《魔獣の大餌/Banquet of Millions》 †
通常罠
(1):自分のEXデッキのカードを任意の数だけ裏側表示で除外し、
その数だけ相手のEXデッキの裏側表示のカードを
ランダムに選んでエンドフェイズまで表側表示で除外する。
PHANTOM RAGEで登場した通常罠。
自分のエクストラデッキを裏側表示で除外し、その数まで相手のエクストラデッキを一定期間だけ除外する効果を持つ。
相手のエクストラデッキを一定期間だけ除外するが、そのためには自分のエクストラデッキを裏側表示で除外する必要がある上、ランダムなので確実性に欠ける。
エクストラデッキに頼らないデッキならば15枚全てを除外して相手ターンでの動きを制限できる。
もっとも、エクストラデッキのモンスターには他のエクストラデッキのモンスターの展開を前提としたものも多く、15枚全て除外しなくとも動きを封じられる場合も多い。
8枚程度でも高確率で動きを封じられるため、他のカードとの兼ね合いで除外枚数を決めたい。
同じく自分のエクストラデッキを除外する《強欲で金満な壺》や《機巧蛇−叢雲遠呂智》といったカードも採用する場合はエクストラデッキが枯渇し、支障が出ることもある。
《紅蓮魔獣 ダ・イーザ》軸の【除外ビートダウン】等でも優先して採用すべきかはよく考えたい。
自分が除外するカードは表側表示のペンデュラムモンスターを使用することができるため、枚数を増やしてから使用することも考えられる。
除外されているカードを墓地に戻すカードとコンボすれば一時的ではないエクストラデッキ破壊となる。
特に《伝説のフィッシャーマン三世》ならば15枚全てを墓地に置ける。
一時的ではあるが、相手の除外枚数を大幅に増やす点を活かすのも良い。
《D.D.ダイナマイト》とコンボすれば最大4500というカード2枚の消費では破格のバーンが通り、2枚発動すれば1ターンキルとなる。
このカード共々《悪魔嬢リリス》や《トラップトリック》のサーチに対応しているので狙ってみるのも面白いだろう。
最大30枚を除外するため、《魂吸収》が適用されていれば15000ものライフゲインとなる。
専用構築が必要だが、《No.43 魂魄傀儡鬼ソウル・マリオネッター》が存在すれば初期ライフの倍近くものバーンとなる。
除外時に《No.43 魂魄傀儡鬼ソウル・マリオネッター》のみを残し、《魂吸収》の効果にチェーンして《No.78 ナンバーズ・アーカイブ》の効果で特殊召喚する手段もある。
同様に《No.35 ラベノス・タランチュラ》を利用するのも手。
- カード名のルビは「フィード(feed:餌)」+「パック(pack:包み)」と「フィードバック」の掛詞、もしくは物を食べる際の擬音「パックリ」を含めたものだろう。
「フィードバック」は名詞(feedback)では「反応」「帰還」、動詞(feed back)では「返す・戻す」「戻ってくる」等の意味がある。
自分のエクストラデッキ破壊と同じ反応を相手にも与えるが、相手のカードのみエンドフェイズに戻ってくる効果とリンクしている。
- ルビは「フィード・バック」ではなく「フィード・パック」。
カード名宣言の際は正しく宣言しないといけないので注意が必要。
- 「大餌」は、現代俳句などで用いられる「大きいエサ」を意味する新字新仮名で、字引きには登録されていない語句である。
関連カード †
―イラスト関連
収録パック等 †
FAQ †
(1)の効果について †
Q:相手のエクストラデッキのカードを戻すタイミングであるエンドフェイズを《時の女神の悪戯》でスキップした場合、それらのカードは除外されたままになりますか?
A:はい、除外されたままになります。(20/08/08)
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