遊戯王カードWiki - 《閉ザサレシ天ノ月》

《閉ザサレシ天ノ月(サロス＝ナンナ)》 †

リンク・効果モンスター
リンク２/光属性/悪魔族/攻1200
【リンクマーカー：上/右上】
効果モンスター２体
このカード名の効果は１ターンに１度しか使用できない。
(1)：このカードのリンク先の相手の表側表示モンスター１体を対象として発動できる。
このターン、自分が自分フィールドのこのカードをリンク素材としてリンク５モンスターをＬ召喚する場合、
対象の相手モンスターもＬ素材にできる。

　Ｖジャンプ(2024年2月号)　付属カードで登場した光属性・悪魔族のリンクモンスター。
　リンク５を自身を含めてリンク召喚する場合、リンク先の相手モンスター１体もリンク素材にできる起動効果を持つ。

　対象をとる点も含めて破械神に近い効果と言える。
　リンク召喚先はリンク５以外の縛りはないが、後述の通り現在選択肢は狭く、基本的には《閉ザサレシ世界ノ冥神》のリンク召喚を狙うことになる。
　《閉ザサレシ世界ノ冥神》であれば、素材指定は「効果モンスター４体以上」なのでリンク２と噛み合わせが良く、あちらの効果外テキストでも相手モンスター１体をリンク素材にできる。
　従って、自分はこのカード＋適当な効果モンスターの計２体を用意するだけでよく、消費を抑えつつ相手モンスター２体を除去できる。
　ただし、相手フィールドにモンスターが２体必要な分だけ妨害を受けやすい点に注意。
　また、除去できるカードの位置がリンク先となる２箇所からしか選べないため、存在を知られた場合プレイングでケアされやすいことも留意しておきたい。
　《閉ザサレシ世界ノ冥神》の効果外テキストと違いこちらは対象を取る必要があるため耐性に弱い点も気を付けたい。

　リンク５であれば《閉ザサレシ世界ノ冥神》以外のリンク召喚にも使用できるものの現在選択肢自体が少なく、それらとこのカードの相性もあまり良くない。
　一応効果自体が汎用寄りな《ヴァレルエンド・ドラゴン》・《星界樹イルミスティル》は現実的な選択肢となる。
　どちらも素材指定は「効果モンスター３体以上」であり、このカードがリンク２であるため、基本的にはこのカード以外に自分がリンク２分のモンスターを用意する必要がある。
　相手のリンク２・３のリンクモンスターを対象にした場合は、このカード＋モンスター１体でリンク素材に「３体以上」を要求するリンク５リンクモンスターのリンク召喚を狙える。
　なお《ヴァレルエンド・ドラゴン》に関しては、本家【ヴァレット】では闇属性縛りによってこのカードを出せなくなる可能性がある点は注意。

　リンク召喚から発動する場合には、基本的にはエクストラモンスターゾーンに特殊召喚し、そのリンク先のモンスターを対象にすることになる。
　エクストラモンスターゾーンが両方空いている場合であれば、相手の左端以外の４か所のメインモンスターゾーンのモンスターを対象にできる。
　そのため、相手がメインモンスターゾーンに展開している場合はこのカードを警戒しても効果自体を防ぐことは困難である。
　エクストラモンスターゾーンの下（左下）に特殊召喚することでエクストラモンスターゾーンの除去も可能だが、リンクモンスターであるこのカードをその位置にリンク召喚するのはやや難易度が高い。
　蘇生などで使い回す場合にはこの位置からの適用を狙うことになる。

「（発動した）効果を受けない」モンスターを対象に効果を発動する事は可能だが、そのモンスターをリンク素材にする事はできない。
また、対象モンスターが裏側守備表示になった場合はその後表側表示に戻ったとしてもリンク素材にする事はできない。

カード名・イラスト・リンクマーカーの特徴から、《閉ザサレシ世界ノ冥神》の関連カードであることは間違いない。
誌上で「あのＬ(リンク)モンスターの新たな姿！？」と紹介されているため、姿は異なるが同一人物のようだ。
- カード名の「ナンナ」はシュメール神話の月の神だが、原典では男神である。
  《閉ザサレシ世界ノ冥神》のモチーフがエレシュ・キガルであることを考慮すると、その妹でありナンナの娘とされることもある女神イナンナがモチーフと考えられる。
- 攻撃力の数値もリンク数と同様にあちらの５分の２となっている。