《大神官デ・ザード/Great Dezard》 †
効果モンスター
星６/闇属性/魔法使い族/攻1900/守2300
このカードが戦闘によってモンスターを破壊する度に以下の効果を得る。
●１回目：フィールド上に表側表示で存在するこのカードを対象とする
魔法・罠カードが発動した時、その発動を無効にし破壊する。
●２回目：このカードをリリースする事で、
自分の手札・デッキから「不死王リッチー」１体を特殊召喚する。
Pharaonic Guardian −王家の守護者−で登場した闇属性・魔法使い族の上級モンスター。
モンスターを戦闘破壊する度に新たな効果を得る効果外テキストを持つ。
１回目は魔法・罠カードの発動を無効にして破壊する誘発即時効果、２回目は《不死王リッチー》を特殊召喚する起動効果を得る。
１回目の戦闘破壊で得られる効果は、自身を対象とする魔法・罠カードを無効にし破壊するカウンター効果。
攻撃力の低いこのカードを維持する意義はあまりないため、２体目のモンスターを戦闘破壊するまでの生存率を上げるための効果として活用することになる。
しかし、自分・相手問わず発動する強制効果のため、この効果を得た後は自分の対象をとる魔法・罠カードも無効にしてしまう。
無効にするのは発動時のため、この効果を得る前にあらかじめ装備した装備魔法は無効にならない。
２回目の戦闘破壊で得られる効果は、自身をリリースすることで手札・デッキから《不死王リッチー》を特殊召喚する効果。
《不死王リッチー》は自身の効果で裏側守備表示になれるため、《青天の霹靂》で特殊召喚し裏側守備表示になることで制約を解除する方が効率がいい。
しかし、こちらは正規の方法による特殊召喚なので、《不死王リッチー》が蘇生制限を満たす。
アンデット族は《不死王リッチー》自身を含め蘇生手段に恵まれた種族なので、この点で差別化していきたい。
課題となるのは、このカードでモンスターを２体戦闘破壊する手段である。
上級モンスターでありながら下級アタッカー程度の攻撃力しか持ち合わせていないため、戦闘補助が必要となる。
《不死王リッチー》の効果の都合上デッキが【アンデット族】寄りになってしまうため、《ヒュグロの魔導書》や《幻想の見習い魔導師》などの魔法使い族サポートより、《月鏡の盾》や《収縮》などの汎用的な戦闘補助を用いた方がいいだろう。
《おジャマトリオ》や《マジシャンズ・サークル》などで攻撃の的を作るのもよい。
１回目の戦闘破壊で得たカウンター効果だけで相手ターンをしのぎ切るのは心許ないので、１ターンで２回戦闘破壊することも考えたい。
《『焔聖剣−オートクレール』》や《閃光の双剣−トライス》などで連続攻撃を付与することで２回の戦闘破壊を狙える。
戦闘ダメージこそ与えられないものの攻撃力を上昇させられる《奇跡の軌跡》を使うのもよいだろう。
変わった所では、このカードを送りつけ自爆特攻で２回の戦闘破壊を狙う手がある。
リクルーターで自爆特攻すれば２回の戦闘破壊は容易であり、《グリズリーマザー》ならグレイドルをリクルートしてこのカードをコントロール奪取し、《不死王リッチー》の特殊召喚に繋げられる。
上級モンスターであるため、このカード自身の展開手段も考えておきたい。
《マジシャンズ・サークル》や《魔導召喚士 テンペル》などは優秀なリクルート手段だが、先述した通り【アンデット族】寄りのデッキになる都合上魔法使い族サポートは腐りやすい欠点がある。
また、後者は制約によりリクルートしたターンに《不死王リッチー》を特殊召喚できない。
《アンデットワールド》と併用すれば、このカードのアドバンス召喚が封じられる代わりに、アンデット族専用の蘇生カードを利用できるようになる。
蘇生による展開を目指す場合、《マジシャンズ・ソウルズ》を用いてこのカードを墓地へ送ることができる。
- ２回目の効果を得た場合でも、１回目の効果も得た状態のままになる。
- 原作・アニメにおいて―
アニメ版DMで、戦いの儀の前に海馬が遊戯に差し出したジュラルミンケースの中に入っていたカードの１枚。
関連カード †
収録パック等 †
FAQ †
Ｑ：「以下の効果を得る」の効果分類は何ですか？
また、効果を得ているこのカードの効果が無効になった後、再び効果が有効になった場合、得た効果は適用されますか？
Ａ：効果として扱われません。(14/12/04)
また、一時的に効果が無効になった場合、得た効果は再度適用されます。(14/10/30)
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