カードダス

 株式会社バンダイが販売していたカード自動販売機のこと。
 KONAMIから発売された遊戯王OCGでは、第1期のBOOSTERシリーズと第2期のBooster-Rシリーズを販売していた。
 100円でOCG3枚とルールカード1枚入りのパックが販売されていた。

 2006年1月にカードガチャを販売していたエポック社をバンダイが特許侵害で提訴し2008年9月にバンダイが勝訴した。

  • カードダスで販売されていたBOOSTER・Booster-Rシリーズは通常のパックに比べて販売期間が短いため、出回っているカード数が少ない。
    また、初期のカード特有の扱いづらさ等から、その後再録されていないことも多い。
    こういった理由から、一見使い道のないカードであっても、コレクションとしてはある程度の価値が有るという事は覚えておくといいだろう。
  • その他の商品展開―
    東映版『遊☆戯☆王』時代に、バンダイが発売元の「遊戯王カードダス」を販売していた。
    ただし、トレーディングカードゲームとしてKONAMIの遊戯王OCGとバンダイの遊戯王カードダスはまったくの互換性がない。
    とはいえ原作の人気もあり、カードダスとしてはかなりのヒット商品であった。
    こちらはカードが4枚入りで100円。
    また、ルールは以下のものであり、原作とも全く違うものであった。
    1. 友達と同じ枚数のカードを用意し山札にする。
    2. 自分山札の上から5枚を引いて手札にする。
    3. 手札の中から1枚を選び、同時に出して戦闘開始。
    4. 戦闘では、自分攻撃力と、敵の守備力を比べる。
    5. 攻撃力のほうが高い場合は、敵のカードを倒せる。
    6. 敵を倒しても、守備力が敵の攻撃力より低いと自分も倒れる。
    7. 戦闘終了後、山札からカードを1枚引き手札加える
    8. お互い山札が無くなるまで、毎回これを繰り返す。
    9. 最後に倒したカードの星の数を合計し、多いほうが勝ち。
    10. 魔法装備カード手札の中にある場合、伏せておくことができる。
    11. 場に伏せた魔法装備カードは、戦闘中いつでも使うことができる。
    12. 一度使った魔法装備カードは、捨て札になる。
    13. 一方が先に山札がなくなっても、もう一方の山札もなくなるまでゲームは続行される。
    9個目までが第一弾までで整備されたルール、10個目以降が魔法カードの登場した弾から追加されたルールである。
    1対1の戦闘を繰り返していくゲームで、相手が強いカードを出してきそうな時はあえて失点の少ない弱いカードで迎え撃つのが定石であった。
    パワーカードありきの初期のOCGと比べれば、どうしようもなく使えない弱いカードにも使いようがあり、駆け引きが味わえた。
    ただし、「一方が先に山札がなくなっても、もう一方の山札もなくなるまでゲームは続行される。」とあるもののどのように続行するか明確になっていない等、ルールに粗が目立つ。
    山札に入れるカード一種類当たりの枚数制限も設定されていない為、戦闘にかならず勝つ効果を持つ《武藤遊戯》カード山札を全て埋めれば、必ず勝ててしまう。
    また、山札の枚数も友達と同じ数としか設定されていない為、お互いエクゾディアパーツのみで構築した場合、引き分け以外の決着がつかなくなる。
  • 東映版の展開時期のタイアップ商品であるため、このバンダイカードダス版でしかカード化されていないアニメのカードも存在する。

発売されたパック

―第1期

―第2期

関連リンク

広告