ダークネス

 ボス専用カードで登場した「ダークネス」と名のついた永続罠カード群。

  • 原作・アニメにおいて―
    「ダークネス」とは、アニメGXにおける登場人物の一人。
    山羊のような形状の頭蓋骨と人間の外骨格に漆黒のローブを纏い、背中には左右非対称の位置にある5枚の翼が生えているという、一般的な悪魔・邪神のイメージを具現化したような容姿である。
    本人が言う所によると「かつて宇宙が1枚のカードの表と裏から誕生した際に、そのカードの裏側から生まれ出でた暗黒面そのもの」であるらしい。
    それ故に闇という概念そのものとでも言うべき存在であるため完全に消滅させることは事実上不可能である。
    自らの分身である「ミスターT」を使役して次々とデュエリストを倒し、最終的には世界中の殆どの人間を自らの住まう虚無の世界へと引き込んでいった。
    また藤原優介の心の闇に付け込むことで彼を洗脳し、自らの手足として操っていた。
    最終的には十代とのデュエルに敗れ、自身の復活を予言しながら閃光と共に消滅し、同時にダークネスの作り上げた虚無の世界も崩壊した。
  • 背中に生えている羽は作中ではデュエルディスクとして使用されていた。
  • 本人の登場は放送4年目が初登場なのだが、「ダークネス」という名前とそれに関連する設定自体は放送1年目の天上院吹雪の登場に前後して既に明かされていた。
    そのダークネスの力で進化したものとして《真紅眼の闇竜》《レッドアイズ・ダークネスメタルドラゴン》があるが、彼自体との関連性は言及されないまま放送が終了してしまった。
  • 本人曰く「真実の闇」との事だが、本作では宇宙に生命を育んだとされる「優しき闇」や主人公の「正しき闇の力」、「心の闇」によって生まれる覇王の力や「破滅の光」など、敵味方にわたって闇や光という用語が使われたため、物議を醸した。
    なお自身については「人間の未来そのもの」や「野心はない」と発言していることから、次作5D'sにおけるモーメントの暴走や機皇帝と同様、多くのSF作品で描かれる「人間が辿る滅亡(または文明の崩壊)の象徴」として位置づけられたキャラクターともとれる。
  • アニメGXの集大成のゲームであるTAG FORCE 3も彼が使ったオリジナルカードは全くないどころか、ダークネス自体が登場していない。
    ゲームでのラスボス的ポジションは藤原になっており、ダークネスの概念は存在しているものの、本人の存在はなかったかのようにされている。
    他のボス的存在(影丸、斎王、ユベルなど)は全て登場し、アニメ5D'sのラスボス的存在のZ-ONEはTAG FORCE 6では登場しているため、ゲーム内でもかなり不遇となっている。
  • こうした境遇を受けてか、ボスデュエルにおけるカードはアニメ版より大幅に強化されており、他のボスキャラクターに引けをとらないデッキとなっている。
  • アニメ5D'sで度々使用された魔法カードSp(スピードスペル)−ジ・エンド・オブ・ストーム》のイラストに描かれている人物は、細部は違うがダークネスに酷似している。

関連リンク

―「ダークネス」と名のついた永続罠
 ※は「ダークネス」に関する効果を持つ永続罠

―その他のリンク

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