(つばさ)恩返(おんがえ)し/Wing Requital》

通常魔法
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
(1):自分フィールドのモンスターが、鳥獣族モンスターのみで、
元々のカード名が異なるモンスター2体以上の場合、600LPを払って発動できる。
自分はデッキから2枚ドローする。

 ANIMATION CHRONICLE 2021で登場した通常魔法
 自分フィールドモンスターが元々のカード名が異なる鳥獣族2体以上のみの場合にライフコストと引き換えに2枚ドローする効果を持つ。

 鳥獣族にはカテゴリ単位でも展開力に優れたBFRRLLシムルグ等が存在しており、発動条件を満たすのは難しくない。
 発動条件コストの緩さの割に、その他の制約なく2枚のドローが可能なのは破格であり、【鳥獣族】系統のデッキならばどんなデッキでも採用しやすい。
 元々のカード名を指定しているため、《ハーピィ・レディ》として扱うモンスターが多い【ハーピィ】でも使用できる。
 鳥獣族以外のモンスターを併用しにくくなるのがネックであるが、そのデメリットを差し引いても《強欲な壺》とほぼ変わらないドローソースとなるだろう。
 ライフコストも存在するが、さほど多くはないので影響は少ない。

 ただし、ある程度展開していなければ使えず、キーカードを引き込む初動としての働きは難しい。
 また裏側表示モンスターがいる場合も「自分フィールドモンスターが、鳥獣族モンスターのみ」という発動条件が満たせなくなるため、発動できない。
 こちらが【鳥獣族】だとわかった時点で相手が1体目の鳥獣族裏側表示にするなど狙い撃ってくる可能性もあり、そうなるとドローと展開が両方妨害され、動きが止まりかねないので注意。

  • 元ネタは日本の童話の「鶴の恩返し」だろう。
    文献や伝承によって差異はあるが、「主人公の男性が罠にかかった鶴を助け、その鶴が正体を隠して女性に化けて主人公に恩を返す」という物語が一般的。
    イラストは「正体を見られた鶴が男性の元から立ち去る」という童話のクライマックスをモデルにしていると思われる。
    ライフコストを払うのは、鶴が自分の羽根を使用して機織りを行ったことで化けた女性が痩せてしまったことから来ているのかもしれない。
  • アニメではOCG版にあるターン発動回数制限について言及されておらず、テキストも大きく映らなかったため存在したかは不明。
    また、アニメではイラストも小さくほぼ見えなかったため、《聖鳥クレイン》が描かれていることはOCG化によって初めて明らかとなった。

関連カード

イラスト関連

種族指定ドローソース

このカードを使用する代表的なデッキ

収録パック等


Tag: 《翼の恩返し》 魔法 通常魔法

広告