カードプロテクター/Card Sleeves

 折れやキズなどからカードを守ります。
 使用する場合は裏面などからカードが判別できないにようにします。
 カードプロテクターを使用する場合は、1つのデッキに同じものを使用するようにしましょう。

 (公式ルールブック マスタールール3対応 バージョン 1.1 より引用)


 カードを傷や汚れから保護するために使われる、カードをぴったり包み込む軟質プラスチック製のカバーのこと。
 一般的には「スリーブ」と呼ばれる。

  • カードプロテクターについて―
    • カードプロテクターには様々なサイズの物があるが、遊戯王OCGカード(縦86mm×横59mm)には「スモールサイズ」がぴったり合う。
      遊戯王OCG発売当初はこの「スモールサイズ」が日本国内でほとんど流通していなかったため、スリーブ無しで遊ぶプレイヤーが大半だった。
    • 基本的にカードプロテクターは、1商品につき、無地のものでは50枚ないし100枚単位、絵柄ものでは60枚単位で封入されているものが多い。
      エクストラデッキサイドデッキを用意すると追加で必要となる場合もあるので、予算には余裕を持っておきたい。
    • 当然のことではあるが、余りにスリーブを重ね過ぎるとシャッフルしにくくなり、カードの確認もしにくくなるなど、プレイに支障が出るようになる。
      大会などでは最悪の場合、相手に妨害行為だとしてジャッジを呼ばれる恐れもある。
      カードは大事にしなければならないが、だからと言って楽しく遊べなくなるのは本末転倒である。
    • レアリティによってはカードが自然と反りかえるため、これを防ぐためにもコレクションしたカードを保存・陳列しておく場合は、ペラペラのスリーブではなく、薄いプラ板で作られた「カードローダー」を使用した方が良い。
  • Yu-Gi-Oh! CHAMPIONSHIP SERIES JAPANの決勝トーナメントでは運営で用意したスリーブへ入れ替えなければならない。
  • KONAMI公式のカードプロテクターについて―
    • KONAMIからも遊戯王OCG公式のカードプロテクターが発売されている。
      2008年3月と2011年3月、2014年3月に遊戯王OCGの商品名が変わり、それに伴いロゴも変更になった(カードのロゴは変更されていないが、プロテクターのロゴは変更されている)。
      2020年4月に遊戯王OCGの権利表示が変更になった。
      もちろん同じ色のプロテクターでもロゴや権利表示が違うと違うものとみなされるので、変更前のものと混ぜて使う事は出来ない。
      また、遊戯王OCGの裏側と同じデザイン(ロゴなし)やZEXAL以降のアニメと同じ裏側デザインのプロテクターも発売されていた。
      • なお、公式プロテクターは「遊戯王ゼアルOCG」になってからサイズが1mmほど大きくなっているため、注意したい。
      • かつては50枚単位で封入されていたが、《六武衆の影−紫炎》イラストの物(70枚入り)を皮切りに、「デッキ40枚+サイドデッキ15枚(+エクストラデッキ15枚)」を想定して55枚、70枚単位で発売している商品も多く見受けられるようになった。
        2015年8月発売以降のプロテクターでは、左上にKONAMIのロゴが入るようになったが、デザイン性を欠ける為か2019年8月発売以降のプロテクターには日本国内のみKONAMIのロゴ入りが廃止になった。
      • OCGカードプロテクターからも、「ラージクリア」という上記のスリーブ用プロテクターに該当する商品を販売しているが、中央にロゴがあるためスリーブイラストが見えにくくなる弊害が起こっている。
    • 従来は公式プロテクターは無地のものが殆どであり、他のTCGのようなキャラクターやモンスター等が描かれたものは、新しい商品のパッケージイラストを飾るモンスター、あるいはデュエルディスクなど高価な商品に付属するにとどまっていた。
      KONAMIのものに限らず、これらキャラスリーブは大抵が期間限定発売である上に人気も高いものがあるが、その中でも遊戯王は特に入手が難しく、中古でも手に入れる事が困難なものが多い。
      アニメ5D'sが本放送されたあたりからは趣向が変化し、アニメZEXALが本放送されるようなった2011年以降ではアニメで登場したキャラクターが描かれた「キャラスリーブ」が多く発売される。
      公式サイトでのプレイヤーによる「デザイン大投票」も行われ始めた。
      第1回では1位の「マドルチェ」は描き下ろしで商品化、2位の「《シューティング・クェーサー・ドラゴン》」はイラストのまま商品化され、3位の武神はフレンドリーショップ限定で《武神帝−スサノヲ》《武神−ヤマト》カード付きで商品化された。
      第2回では1位の「霊使い」が描き下ろしで商品化された。
      第3回では1位の「黒咲隼RR」が描き下ろしで商品化された。
  • これらキャラスリーブは無地に比べ製造工程の都合上、使い込むとどうしても表面が剥がれてくるなどの弊害が起きやすく、寿命が短いという難点も持つ。
    特にKONAMI以外の非公式もしくは他社製の互換スリーブだとよく起きやすい。
    そのため、スリーブ用プロテクター(要するにスリーブ用のスリーブ)という物も発売されているので、スリーブを長持ちさせたいならば必ず使用しよう。
    重ねがけをするときは、一番下の物から少しずつサイズを大きくしておくようにすること。
  • 原作・アニメにおいて―
    漫画OCGストラクチャーズにおいて、カードが傷付かないようにとの理由から、尚磨が組んだばかりのデッキカードにカードプロテクターを装着する描写がされている。
    同作では現実のOCGに近い環境でデュエルが行われており、カードプロテクターの使用も現実に則した描写のひとつであると考えられる。
    またソリッドビジョンにおいても伏せカードにプロテクターのイラストが表示されている。
    • それ以前の作品ではカードプロテクターを使用するプレイヤーは皆無であった。
      海馬や万丈目兄弟などがレアカードをジュラルミンケースに入れて保管しているが、やはりプロテクターはせずケースにぎっしり入れている。
      もっとも、原作やアニメのカードは投げると人体に刺さる程の耐久性や、水に浸かっても問題ない程度の耐水性が備わっている為、現実の紙製カードよりもプロテクターの重要度は低い。
  • コナミのゲーム作品において―
    2000年代後半頃の作品より、アイテム等の形でプロテクターが登場する作品が増えている。

関連リンク

FAQ

Q:大会ではカードが傷つかないようにスリーブに入れて使っているのですが、カードスリーブは複数重ねて使っても良いですか?(1枚のカードを3重スリーブに入れるなど)
  また何枚までという規定がありますか?
A:カードスリーブを重ねて着用する事ができます。
  また、カードスリーブを重ねて使用する際の規定はありません。
  その場合、エクストラデッキサイドデッキも含めて、すべてのカードスリーブを同様に重ねなければなりません。
  しかしながら、公認大会等でご使用頂く場合、対戦相手の方や店舗の方とご相談頂き、場合によってはご使用を控えて頂く可能性もございます。(09/03/10)

Q:ショップデュエルでは、サイドデッキのカードプロテクターはどのように扱いますか?
A:現在のショップデュエルにおける大会規定では、サイドデッキエクストラデッキに使用するスリーブやプロテクターは、メインで使用するデッキのものと統一する必要はございません。
  メインで使用するデッキスリーブやプロテクターが統一されているのであれば、それ以外の決まりはございません。(17/10/18)
  店舗・ブロック代表決定戦でも、サイドデッキエクストラデッキカードを含める場合『エクストラデッキのカードスリーブ・カードプロテクターの使用について』の内容を適用するため、同様となります。(14/12/05)

Q:一重目に5D'sのロゴがついている透明スリーブとZEXALロゴのついている透明スリーブをつけ(二つとも同じ大きさ)、二重目は全て統一したデッキで大会に出られますか?
  また、そのスリーブをイラスト側になるようにつけてもいいですか?
A:遊戯王OCG公認大会において使用するスリーブやプロテクターの詳細な内容につきましては、特に制限等は設けておりません。
  しかしながら、表面が隠れるように装着したスリーブやプロテクターを公認大会等でご使用頂く場合、円滑な大会運営に支障をきたし使用できないと判断される場合もある為、大会開始前までに、当日の審判にご確認頂けます様お願い申し上げます。(12/01/12)

Q:エクストラデッキのカードプロテクターは1枚1枚が異なっても大丈夫でしょうか?
A:赤色、青色、黄色等の様に異なる種類のスリーブをご使用頂く事はできます。(14/01/31)

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