八汰鏡(ヤタノカガミ)/Mirror of Yata》

装備魔法
スピリットモンスターにのみ装備可能。
装備モンスターはエンドフェイズ時に手札に戻る効果を発動しなくてもよい。
装備モンスターが戦闘によって破壊される場合、代わりにこのカードを破壊する。

 THE DUELIST GENESISで登場した装備魔法
 スピリットモンスター専用であり、装備モンスターフィールド維持できる効果戦闘破壊身代わりになる効果を持つ。

 スピリットの維持が可能になるが、スピリット手札に戻ることを前提としたデザインとなっている効果が多いので、闇雲に維持してもアドバンテージになるとは限らない。
 むしろ、スピリット手札に戻るがゆえに除去されにくく、毎ターン継続的に効果を使用できるという利点を損なうことが多い。
 このカードを使うなら、漫然と採用するのではなく、どのスピリットに使うつもりなのか構築段階からはっきりさせておく必要があるだろう。

 《天岩戸》なら維持することで相手ターンで高い妨害性能を発揮し、カードを1枚使う価値がある。
 その他、召喚リリースが必要な上級最上級モンスターに使用する手もあり、《八俣大蛇》ドロー効果や、《偉大天狗》バトルフェイズスキップ効果の継続的な発動を狙うという手はある。
 しかし、除去への耐性は持っていないので、スピリット除去されてしまうと何のために維持したのか分からなくなってしまうという問題があり、使いにくい。

 《天岩戸》なら妨害性能で除去されにくいため、《天岩戸》のために採用するのが現実的なところ。
 ただし、この用途は他に同じことができるカードが多く、《伊弉凪》《禁じられた聖杯》のほか、高い汎用性を持つ《抹殺の指名者》《発禁令》でも代替できてしまう。
 攻撃力下級モンスタークラスの《天岩戸》戦闘破壊から守れるのはこちらにしかないメリットだが、《サイクロン》などの妨害に弱く、何より汎用性の高いカードを多く採用した方が事故を起こしにくい。

  • モデルは「三種の神器」の一つ、ヤタの鏡(八咫鏡)だろう。
    遠岐斯鏡(オキシカガミ)とも呼ばれ、天照大神天岩戸に閉じ篭った時、石凝姥命(イシコリドメ)が造った物。
    ヤタの字は「八咫」を当てられるのが一般的で、八咫とは「大きな物」の意味、一咫あたり8寸前後で八咫は2メートル弱となる。
    所有者は天照大神と、天照大神の子供である瓊瓊杵尊
  • ちなみに、法の専門家として真実に基づき判断を下すことから、日本の裁判官のバッジは真実を写し出すこの神器をモチーフとしたデザインとなっている。

関連カード

―類似効果

―三種の神器関連

カード名関連

このカードを使用する代表的なデッキ

収録パック等


Tag: 《八汰鏡》 魔法 装備魔法

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