スタンダード/Standard

 「標準」を意味し、遊戯王OCGにおいては主にデッキのタイプを称する時に使われる用語。
 定義としては曖昧な所もあるが、主に以下の2つの意味で使われる。

  1. 環境のスタンダードである「主流デッキ
  2. デッキのスタンダードである「ビートダウン

 1つ目は環境から見た標準のデッキであり、メタの中核となりうるデッキのことである。
 現在は環境デッキと呼ばれることが多い。
 2つ目は、デッキタイプから見た標準のデッキであり、オーソドックスな戦い方をするデッキのことである。
 初期から第3期後半頃まではビートダウンという言葉が余り浸透しておらず、今のビートダウンのことをスタンダードと呼んでいた。
 現在はどちらの使い方もほぼ死語となっている。

  • 環境のスタンダードである「主流デッキ」は、その性質上、頻繁に見かけるデッキである。
    大会で結果を残したレシピが出回ることで、結果として「ありきたりで個性がない」デッキにもなりうる。
    特にメタの中心になるような確立されたデッキは、完成されたレシピが存在するために遊びの部分は非常に少ない。
    無理に「個性」を出そうとして弄れば、改悪となって弱体化してしまう場合も考えられる。
  • 上記のことを背景にして「スタンダード」デッキを嫌うプレイヤーも存在する。
    「強さ」もデッキの魅力のうちであるが、「遊び」の部分も大事な要素であると言えよう。
    ガチデッキファンデッキのページも参照。)
  • 愛用しているデッキを「マイスタンダード」と呼ぶ人もいたが、殆ど聞くことがなくなった。
    現在では、カード名や自分の名前、ハンドルネームを付けた「○○スタンダード」という名称のデッキが見られる事がある。
  • Vジャンプ2008年10月号『「遊戯王OCG」10周年特別企画特大アンケート!!』の「好きなデッキタイプ」の質問の選択肢の中に、「スタンダードタイプ」というのがある。
    いわゆるビートダウンデッキのことであると推察される。
  • 原作・アニメにおいて―
    アニメDMオリジナルとなる「KCグランプリ編」に登場したデュエルコンピューターが、最高レベルの時に当時の主流カードを多く採用した【スタンダード】を使用。
    しかし、何故か《格闘戦士アルティメーター》等の使い勝手の悪いカードも一部採用されている。
    作中世界のあらゆるデュエリストのデータを採用したとのことなので、バトルシティベスト4に残った城之内が使用したカードも採用されていたのだろうか。
  • OCGの意味合いとは異なるが、アニメARC-Vの舞台である舞網市が存在する次元を作中では全ての基礎となり、中心の世界として「スタンダード次元」と称している。

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