《煉獄の釜/Void Cauldron》 †
永続罠
(1):自分フィールドの、「インフェルニティ」モンスターまたは
ドラゴン族・闇属性・レベル8のSモンスターが相手の効果で破壊される場合、
代わりに自分の墓地の「インフェルニティ」カード1枚を除外できる。
(2):自分の手札が0枚ではない場合、このカードは墓地へ送られる。
PREMIUM PACK 2021で登場した永続罠。
インフェルニティモンスターかドラゴン族・闇属性・レベル8シンクロモンスターが効果破壊される場合に墓地のインフェルニティを身代わりに除外できる効果、手札が0枚でない時に墓地へ送られる効果を持つ。
【インフェルニティ】の中でも《煉獄龍 オーガ・ドラグーン》や《ヴァレルロード・S・ドラゴン》による制圧を狙うシンクロ召喚型で用いることになる。
効果による除去は上記の制圧要員自身や《インフェルニティ・バリア》で無効化する手もあるが、こちらは効果破壊を複数回防ぐことができ、制圧力を強めることが可能。
また《インフェルニティ・バリア》・《インフェルニティ・サプレッション》などとは違ってフィールドにインフェルニティを必要としないため、それらのシンクロモンスターだけでも機能し得る。
もっとも、無効化までには対応しきれないため、大量展開された制圧モンスターへのメタとなる《禁じられた一滴》や《冥王結界波》などにまで対策するならそれらの併用も必要になる。
墓地コストとしてインフェルニティを除外する必要があるが、展開の中で自然と用意できる上、一度に何体破壊される場合でも1枚の除外で済むのでよほど使いすぎなければ蘇生の支障にもならないだろう。
だが(2)の効果により、自分のドローフェイズ時や《インフェルニティ・デーモン》のサーチ効果で自壊する。
基本的には1相手ターンのみの使い切りとなるので、相手の効果破壊にチェーン発動し、1:1交換が成立する様に運用することになるか。
《インフェルニティ・ポーン》や《No.60 刻不知のデュガレス》など、ドローフェイズをスキップするカードや、通常のドローを行う代わりに処理を行うカードを用いれば自壊を回避し次のターン以降も維持できる。
同時に手札0を維持することで、《煉獄龍 オーガ・ドラグーン》の制圧の隙も埋められる。
しかしそもそも【インフェルニティ】は初期手札を使い切って0枚にし、そこから《インフェルニティ・デーモン》の蘇生とサーチを繰り返して盤面を築くのが基本戦術である。
そのため、《インフェルニティ・デーモン》ないし他の墓地効果でサーチが可能なカードでなければ、初期手札に来ないとデッキに眠ったままになる可能性が高い。
自壊デメリットの有無に関わらず、【インフェルニティ】ではサーチ手段のない防御カードを入れる余地がないのが実情である。
このカードは《インフェルニティ・ポーン》によるセットは可能だが次のドローフェイズ以降になるため、あちらでセットした頃には制圧盤面を維持できているか、切り返されて該当のモンスターがいない盤面になることが多い。
インフェルニティモンスターについては《インフェルニティ・ビショップ》でも守ることができる。
関連カード †
―イラスト関連
収録パック等 †
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