《魔法名−「解体し統合せよ」/Alpha Summon》 †
通常罠
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
(1):除外されているお互いのモンスター1体ずつを対象として発動できる。
対象の自分のモンスターを相手フィールドに特殊召喚し、
対象の相手のモンスターを自分フィールドに特殊召喚する。
SELECTION 5で登場した通常罠。
除外されているお互いのモンスター1体ずつをそれぞれの対戦相手のフィールドに特殊召喚する効果を持つ。
自分と相手どちらのモンスターも1体以上除外されている必要があり、能動的に発動条件を満たせる様に除外を多用するデッキで使う事になる。
《マクロコスモス》や《次元の裂け目》でお互いのカードを除外する様に仕向ければ発動条件は楽に満たせる。
《ネクロフェイス》を《封印の黄金櫃》で除外してもお互いのデッキの上から5枚除外するため、発動可能になる可能性は高い。
《生者の書−禁断の呪術−》や《埋葬されし生け贄》の様なお互いに除外を強要するカードを使ってもいい。
【召喚獣】・【化石】等のお互いの墓地からの除外を行うデッキであれば、自然に条件を整えられるため相性が良い。
【化石】であれば相手の墓地と自分の岩石族を除外でき発動しやすく、自分は《風化戦士》を送りつけて《化石融合−フォッシル・フュージョン》のサーチも可能。
ただし、【召喚獣】の場合は《召喚師アレイスター》は除外してもすぐに回収することが多いため、他にも除外しておく必要がある。
【カオス】では《カオス・ソルジャー −開闢の使者−》で自分のモンスターを除外して特殊召喚し、効果によって相手フィールドのモンスターを除外して奪いとりつつ送りつけも可能。
《烙印融合》で《烙印竜アルビオン》を融合召喚し、その効果で融合素材代用モンスターを除外して《氷剣竜ミラジェイド》を出し、相手モンスターを除外、このカードを使い相手モンスターを奪うといったことも可能。
融合素材代用モンスターを送りつけて《アルバスの落胤》を出せば様々な融合召喚パターンにも繋がるため無駄がない。
除外した相手モンスターを自分フィールドに出せる為、《天龍雪獄》や《因果切断》などで相手の主力となる汎用的な制圧モンスターを除外、奪って使用する運用もできる。
また、自分の除外されているモンスターを相手フィールドに送りつけることにもなるため、戦闘破壊してダメージを与えつつ破壊された場合の効果を使うなど、多様な使い方が可能。
《召喚獣プルガトリオ》のように火力の高いモンスターであれば、的を増やすことで1ターンキルを狙うこともできる。
また、種類は大きく限定されるが、フリーチェーンの送りつけのため、《召喚獣カリギュラ》存在中に特殊召喚時やスタンバイフェイズの強制効果持ちを送りつけ、効果モンスターを封じ込めるといったコンボも可能となる。
単純に相手モンスターを奪うだけなら他の選択肢もあるため、採用するならコンボを意識しておきたい。
- 「バフォメット」は《バフォメット》を参照。
《召喚師アレイスター》の関連カードであることを踏まえると、直接的な元ネタは19世紀にフランスの魔術師エリファス・レヴィが描いた絵「メンデスのバフォメット」と思われる。
また、アレイスター・クロウリーはバフォメットを悪魔ではなく重要な神性として位置付けている。
- 「解体し統合せよ(Solve et coagula)」は錬金術における物質を変化させる手法を表す格言の一つ。
人間の知識や社会制度など錬金術以外にも拡大解釈されて使用されることもある。
上記の「メンデスのバフォメット」の右腕には"SOLVE"、左腕には"COAGULA"の文字が描かれている。
- 英語名は《魔法名−「大いなる獣」》と対になっており、最後を意味するΩに対しαは最初を意味する。
魔術において、「大いなる獣」はクロウリーが自らの理想として名乗った目標到達点であったのに対し、「解体と統合」は魔術・科学の礎となった錬金術の基礎理論であり、終わりと始まりという表現は概ね一致していると言えるか。
- コナミのゲーム作品において―
マスターデュエルでは、TCGで登場するよりも前に実装されており、英語名はこちらで先に判明していた。
関連カード †
―イラスト関連
収録パック等 †
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