遊戯王カードWiki - 《夢見るネムレリア》

《夢見(ゆめみ)るネムレリア/Dreaming Nemleria》 †

ペンデュラム・特殊召喚・効果モンスター
星１/光属性/天使族/攻   0/守1500
【Ｐスケール：青８/赤８】
(1)：１ターンに１度、自分メインフェイズに発動できる。
自分のデッキ・墓地から「ネムレリア」永続魔法カード１枚を選んで自分フィールドに表側表示で置き、
このカードをＥＸデッキに表側表示で加える。
この効果を発動するターン、自分は「夢見るネムレリア」を特殊召喚できない。
【モンスター効果】
このカードは通常召喚できない。
このカードがＥＸデッキに表側表示で存在し、
自分のＥＸデッキに「夢見るネムレリア」しか存在しない場合のみ特殊召喚できる。
自分は「夢見るネムレリア」を１ターンに１度しか特殊召喚できない。
(1)：このカードが特殊召喚に成功した場合に発動できる。
裏側表示で除外されている自分のカード３枚につき１枚まで、
相手のフィールド・墓地のカードを選んで裏側表示で除外する。
その後、この効果で除外したカードの数だけ裏側表示で除外されている自分のカードを選んでデッキに戻す。

　CYBERSTORM ACCESSで登場した光属性・天使族の特殊召喚・ペンデュラムモンスター。
　以下の召喚条件、効果外テキスト、ペンデュラム効果、モンスター効果を持つ。

通常召喚できず、ＥＸデッキが表側表示の同名カードのみ存在する場合にＥＸデッキから特殊召喚できる召喚条件。
同名カードは１ターンに１度しか特殊召喚できない効果外テキスト。
メインフェイズにデッキ・墓地のネムレリア永続魔法を表側表示で置き、このカードをＥＸデッキに表側表示で加えるペンデュラム効果。
特殊召喚に成功した場合に自分の裏側表示で除外されているカード３枚につき１枚相手のフィールド・墓地のカードを裏側表示で除外し、その枚数だけ裏側表示で除外されている自分のカードをデッキに戻す誘発効果。

　特殊召喚モンスターなので通常のペンデュラム召喚は行えない。
　自身（及び同名カード）のみがエクストラデッキに存在し、それ以外が存在しない事が召喚条件となっている。
　従って、まずこのカードをエクストラデッキに加え、尚且つ他のエクストラデッキのカード全てを予め取り除いておく下準備が必要。
　後者に関してはエクストラデッキを初めから０枚にする方法もあるが、それでは他のネムレリアと相性が悪く、自身のモンスター効果も活きにくい。
　【ネムレリア】では基本的には他のエクストラデッキを処理しきった後に特殊召喚を狙うことになるだろう。
　ただし、15枚フルに用意すると処理する枚数が多くなるため、予め何枚か減らしておくことは検討しても良い。
　当然ながら他のペンデュラムモンスターを採用することはできず、それに伴いペンデュラムモンスターのサポートカードの枚数にも気を配る必要がある。

　自身をエクストラデッキに加えるには下記のペンデュラム効果が扱いやすく、そのステータスからサーチ手段も豊富。
　デッキから直接送る場合は上記の理由から《ヘビーメタルフォーゼ・エレクトラム》が出しづらいこともあり、《ペンデュラム・トレジャー》が有効。
　エクストラデッキを削る手段はネムレリアカードの効果で裏側表示で除外するのが最も効率的。
　それ以外では、《強欲で金満な壺》・《金満で謙虚な壺》等も大量に裏側表示で除外できるドローソースであるため、相性が良い。
　《百万喰らいのグラットン》・《魔獣の大餌》であれば枚数に関係なく自身のエクストラデッキを全て裏側表示で除外できる。

　【除外ビートダウン】で最初からエクストラデッキを０枚にして特殊召喚を狙うという手もある。
　この場合、ペンデュラム効果を発動するための《ネムレリアの寝姫楼》か、ペンデュラム効果に頼らず自身をエクストラデッキに加えられる《夢現の寝姫－ネムレリア・レアリゼ》や《ペンデュラム・トレジャー》とのセット採用が求められる。
　モンスター効果のための裏側表示で除外はネムレリア以外のカードに頼ることになる。
　召喚条件を素早く満たせるのが魅力である一方、本来このデッキで使用できた《強欲で金満な壺》・《百万喰らいのグラットン》などの有力カードの使用ができない（難しい）のが欠点と言える。

　ペンデュラム効果はネムレリア永続魔法の用意と自身をエクストラデッキに加える効果。
　上記の通り自身の召喚条件を満たすためにも、手札のこのカードはこのペンデュラム効果でエクストラデッキに加えるのが第一の動きとなる。
　現在置けるネムレリア永続魔法は《ネムレリアの寝姫楼》のみのため、あちらがデッキか墓地になければ発動できない点は注意。
　発動さえできれば、あちらの効果でエクストラデッキ２枚を裏側表示で除外できるため上述の召喚条件を整えるのに役立ち、更に獣族のネムレリア２体をサーチしてその特殊召喚にまで繋げられる。

　モンスター効果は裏側表示で除外されているカードの枚数に応じた相手のフィールド・墓地のカードの裏側表示での除外。
　上述の通りネムレリアカードを使えば自分のエクストラデッキのカードを裏側表示で除外できるため、それによって相手のカードの大量除去の下準備が可能。
　上述したカードの他にも自身のカードを大量に裏側表示で除外できる《強欲で貪欲な壺》・《機巧蛇－叢雲遠呂智》等とも相性が良い。
　《スモール・ワールド》とも相性が良く、モンスターを裏側表示で除外しつつレベル１モンスターを経由する事で、このカードと《百万喰らいのグラットン》を使い分けられる。
　これらによってメインデッキのカードも裏側表示で除外しておけば、後半の処理で戻すカードにそれを選ぶことで、次のターンもこのカードの特殊召喚を狙いやすい。

ザ・ヴァリュアブル・ブックEX4によると世界のどこかにある伝説の塔で一人で暮らしているお姫様。
首のペンダント「ネムレリアンシード」によって彼女の見る夢が現実世界で実体化し、現実世界を騒がせているが、本人は全く知らない様子。

イラストでは、幼い女の子がベッドの上で寝ている様子が描かれている。
- 《寝姫の甘い夢》ではしっかりと布団に入って眠っているが、このカードではかけ布団が存在せず、大股を広げてよだれを垂らして寝ている。
  寝相の悪さは相当なもののようだ。

カードデザインとしては、ＥＸデッキをベッドや布団などの寝具に見立てていると思われる。
ＥＸデッキに１人表側表示で存在する様子を、ベッドで寝ている状況に置き換えているのだろう。
ペンデュラム効果はベッドに入って眠り夢を見る様子を、召喚条件は布団が無くならなければ起きない寝付きの良さを、効果は寝起きの悪さと再度布団を被って寝ようとする様子を表現しているものと思われる。

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