【ローズ・ドラゴン】 -遊戯王カードWiki

【ローズ・ドラゴン】 †

デッキの概要 †

　ドラゴン族で統一されたローズ・ドラゴンを主軸としたシンクロ召喚系のビートダウンデッキ。
　ローズ・ドラゴンはいずれも植物族に関連した効果を持っているため、効果を活かす場合は必然的に種族混成デッキとなる。
　多彩なサポートカードにより、《ブラック・ローズ・ドラゴン》を全体除去用のリセットカードとしてだけではなく、維持してアタッカーとしても運用するのが特徴。

《ブラック・ローズ・ドラゴン/Black Rose Dragon》
シンクロ・効果モンスター
星７/炎属性/ドラゴン族/攻2400/守1800
チューナー＋チューナー以外のモンスター１体以上
(1)：このカードがＳ召喚に成功した時に発動できる。
フィールドのカードを全て破壊する。
(2)：１ターンに１度、自分の墓地から植物族モンスター１体を除外し、
相手フィールドの守備表示モンスター１体を対象として発動できる。
その相手の守備表示モンスターを表側攻撃表示にし、その攻撃力はターン終了時まで０になる。

《ホワイトローズ・ドラゴン/White Rose Dragon》
効果モンスター
星４/闇属性/ドラゴン族/攻1200/守1000
このカード名の(1)(3)の効果はそれぞれ１ターンに１度しか使用できない。
(1)：自分フィールドにドラゴン族または植物族のチューナーが存在する場合に発動できる。
このカードを手札から特殊召喚する。
(2)：このカードが召喚に成功した時に発動できる。
自分の手札・墓地から「ホワイトローズ・ドラゴン」以外の「ローズ・ドラゴン」モンスター１体を選んで特殊召喚する。
(3)：このカードがＳ素材として墓地へ送られた場合に発動できる。
デッキからレベル４以上の植物族モンスター１体を墓地へ送る。

《レッドローズ・ドラゴン/Red Rose Dragon》
チューナー・効果モンスター
星３/闇属性/ドラゴン族/攻1000/守1800
このカード名の効果は１ターンに１度しか使用できない。
(1)：このカードがＳ素材として墓地へ送られた場合に発動できる。
手札・デッキから「レッドローズ・ドラゴン」以外の「ローズ・ドラゴン」モンスター１体を特殊召喚する。
このカードが「ブラック・ローズ・ドラゴン」または植物族ＳモンスターのＳ素材として墓地へ送られた場合には、
さらに「冷薔薇の抱香」または「漆黒の薔薇の開華」１枚をデッキから手札に加える事ができる。

《ブルーローズ・ドラゴン/Blue Rose Dragon》
効果モンスター
星４/闇属性/ドラゴン族/攻1600/守1200
(1)：フィールドのこのカードが破壊され墓地へ送られた時、
自分の墓地の、「ブラック・ローズ・ドラゴン」
または植物族モンスター１体を対象として発動できる。
そのモンスターを特殊召喚する。

デッキ構築に際して †

メインデッキのモンスターについて †

―ローズ・ドラゴン
　闇属性・ドラゴン族で統一され、レベル３のチューナーとレベル４の非チューナーで構成される。

• 非チューナー
  
  • 《ホワイトローズ・ドラゴン》
    有用な３種の効果を持つ、このデッキの潤滑油となる存在。
    ドラゴン族か植物族のチューナーがいれば手札から特殊召喚でき、そのままシンクロ召喚できる。
    召喚成功時には手札・墓地から同名カード以外のローズ・ドラゴンを特殊召喚でき、シンクロ召喚やエクシーズ召喚などに繋げることが可能。
    これら２種の効果でこのカードと《レッドローズ・ドラゴン》を並べ、シンクロ召喚しつつローズ・ドラゴンを特殊召喚し、更なる展開へ繋げるのがこのデッキの基本戦術である。
    シンクロ素材として墓地へ送られた場合、デッキからレベル４以上の植物族を墓地へ送れるため、植物族の豊富な蘇生手段を活かし易い。
    ただし、メインデッキのローズ・ドラゴンの中で唯一《ロクスローズ・ドラゴン》の(1)及び《薫り貴き薔薇の芽吹き》の(2)に対応していないのは欠点。
    

• 《ブルーローズ・ドラゴン》
  フィールドで破壊され墓地へ送られた時、《ブラック・ローズ・ドラゴン》か植物族１体を蘇生できる。
  《ブラック・ローズ・ドラゴン》のシンクロ素材とした《レッドローズ・ドラゴン》の効果で特殊召喚し、そのまま全体除去に巻き込むのが基本。
  自爆特攻でも発動できるため、フィールドの状況に応じて使い分けられる。
  

• チューナー
  
  • 《レッドローズ・ドラゴン》
    シンクロ素材として墓地へ送られた場合に同名カード以外のローズ・ドラゴンを手札・デッキから特殊召喚できる。
    自身がチューナーのため条件を満たすのは容易であり、シンクロ召喚したシンクロモンスターとで更なる上位のシンクロ召喚も可能。
    《ブラック・ローズ・ドラゴン》か植物族シンクロモンスターのシンクロ素材となっていれば、更に下記のどちらかを追加サーチできる。
    シンクロ素材にするだけで大幅なカード・アドバンテージを獲得できるため重要度は高いが、自身を展開する効果は無いので他のカードで展開を補いたい。
    
    • 《冷薔薇の抱香》：特殊召喚したローズ・ドラゴンをコストに下級植物族をサーチ可能。
      
    • 《漆黒の薔薇の開華》：発動にフィールド魔法を要するため、ある程度特化した構築でのサーチ候補となる。
      

• 《ロクスローズ・ドラゴン》
  召喚・特殊召喚に成功した場合に《ブラック・ローズ・ドラゴン》のサポートカードをサーチできるため初動要員として有用。
  筆頭候補は《薫り貴き薔薇の芽吹き》であり、墓地だけでなく手札からも展開できるので、墓地が肥えてない１ターン目でも機能する。
  手札・墓地のいずれにも特殊召喚先がいない状況下でも、このカードをリンク１に変換した後に蘇生すればとりあえずリンク２には繋げられる。
  (2)の自身のサルベージは基本的には相手依存だが、《ブルーローズ・ドラゴン》は自爆特攻と相性が良いので能動的に狙えなくもない。
  また攻撃力1600のため、《ガーデン・ローズ・メイデン》と《ブラック・ガーデン》のコンボで蘇生可能。
  

―相性の良い植物族
　チューナーが存在すれば手札から《ホワイトローズ・ドラゴン》の特殊召喚を行える。
　レベル４以上は《ホワイトローズ・ドラゴン》の効果で、レベル３以下も《ステイセイラ・ロマリン》を経由する事で墓地へ送ることができる。

• レベル４以上
  
  • チューナー
    
    • 《ステイセイラ・ロマリン》
      このカードを経由する事で《ホワイトローズ・ドラゴン》はメインデッキの全ての植物族を墓地へ送る事ができるようになる。
      レベル３以下の植物族は墓地効果を持つものも多く、またこちらはエクストラデッキのレベル５以下の植物族を墓地へ送る事もできるので採用価値は高い。
      扱いやすいレベル４チューナーなのでシンクロ素材としても有用だが、その場合は墓地肥やし効果は使えない点は注意。
      

• 非チューナー
  
  • 《椿姫ティタニアル》
    高い攻撃力とカウンター効果を持った最上級アタッカー。
    効果が単体で完結しているためピン挿しでも問題なく、《ブルーローズ・ドラゴン》による蘇生対象として使い易い。
    

• 《光の王 マルデル》
  召喚・特殊召喚に成功した場合に植物族をサーチできる。
  《ブラック・ガーデン》とローズ・トークン３体で蘇生できるため、サーチ効果に繋ぎやすい。
  

• 《返り咲く薔薇の大輪》
  フィールドのレベル５以上の植物族の破壊をトリガーに自己再生できる。
  《ガーデン・ローズ・メイデン》と《ブラック・ガーデン》のコンボを利用可能。
  植物族の上級モンスターが少ないと腐るため、採用時には最上級植物族をアタッカーに据える構築にすると良い。
  

• 《にん人》
  コストとして手札・フィールドから植物族を墓地へ送り、自身を墓地から特殊召喚できる。
  墓地へ送りたい植物族をコストにできれば理想的。
  特殊召喚後の制限などもないので、シンクロ素材などとして繰り返し利用でき、１枚墓地にあることで動きの幅が繋がる。
  

• 《ヴェルズ・マンドラゴ》・《ＥＭラディッシュ・ホース》
  緩い条件で手札から特殊召喚でき、シンクロ素材やエクシーズ素材に適する。
  特に墓地が肥えていない序盤の展開サポートとして有用。
  前者は特殊召喚を行わないデッキ相手でも腐らず、ローズ・ドラゴンと属性サポートを共有できる。
  後者は《ブラック・ガーデン》と併用することで相手モンスターがいなくても特殊召喚でき、弱体化効果によって戦闘補助も可能。
  

• 《キラー・トマト》
  《ホワイトローズ・ドラゴン》・《レッドローズ・ドラゴン》などの闇属性をリクルートできる。
  植物族では《捕食植物サンデウ・キンジー》や《返り咲く薔薇の大輪》などをリクルート可能。
  

• レベル３以下
  
  • チューナー
    
    • 《紅蓮薔薇の魔女》
      墓地除外で墓地・除外状態の《ブラック・ローズ・ドラゴン》か《ブラッド・ローズ・ドラゴン》をエクストラデッキに戻せる。
      蘇生制限を満たしていないものの再利用や、シンクロ召喚成功時の効果の再発動を狙える。
      《黒薔薇の魔女》がデッキにあれば(1)も有用な効果となるが、あちらの採用が事故の元でもある点はよく考えたい。
      

• 《ナチュル・ローズウィップ》・《バラガール》
  デメリットの無い植物族レベル３チューナー。
  《ホワイトローズ・ドラゴン》が手札にあれば、《ブラック・ローズ・ドラゴン》での弱体化まで繋げられる。
  

• 《スポーア》
  レベル１であり、《ホワイトローズ・ドラゴン》と共に《ガーデン・ローズ・メイデン》などをシンクロ召喚可能。
  《ホワイトローズ・ドラゴン》と共にシンクロ素材とし、あちらの効果でレベル４植物族を墓地へ送れば、このカードをレベル５として墓地から特殊召喚できる。
  特殊召喚後は、レベル10のシンクロモンスターやランク５のエクシーズモンスターに繋がる。
  

• 《ナチュル・チェリー》・《プチトマボー》
  同名カードを複数枚デッキから特殊召喚できるモンスターであり、デッキ圧縮および墓地コストの確保が可能。
  ただし、前者は相手依存、後者は戦闘破壊される必要があるため、いずれも効果の発動には一手間必要。
  レベルや属性が異なるため、シンクロ召喚先などを考慮して採用すると良い。
  

• 非チューナー
  
  • 《ローンファイア・ブロッサム》
    《ブラック・ローズ・ドラゴン》などのコストを用意しつつ、任意の植物族をリクルートできる。
    アタッカーやチューナーの確保など、状況に応じたモンスターを用意でき、腐りにくい。
    

• 《捕食植物サンデウ・キンジー》
  メインデッキのローズ・ドラゴンは全て闇属性のため、《捕食植物キメラフレシア》の融合素材にできる。
  あちらは除去効果を持つアタッカーのため、《ブルーローズ・ドラゴン》での蘇生対象として有用。
  《捕食植物オフリス・スコーピオ》によってリクルートでき、その場合は《アロマセラフィ−ジャスミン》などと使い分けられる。
  

• 《薔薇恋人》
  《ブルーローズ・ドラゴン》での蘇生対象として最上級植物族を採用する場合、手札に来た際の対策となる。
  単純に植物族の展開補助になるため、特に植物族の比率が多い場合に有用。
  

• 《シード・オブ・フレイム》
  効果破壊された時に下級植物族を蘇生し、相手フィールドに守備表示のトークンを生成する。
  《ブラック・ローズ・ドラゴン》の弱体化効果の、コストと対象を一度に用意できる。
  攻撃力1600のため、《ブラック・ガーデン》と併用することで《ブルーローズ・ドラゴン》などを蘇生しつつ自身の効果を利用可能。
  

• 《死の花−ネクロ・フルール》
  効果破壊された時に《時花の魔女−フルール・ド・ソルシエール》をリクルートできる。
  豊富なサポートカードに対応するのでフィールドに出すのは簡単であり、《ブラック・ローズ・ドラゴン》の全体除去に巻き込み易い。
  また攻撃力０のため、《ブラック・ガーデン》での蘇生対象を変化させずに破壊に巻き込める。
  

• 《薔薇の妖精》
  《冷薔薇の抱香》でサーチすれば特殊召喚でき、他の植物族と共に《アロマセラフィ−ジャスミン》のリンク召喚が狙える。
  《紅蓮薔薇の魔女》の(1)の効果によってデッキの一番上に置くカードとしても有用で、《黒薔薇の魔女》の効果から特殊召喚可能になりレベル７のシンクロ召喚が可能。
  

―相性の良いドラゴン族

• チューナー
  自分フィールドに存在すれば《ホワイトローズ・ドラゴン》の特殊召喚条件を満たせる。
  

• 《亡龍の戦慄−デストルドー》
  特殊召喚効果を使うことで、そのままレベル７のシンクロ召喚が可能。
  《ホワイトローズ・ドラゴン》＆《レッドローズ・ドラゴン》など、レベル７シンクロ召喚が可能な際に出すことで《冥界濁龍 ドラゴキュートス》などに繋がる。
  

• 《ヴァレット・シンクロン》
  レベル１であり、《クイック・リボルブ》によってリクルートできる。
  《ホワイトローズ・ドラゴン》を特殊召喚すれば《ガーデン・ローズ・メイデン》などをシンクロ召喚可能。
  《ホワイトローズ・ドラゴン》を召喚してローズ・ドラゴンを特殊召喚すれば、《クリスタルウィング・シンクロ・ドラゴン》や《氷結界の龍 トリシューラ》などへ繋げられる。
  

• 《デルタフライ》
  レベル３であり、他モンスターのレベル上昇効果を持つ。
  《ホワイトローズ・ドラゴン》と合わせることでレベル７・８のシンクロ召喚を使い分けられる。
  上記の場合《ホワイトローズ・ドラゴン》が闇属性のため、《ダークエンド・ドラゴン》も出せる。
  

• 《ドラグニティ−コルセスカ》
  レベル１であり、ドラグニティのため《竜の渓谷》でサーチ可能。
  攻撃力800なので《ブラック・ガーデン》での蘇生が狙い易い。
  

• 非チューナー
  

• 《レッドアイズ・ダークネスメタルドラゴン》
  ドラゴン族を蘇生できる最上級モンスター。
  展開手段の確保ができ、攻撃力も十分高いためアタッカーとして機能する。
  

• 《ゲートウェイ・ドラゴン》
  メインデッキのローズ・ドラゴンは皆特殊召喚でき、展開速度の向上に貢献可能。
  攻撃力1600のため、《ガーデン・ローズ・メイデン》と《ブラック・ガーデン》での蘇生が狙える。
  

• 《霊廟の守護者》
  《ブラック・ローズ・ドラゴン》の全体除去などをトリガーに自己再生できる。
  《レッドローズ・ドラゴン》をシンクロ素材にしていた場合、全体除去をチェーン２にすればローズ・ドラゴンが残るため、ランク４のエクシーズ召喚が可能。
  《ブルーローズ・ドラゴン》による蘇生と合わせれば、シンクロ召喚などへも繋げられる。
  

• 《嵐征竜−テンペスト》
  《スポーア》や《椿姫ティタニアル》などと共に手札コストとし、ローズ・ドラゴンなどをサーチできる。
  シンクロ素材としたローズ・ドラゴンなどを除外して特殊召喚でき、ランク７などに繋げられる。
  除外時には《デルタフライ》や《ドラグニティ−コルセスカ》などをサーチ可能。
  

• 《ハイバネーション・ドラゴン》
  メインデッキのローズ・ドラゴンなどをサルベージして再利用可能。
  蘇生カードを併用すれば、シンクロ素材などとして自身を処理できる。
  

• 《輝白竜 ワイバースター》
  ローズ・ドラゴンなどを墓地コストに特殊召喚可能。
  《暗黒竜 コラプサーペント》を併用すれば、リンク召喚やシンクロ召喚を継続的に行える。
  

• 《覇王眷竜ダークヴルム》・《バックグランド・ドラゴン》
  《ブラック・ローズ・ドラゴン》によって自分フィールドを空ければ、自己再生の発動条件を満たせる。
  《ブルーローズ・ドラゴン》を巻き込めない場合でも全体除去後のフォローがやり易くなる。
  

―その他相性の良いモンスター

• 《クレーンクレーン》
  《レッドローズ・ドラゴン》を蘇生してシンクロ召喚へ繋げられる。
  《瑚之龍》を出すことで、リクルートしたローズ・ドラゴンと共に《白闘気双頭神龍》や《トライデント・ドラギオン》を出せる。
  

• 《アストログラフ・マジシャン》・《クロノグラフ・マジシャン》
  戦闘破壊や《ブラック・ローズ・ドラゴン》の全体除去などをトリガーに手札から特殊召喚可能。
  前者はサーチ効果を持つレベル７であり、ディスアドバンテージを抑えられ、ランク７へも繋げられる。
  後者は手札から別モンスターを特殊召喚できるレベル６で、そこからシンクロ召喚などが可能。
  

• 《古代の機械熱核竜》・《古代の機械巨竜》
  《歯車街》を《ブラック・ローズ・ドラゴン》の全体除去に巻き込むことで展開でき、打点不足を補える。
  前者は手札誘発を封じつつ攻撃でき、後者は《椿姫ティタニアル》などと合わせてランク８に繋げられる。
  

• 《海亀壊獣ガメシエル》・《サタンクロース》
  破壊耐性を持つモンスターなどをリリースによって除去可能。
  前者はデメリットが無いため使い易く、後者は守備表示で出せるため《ブラック・ローズ・ドラゴン》の弱体化対象にできる。
  

• 《除草獣》
  自己再生のトリガーを《返り咲く薔薇の大輪》と共有できるレベル１チューナー。
  《ホワイトローズ・ドラゴン》と共に《ガーデン・ローズ・メイデン》を出せば《返り咲く薔薇の大輪》を墓地へ送れるため、《ブラック・ガーデン》での蘇生と合わせて３体のモンスターを並べられる。
  

• 《Ｘ−セイバー エアベルン》・《イルミラージュ》・《チューン・ウォリアー》・《電脳堺媛−瑞々》
  《ガーデン・ローズ・メイデン》と《ブラック・ガーデン》のコンボで蘇生できる、攻撃力1600のレベル３チューナー群。
  《返り咲く薔薇の大輪》の自己再生と合わせることでレベル７シンクロモンスターに繋がる。
  《Ｘ−セイバー エアベルン》は《除草獣》と共に《レスキューキャット》でリクルート可能。
  《イルミラージュ》は《ブラック・ガーデン》と併用することで多くのモンスターを戦闘破壊できる。
  《チューン・ウォリアー》は通常モンスターのため特殊召喚し易く、簡単に墓地に置いておける。
  《電脳堺媛−瑞々》は《緊急テレポート》で容易に特殊召喚できる。
  

エクストラデッキのモンスターについて †

―シンクロモンスター
　レベル７・10以外はローズ・ドラゴンのみではシンクロ召喚できないため、展開しやすい他のモンスターが求められる。

• ドラゴン族
  《ガーデン・ローズ・メイデン》の墓地効果で蘇生できる。
  この内、ローズモンスターは《クロスローズ・ドラゴン》の効果でエクストラデッキから展開できる。
  

• レベル７
  
  • 《ブラック・ローズ・ドラゴン》
    様々なサポートカードに対応する、このデッキのキーカード。
    全体除去に《ブルーローズ・ドラゴン》などを巻き込むことでアドバンテージを得ることが可能。
    このデッキでは弱体化効果も狙い易く、大きな戦闘ダメージを狙える。
    攻撃力は高くなく耐性も無いため、アタッカーとする場合には別途サポートカードの採用が推奨される。
    

• 《月華竜 ブラック・ローズ》
  バウンス効果を持ち、《ブラック・ローズ・ドラゴン》と使い分けられる。
  蘇生によっても効果を使えるため、《ガーデン・ローズ・メイデン》とも相性が良い。
  なお、ローズ・ドラゴンではないため、《ホワイトローズ・ドラゴン》での蘇生はできない。
  

• 《シューティング・ライザー・ドラゴン》（シンクロチューナー）
  《レッドローズ・ドラゴン》をシンクロ素材にしておけば、特殊召喚したローズ・ドラゴンと更なるシンクロ召喚ができる。
  レベル変更効果によってシンクロ召喚先を柔軟に選択でき、同時に墓地肥やしも可能。
  《スポーア》や《薔薇恋人》などのレベル１を墓地へ送れば合計レベルは10となり、《白闘気双頭神龍》などを出せる。
  レベルを変更しない場合でも、《ブラック・ガーデン》で弱体化しない《星態龍》などに繋げられる。
  

• 《妖精竜 エンシェント》
  フィールド魔法発動時のドロー効果・フィールド魔法存在時の破壊効果を持つ。
  守備力3000と高いため、毎ターン単体除去できる壁としても活用可能。
  フィールド魔法がある場合、《レッドローズ・ドラゴン》でのシンクロ召喚先をこちらにすれば、自分フィールドを空けることなく《ブルーローズ・ドラゴン》を破壊できる。
  その場合、墓地に別途蘇生対象が必要だが、《ホワイトローズ・ドラゴン》をシンクロ素材にしていれば植物族を墓地へ送ることができる。
  フィールド魔法が《ブラック・ガーデン》の場合、《スポーア》などの攻撃力400を蘇生することで、攻撃力半減およびローズ・トークン生成によって合計攻撃力が1000となり、《レッドローズ・ドラゴン》が蘇生可能になる。
  上記の場合このカードが闇属性・ドラゴン族のため、《冥界濁龍 ドラゴキュートス》や《えん魔竜 レッド・デーモン・ベリアル》などに繋げられる。
  

• レベル10
  
  • 《ブラッド・ローズ・ドラゴン》
    高い攻撃力、墓地とフィールドの全体除去、効果破壊の無効化と後続の展開が可能なこのデッキの切り札。
    (1)の全体除去は良きにつけ悪しきにつけデュエルに与える影響が大きく、こちらの墓地とフィールドも空になるので長期戦は望めなくなる。
    ただ、《ブラック・ローズ・ドラゴン》とは異なり自身はフィールドに残るので、終盤でそのままフィニッシャーにするのが最も理想的な運用か。
    効果破壊も(2)で防げるが、展開した《ブラック・ローズ・ドラゴン》は単純なアタッカーか素材にしか使えない点は留意したい。
    

• 植物族
  《クロスローズ・ドラゴン》の効果でエクストラデッキから展開できる。
  《レッドローズ・ドラゴン》をシンクロ素材にすることで、あちらの追加サーチの条件を満たす。
  また、《ブラッド・ローズ・ドラゴン》のシンクロ素材にする事で、あちらのフィールドの全体除去の条件を満たす。
  

• レベル５
  
  • 《ガーデン・ローズ・メイデン》
    特殊召喚時に《ブラック・ガーデン》のサーチ・サルベージが可能。
    そのまま発動すれば、自身を破壊して攻撃力1600のモンスターを蘇生できる。
    また、墓地から除外することでローズ・ドラゴンかドラゴン族シンクロモンスターを蘇生でき、蘇生対象は展開の中で自然と墓地に置かれるため発動は容易。
    《ステイセイラ・ロマリン》の効果でエクストラデッキから直接墓地へ送れるので一種の蘇生カードの様に扱う事もできる。
    

• 《ガーデン・ローズ・フローラ》（シンクロチューナー）
  フィールド魔法を破壊し、そのコントローラーの場にローズ・トークンを生成する。
  単純に除去として用いるか、自分のフィールド魔法を破壊してローズ・トークンとでレベル７のシンクロ召喚を狙う事になる。
  シンクロ召喚を相手ターンに行えるため、《月華竜 ブラック・ローズ》でのバウンスによる展開妨害も狙える。
  植物族のシンクロチューナーという点も重要であり、高レベルシンクロ召喚の素材として使いやすい。
  

• レベル６
  
  • 《スプレンディッド・ローズ》
    弱体化効果により、効果破壊耐性持ちへの対抗策となる。
    《憎悪の棘》と相性が良く、弱体化を累積させて大ダメージを与えられる。
    戦闘破壊用の後続確保も、《レッドローズ・ドラゴン》をシンクロ素材にしておけば可能。
    どちらの効果も植物族の墓地コストが必要なため、採用時には植物族の枚数を多めにしておくと良い。
    

• レベル７
  
  • 《瓔珞帝華−ペリアリス》
    ローズ・ドラゴンのみでシンクロ召喚しやすいレベル７。
    手札・墓地からレベル５以上の植物族を特殊召喚できることから《ホワイトローズ・ドラゴン》との相性が良い。
    

• その他のシンクロモンスター
  
  • 《ＰＳＹフレームロード・Ω》
    一時除外によって、エクストラモンスターゾーンを空けたり《ブラック・ローズ・ドラゴン》の全体除去を回避したりできる。
    (2)により、蘇生効果を使用した《ガーデン・ローズ・メイデン》や《ブラック・ローズ・ドラゴン》の弱体化効果コストなどを墓地に戻せる。
    (3)によって、《ブルーローズ・ドラゴン》などリクルートしたいモンスターを墓地からデッキに戻すことが可能。
    

―エクシーズモンスター

• 《真紅眼の鋼炎竜》
  モンスター２体を素材とするランク７。
  《ブラック・ローズ・ドラゴン》での全体除去が通れば、巻き返しのために相手の効果発動回数が多くなりがちなので、複数回のバーンを見込める。
  効果破壊耐性を持つアタッカーのため、場持ちも良い。
  素材としては、全体除去をトリガーに出せる《アストログラフ・マジシャン》や、ローズ・ドラゴンを除外して出せる《嵐征竜−テンペスト》などが挙げられる。
  

―リンクモンスター

• 《クロスローズ・ドラゴン》
  種族の異なるモンスター２体をリンク素材とするリンク２。
  (1)の効果で《ブラック・ローズ・ドラゴン》・《月華竜 ブラック・ローズ》を出すことで相手の動きを牽制できる。
  《ブラッド・ローズ・ドラゴン》も墓地リソースを一気に奪うため、タイミング次第では相手の動きを大きく阻害できる。
  《ブラック・ローズ・ドラゴン》ならば(2)の効果にも繋がり、アタッカーとして活用できる。
  

• 《天球の聖刻印》
  ドラゴン族２体をリンク素材とするリンク２。
  破壊耐性を持つモンスターも、バウンスによって除去可能。
  《ブルーローズ・ドラゴン》をリクルートすることで、壁を残しつつ蘇生に繋がる。
  

• 《アロマセラフィ−ジャスミン》
  《レッドローズ・ドラゴン》で《ガーデン・ローズ・メイデン》をシンクロ召喚すれば、ローズ・ドラゴンをコストに《冷薔薇の抱香》のサーチ効果を使えるため、《薔薇の妖精》のサーチ→特殊召喚という手順でリンク召喚できる。
  その後、墓地の《ガーデン・ローズ・メイデン》によるローズ・ドラゴンの蘇生でリリース確保も可能。
  高レベル植物族を展開してシンクロ素材などにも使える。
  

• 《守護竜ピスティ》
  メインデッキに様々なドラゴン族を入れられる上、墓地の《ガーデン・ローズ・メイデン》によるローズ・ドラゴンの蘇生などからもリンク召喚を狙える。
  ドラゴン族しか出せないデメリットを、《ブラック・ガーデン》によって相手フィールドにトークンが生成されることを妨害するといった事にも使える。
  

魔法・罠カードについて †

―《ブラック・ローズ・ドラゴン》のサポートカード
　《ロクスローズ・ドラゴン》でサーチできる。

• 《薫り貴き薔薇の芽吹き》
  普通に発動すると手札・墓地からローズ・ドラゴンを展開する速攻魔法となる。
  これだけを見ても扱いやすい効果であり、上述の通り《ロクスローズ・ドラゴン》でサーチして発動する動きにより初動としても使える。
  また、セット状態で破壊されると《ブラック・ローズ・ドラゴン》かそのサポートモンスターを蘇生・帰還できる。
  《ブラック・ローズ・ドラゴン》や《ブラッド・ローズ・ドラゴン》の全体除去に巻き込むのが効果的であり、こちらを狙うのも良いだろう。
  

• 《漆黒の薔薇の開華》
  お互いのフィールド・墓地のフィールド魔法の数に応じてローズ・トークンを生成できる通常罠。
  リンク素材やシンクロ素材・《ブラック・ローズ・ドラゴン》の弱体化対象などに利用可能。
  また墓地効果により、《ブラック・ローズ・ドラゴン》または植物族を一定期間だけ除外して自身をデッキボトムに戻せる。
  除去などの回避として使え、墓地効果なので《ブラック・ローズ・ドラゴン》の全体除去に自分カードが巻き込まれやすいこのデッキでも使い易い。
  

―植物族のサポートカード

• 《ブラック・ガーデン》
  多彩な効果を持つフィールド魔法であり、《ガーデン・ローズ・メイデン》で手札に加えられる。
  このデッキはビートダウンを主体とするため、メインとするのは蘇生効果となる。
  ローズ・トークンのみを利用した蘇生に対応する中で、このデッキと相性の良いモンスターには以下などが存在する。
  攻撃力800：《薔薇恋人》・《紅蓮薔薇の魔女》・《ガーデン・ローズ・フローラ》・《ドラグニティ−コルセスカ》
  攻撃力1600：《ブルーローズ・ドラゴン》・《ロクスローズ・ドラゴン》・《ゲートウェイ・ドラゴン》・《ガーデン・ローズ・メイデン》・《シード・オブ・フレイム》・《瓔珞帝華−ペリアリス》
  攻撃力2400：《ブラック・ローズ・ドラゴン》・《月華竜 ブラック・ローズ》・《瑚之龍》
  攻撃力3200：《ブラッド・ローズ・ドラゴン》
  

• 《白薔薇の回廊》
  手札からローズ・ドラゴンまたは植物族を展開する効果とレベル７以上のシンクロモンスターを強化する効果を持つフィールド魔法。
  上記の《ブラック・ガーデン》とはサーチ手段を共有できる他、《ローズ・プリンセス》によるサーチにも対応している。
  展開効果は自分フィールドにモンスターがいない場合という条件があるため、劣勢からの切り返しには優れるが、優勢時には腐る点に注意。
  １ターン目ならば先攻・後攻問わず展開の起点となるので、なるべく初手に握れるように構築を意識したい。
  

• 《冷薔薇の抱香》
  フィールドコストとしたモンスターの種族によって異なる効果となる速攻魔法。
  植物族の場合はエンドフェイズの手札交換であり、それ以外では下級植物族のサーチ。
  除外やバウンスに対するサクリファイス・エスケープとすればディスアドバンテージを軽減可能。
  全体除去を発動した《ブラック・ローズ・ドラゴン》をコストにする方法もあり、《スターライト・ロード》をチェーンされた場合でも《スターダスト・ドラゴン》の特殊召喚を防げる。
  

• 《憎悪の棘》
  《ブラック・ローズ・ドラゴン》及び植物族専用の装備魔法。
  強化および貫通付与・戦闘相手モンスターの弱体化により、戦闘ダメージを与え易い。
  戦闘相手モンスターを破壊しないため、モンスターを並べて《ブラック・ローズ・ドラゴン》の弱体化を使えば5000以上の戦闘ダメージも狙える。
  

• 《増草剤》
  ノーコストかつ対象制限の無い完全蘇生カード。
  発動するターンは通常召喚できなくなるが、チューナーを蘇生すれば《ホワイトローズ・ドラゴン》の特殊召喚に繋がる。
  

―ドラゴン族のサポートカード

• 《星遺物の守護竜》
  下級ドラゴン族のサルベージ・蘇生が可能。
  特に《ホワイトローズ・ドラゴン》と相性が良く、(1)・(2)双方の効果の発動サポートとなる。
  

• 《竜の霊廟》・《竜の渓谷》
  墓地を肥やす手段として活用可能。
  《亡龍の戦慄−デストルドー》を墓地へ送ることでレベル７シンクロへ繋げられる。
  前者はノーコストかつ即効性があり、後者は《ブラック・ガーデン》とフィールド魔法のサポートを共有できる。

• 《復活の福音》
  全体除去後の《ブラック・ローズ・ドラゴン》を蘇生でき、その後の破壊の身代わりにもなれる。
  蘇生対象がレベル７・８と限られるため、採用時には最上級ドラゴン族を出し易くしておくと腐りにくくなる。
  

• 《竜魂の城》
  墓地のドラゴン族をコストに攻撃力アップができ、若干心許ないメインアタッカーを強化してくれる。
  ドラゴン族の帰還効果も、《ブラック・ローズ・ドラゴン》の全体除去に巻き込めば簡単に発動可能。
  《ブルーローズ・ドラゴン》と併用すれば再度のシンクロ召喚などにも繋がる。
  

―その他相性の良い魔法・罠カード

• 《クイック・リボルブ》
  ヴァレットを無条件かつノーコストでリクルートできる速攻魔法。
  《ヴァレット・シンクロン》をリクルートすることで、《ホワイトローズ・ドラゴン》の特殊召喚などに繋げられる。
  レベル４ヴァレットも採用しておけば、ローズ・ドラゴンと並べることでランク４のエクシーズ召喚やレベル７のシンクロ召喚にも使える。
  

• 《ディメンション・ゲート》
  自分モンスター１体を除外し、このカードが墓地へ送られた場合に帰還させる永続罠。
  《ブラック・ローズ・ドラゴン》の全体除去にチェーンして巻き込めば、即時帰還となり疑似的に破壊から守れる。
  《ブルーローズ・ドラゴン》で植物族を気兼ねなく蘇生できるようになり、蘇生先がチューナーならば続けてシンクロ召喚が可能。
  フィールドのモンスター状況を参照する《ヴェルズ・マンドラゴ》などのサポートともなる。
  

• カウンター対策のカード
  《ブラック・ローズ・ドラゴン》の全体除去が展開の一端を担っているため、無効にされた場合のディスアドバンテージが大きい。
  そのため、妨害対策のカードも重要となってくる。
  手札誘発対策の《墓穴の指名者》・手札から発動できる《レッド・リブート》・墓地から発動できる《ブレイクスルー・スキル》などが候補として挙げられる。
  

戦術 †

　ローズ・ドラゴンのシナジーを活かし、シンクロ召喚によってアタッカー確保とデッキの回転を同時に行い、ビートダウンしていく。
　《レッドローズ・ドラゴン》で《ブラック・ローズ・ドラゴン》をシンクロ召喚し、《ブルーローズ・ドラゴン》を特殊召喚して全体除去に巻き込むことで、蘇生効果へ繋げるコンボが基本となる。
　ドラゴン族・植物族共に様々な蘇生カードを持つため、墓地を肥やしておけば全体除去から体勢を立て直し、一気に勝負を決められる。

デッキの種類 †

【ドラゴン族】型 †

　ローズ・ドラゴンで《ブラック・ローズ・ドラゴン》をシンクロ召喚するという動き自体には植物族は不要であることに着目し、植物族を減らしてドラゴン族で固める構築。
　サルベージには《神竜 アポカリプス》、リクルートには《仮面竜》などが利用できる。
　下級ドラゴン族が中心になるため、【守護竜】のギミックを入れることも可能。

デッキの派生 †

【ヴァレット・ローズ・ドラゴン】 †

　闇属性・ドラゴン族を中心とする【ヴァレット】との混合構築。
　メインデッキのローズ・ドラゴンは属性・種族が共通するのでサポートを共有可能。
　《ブラック・ローズ・ドラゴン》での全体除去にヴァレットを巻き込むことでリクルート効果へ繋げられる。
　闇属性・ドラゴン族をリンク素材とし、ヴァレットの特殊召喚をトリガーに自己再生できる《デリンジャラス・ドラゴン》も採用候補となる。

このデッキの弱点 †

　シンクロ召喚自体が展開手段でもあるため、妨害されると動きが大きく鈍ってしまう。
　また、主力となる《ブラック・ローズ・ドラゴン》の攻撃力は決して高いとは言えず、除去に関しても《ブラック・ローズ・ドラゴン》の全体破壊に頼りがちになるため、効果破壊耐性を持った高攻撃力モンスターの対処には苦慮する。
　蘇生が重要な展開手段であるため、《マクロコスモス》などの全体除外は非常に苦手。

代表的なカード †

• 《ブラック・ローズ・ドラゴン》
• 《ホワイトローズ・ドラゴン》
• 《レッドローズ・ドラゴン》
• 《ブルーローズ・ドラゴン》

関連リンク †

• 【ドラゴン族】
• 【植物族】

• ローズ・ドラゴン

• デッキ集

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