夜霧(よぎり)のスナイパー/Cloak and Dagger》

永続罠
モンスターカード名を1つ宣言する。
宣言したモンスターを相手が召喚・特殊召喚・リバースした場合、
宣言したモンスターとこのカードをゲームから除外する。

 STRIKE OF NEOSで登場した永続罠
 カードの発動時にモンスター名宣言して、宣言したモンスター相手召喚特殊召喚リバースした場合、そのモンスター除外し、自身も自壊する効果を持つ。

 使い捨ての《禁止令》に近い効果を持つ。
 特定のモンスターに対するメタとしては、基本的に《禁止令》に劣る。
 《禁止令》魔法・罠カードにも対応しており、このカードのように除外される事を覚悟で強引に突破される事もない。
 相手が《死者蘇生》などの特殊召喚を行うカード発動した時に、その対象モンスター宣言して発動すれば確実に除外できるが、《奈落の落とし穴》で十分である。

 このカード独自の性質としては、除外処理がカードの発動ではなく効果の発動であるという点が挙げられる。
 「モンスター効果の発動魔法・罠カード発動」を無効にできるカードは多いが、魔法・罠カード効果の発動無効にできるカードは少ない。
 そのため、チェーンブロックを作る特殊召喚行為にチェーンして発動し、特殊召喚されるモンスター宣言してしまえば、フィールドに出た直後に除外されるのである。
 例えば儀式魔法チェーンして《神光の宣告者》《崇光なる宣告者》宣言すれば、魔法・罠カード効果の発動無効にできない《神光の宣告者》等は除外される。
 ただ、罠カードなので先にこのカードセットしておかないと使えないため、高速化した現在の環境ではメタになるかは微妙。

  • 英語名の「Cloak and Dagger」は『スパイ活動』の意。
    直訳すると「外套と短剣」になる。
  • イラストには、スナイパーライフルのものと思われるスコープで、誰かに狙いを定めた様子が描かれている。
    海外版では照準マークが消されており、単に望遠鏡か何かで監視している様子にも見えるように修正されている。
    ちなみに、遊戯王ONLINE DUEL EVOLUTIONに実装された直後は、イラストの人物が風船を持っており、そちらを狙っているというイラストだった。
    しかし、これでも銃で狙撃しようとしている事には変わりない為か、すぐに実物と同じイラストに差し替えられてしまった。
    なお、《戦士抹殺》にも似たような照準マークがあるが、それの海外版は修正されていない。
  • コナミのゲーム作品において―
    WCS2007』および『WCS2008』ではバグがあるため、世界大会専用禁止・制限カードリストでは禁止カードに指定されている。
    • 『デュエルリンクス』では2023年4月3日に登場したパックで収録され、それによりゲーム上で初めてカード名を宣言するカードプレイできるようになった。
    • しかし、未実装のカードがリストの中に含まれているバグが確認されており、宣言の処理の難しさが窺える。

関連カード

収録パック等

FAQ

Q:このカード除外する効果対象をとる効果ですか?
A:いいえ、対象をとらない効果です。(07/11/19)

Q:宣言除外チェーンブロックを作りますか?
A:除外する効果チェーンブロックが作られます。(10/10/02)

Q:ダメージステップでも除外する効果発動しますか?
A:はい、発動します。

Q:宣言したモンスター攻撃された時にリバースした場合、どのタイミングで除外しますか?
A:ダメージ計算後除外します。

Q:宣言したモンスター《地獄の暴走召喚》等により複数体特殊召喚された場合、全て除外しますか?
A:はい、全てを除外します。

Q:このカード《人造人間−サイコ・ショッカー》除外する事はできますか?
A:いいえ、無効にされ、意味のないカードとして残り続けます。

Q:このカード《奇跡のジュラシック・エッグ》除外することはできますか?
A:いいえ、除外することはできません。
  なお、効果発動したこのカード除外されます。(12/11/18)

Q:《ジェネティック・ワーウルフ》宣言したこのカード適用中に《人造人間−サイコ・ショッカー》召喚されました。
  《人造人間−サイコ・ショッカー》除去した後に《ジェネティック・ワーウルフ》召喚された場合、それを除外できますか?
A:はい、できます。
  《人造人間−サイコ・ショッカー》効果によって《夜霧のスナイパー》の効果無効になった場合でも、《人造人間−サイコ・ショッカー》フィールド上から離れた場合、再度《夜霧のスナイパー》の効果適用されます。
  よって、その後《ジェネティック・ワーウルフ》召喚された場合、《夜霧のスナイパー》の効果によって、除外されます。(08/09/25)

Q:このカードの発動前にフィールド上に宣言したモンスターが存在した場合、除外効果発動時除外されますか?
A:いいえ、除外されるのはこのカードの発動後に召喚されたモンスターのみです。(14/06/11)

Q:除外する効果処理時宣言したモンスターフィールドに存在しなくなった場合でもこのカード除外されますか?
A:はい、除外されます。(14/12/27)

Q:除外する効果処理時宣言したモンスター裏側表示になった場合、そのモンスター除外されますか?
A:いいえ、モンスター除外されず、このカードのみが除外されます。(14/12/29)

Q:自分発動したこのカード宣言したモンスター相手フィールド裏側表示で存在します。
  このモンスター自分カードによってリバースした場合、このモンスター除外されますか?
A:調整中(19/04/26)

Q:自分発動したこのカード宣言したモンスター自分フィールド裏側表示で存在します。
  このモンスター相手カードによってリバースした場合、このモンスター除外されますか?
A:調整中(19/04/26)

Q:《サイバー・ドラゴン》宣言したこのカードが存在する時に《プロト・サイバー・ドラゴン》召喚された場合、その《プロト・サイバー・ドラゴン》とこのカード除外しますか?
A:はい、《プロト・サイバー・ドラゴン》効果は直ちに適用され「《サイバー・ドラゴン》召喚した」という扱いになるため、《プロト・サイバー・ドラゴン》とこのカード除外します。(20/02/13)

Q:《夜霧のスナイパー》で《アームド・ドラゴン・サンダー LV7》宣言しています。
  この状況で《死者蘇生》使用《アームド・ドラゴン・サンダー LV7》墓地から特殊召喚した場合、《夜霧のスナイパー》の効果発動しますか?
A:ご質問の場合、《夜霧のスナイパー》の効果発動しません。(21/02/11)


Tag: 《夜霧のスナイパー》 永続罠

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