗脳−ブレインコントロール》を発動しました。
それにチェーンして《おジャマトリオ》を発動し、相手フィールドが全て埋まった場合、《エヴォルド・プレウロス》は「自分フィールド上」で破壊された扱いになりますか?
A:ご質問の場合、《エヴォルド・プレウロス》の効果は発動しません。(13/10/14)
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