《無情の抹殺/Ruthless Denial》 †
通常魔法
自分フィールド上に存在するモンスター1体を選択して発動する。
選択した自分のモンスターを墓地へ送り、
相手の手札をランダムに1枚墓地へ送る。
デュエリストパック−ヘルカイザー編−で登場した通常魔法。
自分フィールドのモンスターを墓地へ送ると同時に、相手の手札をランダムに墓地へ送る効果を持つ。
汎用的なハンデスカードだが、墓地へ送るモンスターとこのカードの2枚を消費するため、発動するとカード・アドバンテージで損をするし、不要なモンスターを用意する手間も必要になる。
そのうえ墓地へ送る相手の手札がランダムで、ピーピングもできない。
ハンデスを厳しく規制している現在でも、《マインドクラッシュ》を筆頭に、1:1交換に持ち込みやすかったり、手軽に発動でき、狙ったカードをハンデスできるものは存在しており、それらに見劣りしている。
通常魔法なことは多少評価できるが、ランダムなので手札誘発などを的確に撃ち抜く運用にはやはり適していない。
《精神操作》などで奪ったモンスターや自壊するモンスターなどを使えば効率は良いが、それ自体を目的とするならリンク素材などの手軽な方法を整えた方が良い。
なお、自分フィールドのモンスターを墓地へ送るのはコストではなく効果である。
そしてこの効果の墓地へ送る処理とハンデスの処理は、一連の効果ではなく同時に処理する効果である。
そのため、《クロス・ポーター》等の墓地へ送られた時に発動する任意効果もタイミングを逃す事なく使用できる。
シャドールならば墓地へ送られた効果を発動しつつハンデスを行えるため相性が良い。
- カード名からは残忍なイラストを想像してしまうが、実際は何故か「ローラースケートを履いたアメリカンフットボール」という架空の競技のイラストである。
さすがに、カード名通りの残虐表現にするのは不味かったのだろう。
- 1975年に制作されたアメリカの映画『ローラーボール』には似たような競技が登場する。
関連カード †
収録パック等 †
FAQ †
Q:墓地へ送る自分のモンスターを選択するタイミングはいつになりますか?
A:対象をとる効果で発動時に選択します。(10/06/18)
Q:自分のモンスターを墓地へ送るのはコストですか?
A:効果処理時なので効果にあたります。
Q:墓地へ送るのとハンデスは同時ですか?
A:はい、同時です。(10/07/21)
Q:《マクロコスモス》が存在する時に対象に選択したモンスターが墓地へ送られずに除外されました。
手札を墓地へ送る効果は適用されますか?
A:いいえ、適用されません。(10/06/19)
Q:モンスタートークンを対象にして発動することは可能ですか?
A:モンスタートークンを墓地へ送る処理はできますが、墓地へ送られず消滅しますので手札を墓地へ送る効果は適用されません。(08/11/09)
Q:ペンデュラムモンスターを対象にして発動することは可能ですか?
A:ペンデュラムモンスターを対象にする事は可能ですが、そのモンスターはエクストラデッキに加わり墓地へ送る処理はできませんので、手札を墓地へ送る効果は適用されません。(14/10/01)
Q:罠モンスターを対象にして発動することは可能ですか?
A:問題なく処理を行います。(08/11/09)
Q:効果処理時に相手の手札が0枚になった場合も自分のモンスターを墓地へ送りますか?
A:はい、その場合でも墓地へ送ります。(10/06/18)
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