遊戯王カードWiki - 《霊魂鳥

《霊魂鳥(エスプリット・バード)－伝鳩(つたえばと)/Shinobird Pigeon》 †

スピリット・効果モンスター
星４/風属性/鳥獣族/攻1000/守1800
このカードは特殊召喚できない。
(1)：１ターンに１度、このカード以外の
フィールドのスピリットモンスター１体を対象として発動できる。
そのモンスターを持ち主の手札に戻す。
(2)：このカードが召喚・リバースしたターンのエンドフェイズに発動する。
このカードを持ち主の手札に戻す。

　レイジング・テンペストで登場した風属性・鳥獣族の下級スピリットモンスター。
　スピリットモンスター共通の召喚条件・誘発効果と、スピリットモンスターをバウンスする起動効果を持つ。

　元々スピリットモンスターは手札に戻る効果を持っているためフィールドに残らず、このカードを活かせる場面はほとんどない。
　一応、(1)の効果を発動できれば、《霊魂の円環》や《スピリットの誘い》の除去効果を自分メインフェイズに発動できる。
　さらに、戻したスピリットモンスターが風属性ならば、《霞の谷の神風》や《霊魂の拠所》のトリガーにもなる。

　このカード自身は(1)の効果の対象にできないので、(1)の効果を発動するには他のスピリットモンスターも展開する必要がある。
　《カラテ魂ＫＵＲＯ－ＯＢＩ》などなら風属性の上、特殊召喚して並べられるため相性が良い。
　エクストラモンスターゾーンにペンデュラム召喚した場合にバウンスし、再利用することもできる。

《霊魂鳥神－彦孔雀》や《霊魂鳥神－姫孔雀》とは一応シナジーがあり、霊魂鳥神の儀式召喚成功時の効果でこのカードを特殊召喚すれば、霊魂鳥神を対象に(1)の効果を発動できる。
上記の通り、《霊魂の円環》や《霞の谷の神風》等のトリガーになる他、霊魂鳥神をメインフェイズに手札に戻すことで、再度儀式召喚を狙うことができる。
また、霊魂鳥神の効果で特殊召喚したスピリットモンスターはエンドフェイズに手札に戻らないので、(1)の効果の対象として活かしやすい。

モチーフは「伝書鳩」だろう。
遠隔地からの通信・輸送に利用するために訓練された鳩のことである。
あらかじめ遠隔地に輸送した鳩の脚に文書や小さな荷物を入れた筒を付けて野外に放つことで、鳩の帰巣本能を利用して元の巣に戻らせることで物資を運搬させる。
1960年代ごろまでは広く使われていたが、現在では他の輸送手段に取って代わられており、現在では競技化した「レース鳩」として一部に残るのみとなっている。

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