【キャノンバーン】 †
あらゆる角度から《キャノン・ソルジャー》の弾を確保し、バーンを行うデッキ。
古くは2000年のアジアチャンピオンが使用したこともある由緒正しきデッキである。
元々は《キャノン・ソルジャー》軸のデッキを指す名称であったが、現在は射出を行うデッキ全般を指すようになっている。
《キャノン・ソルジャー/Cannon Soldier》
効果モンスター(禁止カード)
星4/闇属性/機械族/攻1400/守1300
自分フィールド上に存在するモンスター1体をリリースする事で、
相手ライフに500ポイントダメージを与える。
【キャノンバーン】というデッキ名にこそなっているが、カードプールの増加に伴い、《キャノン・ソルジャー》に拘る必要はなくなっている。
更に、当の《キャノン・ソルジャー》と《トゥーン・キャノン・ソルジャー》が18/07/01において禁止カードになっており、それらを使用する構築は運用できなくなっている。
射出のページを参考にしながら、デッキコンセプトに合わせたものを選択しよう。
なお、現在は種族・属性などの縛りと1ターンに1度の制限の両方がない射出カードは全て禁止カードに指定されている。
そのため、射出したいモンスターに対応する射出カードが存在しなければ、種族・属性を変更する必要がある。
最も汎用性の高かったものは、禁止カードにまでなった《ダーク・ダイブ・ボンバー》(エラッタ以前)であろう。
シンクロ召喚を組み込んだデッキであれば、腐る事なく容易に1ターンキルを狙えたのである。
例えば【増草剤1キル】は、【植物族】に《ダーク・ダイブ・ボンバー》を採用するだけでも成り立っていた。
《ファイアウォール・ドラゴン》を組み込むことで《血の代償》の様に下級モンスターを特殊召喚し続けられ、《暗黒プテラ》やガジェットを用いたものは同じような動きで1ターンキルが可能だったが、《ファイアウォール・ドラゴン》が19/01/01で禁止カード指定を受け21/01/01で同名カードの発動制限などのエラッタで禁止解除されたためこの動きは不可能となった。
《ゾンビ・マスター》の蘇生を初めとしたアンデット族特有の展開力を活かし、《プリーステス・オーム》で射出をするデッキ。
詳しくは該当ページ参照。
【ギガプラ1キル】 †
- 《超合魔獣ラプテノス》、《ギガプラント》2体(A、Bとする)、射出カードを並べる。
- 《ギガプラント》(B)を射出。
- 《ギガプラント》(A)で《ギガプラント》(B)を蘇生。
- 《ギガプラント》(A)を射出。
- 《ギガプラント》(B)で《ギガプラント》(A)を蘇生。2.へ戻る。
- 《D・テレホン》2体(A、Bとする)、射出カードを並べる。
- 《D・テレホン》(B)を射出。
- 《D・テレホン》(A)で《D・テレホン》(B)を蘇生。
- 《D・テレホン》(A)を射出。
- 《D・テレホン》(B)で《D・テレホン》(A)を蘇生。2.へ戻る。
2枚の《XX−セイバー フォルトロール》と《XX−セイバー レイジグラ》による無限ループを利用する。
詳しくは該当ページ参照。
【継承の印1キル】 †
- 射出カード、墓地に《宇宙砦ゴルガー》を3枚(いずれかが蘇生制限を満たしていればよい)、手札に《継承の印》を揃える。
- 《継承の印》で《宇宙砦ゴルガー》を蘇生し、効果で装備している《継承の印》をバウンスする。
- 効果を使った《宇宙砦ゴルガー》を射出。2.に戻る。
【ボルト・ヘッジホッグ1キル】 †
《王宮の鉄壁》で《ボルト・ヘッジホッグ》が除外されるのを防ぎつつ、延々とそれを射出していく無限ループを利用したデッキ。
チューナーは《ボルト・ヘッジホッグ》とレベル2サポートを共有でき、《王宮の鉄壁》とも相性がいい《ゾンビキャリア》がいいだろう。
《成金ゴブリン》やスプライト等を利用して《ボルト・ヘッジホッグ》、チューナー、射出効果を持つモンスターを素早く並べたい。
《ボルト・ヘッジホッグ》を直接射出できるモンスターは存在しないため、属性変更をするか《ボルト・ヘッジホッグ》を2体用意してエクシーズモンスター・リンクモンスターを絡める必要がある。
その場合《プリーステス・オーム》のダメージ効率が良く、自身を除いて9体分のリリースを確保できれば勝利できる。
縛りのない2体で出せるランク2の闇属性エクシーズモンスターは3種類以上存在し、これらを利用すれば《王宮の鉄壁》なしで1ターンキルが成立する。
射出カードにアクセスできない場合の動きとしてこちらも参考にしたい。
現在は構築不可能なデッキ †
キーカードが禁止カードとなったりエラッタを受けたため、構築が不可能・困難となったものを紹介する。
《魔導サイエンティスト》で7体の融合モンスターを特殊召喚し《カタパルト・タートル》で射出する事を目標としたデッキ。
世界大会でも流行し、究極の【キャノンバーン】とも言える。
《混沌の黒魔術師》の魔法カードをサルベージする効果を利用して無限ループを行うデッキ。
《カタパルト・タートル》を使った無限ループではないタイプや、《王宮の鉄壁》を使ったタイプも存在する。
詳しくは該当ページ参照。
【増草剤1キル】 †
《氷結界の龍 ブリューナク》・《生還の宝札》・《増草剤》、そして射出カードで決める1ターンキル。
- 《増草剤》で適当な植物族モンスターを蘇生。《生還の宝札》で1ドロー。
- 《氷結界の龍 ブリューナク》で《増草剤》を手札に戻す。
- 植物族モンスターを射出。1.に戻る。
【ゾンビキャリア1キル】 †
- 《ゾンビキャリア》を墓地へ送る。
- 《王宮の鉄壁》と《生還の宝札》を発動。
- 手札1枚をデッキトップに戻し、《ゾンビキャリア》を蘇生。
- 《生還の宝札》の効果で1枚ドロー。
- 射出カードで《ゾンビキャリア》を射出。
- 《王宮の鉄壁》がフィールドにあるため、「墓地へは送られずゲームから除外される」という効果が無効となり墓地へ送られる。
- 以下、2.に戻る
【ボルト・ヘッジホッグ1キル】に絡めることもできる。
損失のない無限ループであるため、《成金ゴブリン》も採用圏内である。
この場合むやみに《王宮の鉄壁》を発動させるのはできるだけ避けよう。
下手をすると相手の《ゾンビキャリア》を無限に蘇生させられてしまうからである。
【キャノンプテラ1キル】 †
《暗黒プテラ》と《血の代償》とのコンボによる無限ループを狙う。
詳しくは《血の代償》を参照。
【ガジェットバーン】 †
- 自分フィールドに射出カードと《血の代償》を、手札にガジェットどれか1体、《貪欲な壺》3枚を揃える。
- 手札のガジェットを通常召喚する。これによりデッキから特定のガジェットを手札に加える。
- 射出カードでガジェットを射出。
- 《血の代償》の効果でさっき加えたガジェットを通常召喚。効果で特定のガジェットを手札に加える。
- 3.に戻って墓地にガジェットが5体以上、手札にガジェットが1枚存在という状態になるまで繰り返した後、《貪欲な壺》を発動。
- 以下、3.に戻って繰り返し。
※相手よりライフポイントが1以上多くないとライフコストが足りなくなる。
また、《ダイガスタ・エメラル》によって墓地のガジェットと《ダイガスタ・エメラル》をデッキに戻す事で、デッキ内のガジェットを切らさずに無限ループを達成する事もできる。
ただし《ダイガスタ・エメラル》のエクシーズ召喚を行う都合上、単純に考えて弾数が半分になるため、何らかのライフ回復が必要である。
【イレカエル1キル】 †
【ガエル】の一種で《イレカエル》で大量のガエルを墓地へ送り、《粋カエル》の自己再生でリリースを確保する1ターンキルデッキ。
高い展開能力を持ち《血の代償》と同等あるいはそれ以上となる《ファイアウォール・ドラゴン》を軸としたタイプ。
無限ループあるいは大量展開による1ターンキルが可能なる領域にあり、最終的に4枚もの射出持ちカードを禁止カードへ送り込むことになった。
第2期環境中盤で活躍したデッキ。
《苦渋の選択》によってエラッタ前の《キラー・スネーク》を一気に墓地へと叩き込み、射出の玉数を稼ぐ。
補助には《血の代償》が採用されており、《キラー・スネーク》は壁モンスターとしても機能する等臨機応変な戦いが可能。
ただし、早期決着する構成ではないので、(当時としては)攻撃力を上げやすかった《ムカムカ》や、各種魔法カード・罠カードでアドバンテージを広げる戦い方を主軸とした。
サンプルレシピ †
代表的なカード †
関連リンク †