《毒の魔妖−束脛/Tsukahagi, the Poisonous Mayakashi》 †
チューナー・効果モンスター
星2/地属性/アンデット族/攻 0/守2000
(1):「毒の魔妖−束脛」は自分フィールドに1体しか表側表示で存在できない。
(2):このカードが墓地に存在し、「毒の魔妖−束脛」以外の
自分の「魔妖」モンスターが戦闘または相手の効果で破壊された場合に発動できる。
このカードを特殊召喚する。
この効果を発動するターン、自分は「魔妖」モンスターしかEXデッキから特殊召喚できない。
デッキビルドパック ヒドゥン・サモナーズで登場した地属性・アンデット族の下級モンスターのチューナー。
自分フィールドに1体しか表側表示で存在できない分類されない効果、同名カード以外の魔妖が戦闘または相手の効果で破壊された場合に自己再生する誘発効果を持つ。
魔妖の破壊を条件に自己再生するチューナー。
少々受動的な効果のため、単純な性能では《麗の魔妖−妲姫》に劣る。
こちらは魔妖シンクロモンスターが似たような条件で自己再生できる点に着目したい。
相手の除去に合わせて魔妖シンクロモンスターと同時に自己再生することでシンクロ召喚の準備が整う。
相手ターン中の自己再生ならばデメリットも気にならない。
全体除去を受けた際にもリカバリーが利き、いざという時は緊急時の壁にしてもよい。
1ターンに1度の制限もないため、他の魔妖を蘇生等することで何度も壁として使うことも可能。
いずれにせよ下準備が必要なので中盤から終盤以降の効果となるが、自身の効果の関係上ピン挿しでも機能しやすい。
- カード名の由来は「八束脛(やつかはぎ)」だろう。
これは天皇や朝廷に逆らう地方豪族や異民族、土着の民への別称として用いられた「土蜘蛛」の別の呼び名である。
土蜘蛛が蜘蛛の妖怪として語られるようになった影響で、しばしば「八束脛」も蜘蛛の妖怪の名称として用いられる。
- 蜘蛛と関連付けられているため誤解されがちだが、八束脛とは「脛(脚)が八本ある」ということではなく、「脛の長さが手の平八つ分もある異形の者」とされたことからつけられた名前である。
このモンスターも外見から蜘蛛の要素はほとんど感じられず(服の模様に蜘蛛の巣のような網目模様がある程度)、脛が手の平八つとは行かずともかなりの足の長さであろう豪族風の男のような外観となっている。
- 手に投げ縄のようなものを持っているのはおそらく源頼光が土蜘蛛の怪を名刀膝丸で斬ったとされる逸話に由来するものだろう。
ある時病に倒れ床に臥せった頼光の枕元に突如として身の丈七尺(約2.1mほど)の怪僧が現れ、頼光を縄で捕らえようとしたため、頼光は傍にあった膝丸で僧を斬った。
流血した痕を部下と共に辿るとそこには巨大な蜘蛛の怪がおり、これを討伐すると頼光の病は平癒に向かったという。
これを題材にした能『土蜘蛛』では「葛城山に年を経し土蜘蛛の精魂なり」と語られており、以降土蜘蛛は蜘蛛の怪異とされることが多くなってゆく。
関連カード †
収録パック等 †
FAQ †
(2)の効果について †
Q:自分のモンスターゾーンに裏側守備表示で存在する「魔妖」モンスターが、相手のカードの効果によって破壊された場合、(2)の効果を発動できますか?
A:発動できます。(18/08/03)
Q:自分の「魔妖」モンスターが、相手のカードの効果によって手札やデッキから破壊された場合、(2)の効果を発動できますか?
A:発動できます。(18/08/03)
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