ダイノルフィア/Dinomorphia

 BATTLE OF CHAOSカテゴリ化された「ダイノルフィア」と名のついたカード群。
 属するモンスターは全て闇属性恐竜族で統一されており、その攻撃力守備力のいずれかが0である。

  • モンスターのデザインは、「機械のアーマーを纏った人型モンスター」「恐竜をモデルとした巨大なメカ」の2種類に大別できる。
    前者のデザインの場合、各カードのモチーフとなっている恐竜の特徴こそアーマーの造形に一部反映されてはいるものの、人間の姿に非常に近く、既存の恐竜族と比べると異彩を放っている。
    また、背景は未来的な街中を滑空している描写が多く、《ダイノルフィア・ケントレギナ》イラストでは酸性雨が降り注いでいる。
    一部カードでは謎の機械と交戦および破壊している描写もあり、これらは敵対勢力と見られる。
  • ザ・ヴァリュアブル・ブックEX2では詳しい設定が紹介されている。
    彼らは大規模絶滅を免れた古代生物の末裔、新恐竜種「ディノサウロイド」と呼ばれる種族であるらしい。
    祖先から受け継がれた尾や翼、強い生命力、好戦的な性格に加えて、ヒトと同等の知能と容姿を獲得している。
    都市を襲撃した理由については明らかにされていないが、事件をきっかけに「ダイノルフィア」と命名され、政府に追われているようだ。
    • なお、この設定のみではダイノルフィアと政府、どちらの陣営が善悪であるかを読み取ることは出来ない。
  • ちなみに、これらの設定は新聞記事のようなレイアウトと文体で紹介されている。
  • なお、設定内にある「ディノサウロイド」とは現実にある概念で、日本語では「恐竜人間」と訳される。
    恐竜が絶滅せず、知的生命体として進化を続けていたらどうなっていたのか、という仮説の中で提唱された存在である。
    1982年、カナダの生物学者デイル・ラッセルが、白亜紀後期に存在した恐竜であるトロオドンをモデルとした知的恐竜の模型を公開し、それを「ディノサウロイド」と命名した。
    当時としても奇想天外な発想であり、ラッセルが発表した模型に鎖骨やヘソなど人間的な要素が多くみられたこともあって、学会などでは批判されたが、SFなどの創作の題材としては注目を集めた。
  • ダメージを抑える効果を持つカードが多い事を考えると、名前の由来は生体内で生成されるぺプチドの一種であり鎮痛作用のある物質「ダイノルフィン」+「ダイナソー(恐竜)」だろうか。
    • 英語名「Dinomorphia」は、鎮痛・麻酔に用いられる化合物モルヒネ(Morphia)と「Dino(恐竜)」+「Morph(変形、変身)」を組み合わせたものになっている。

関連リンク

―「ダイノルフィア」と名のついたモンスター
 ※は「ダイノルフィア」に関する効果を持つモンスター

―「ダイノルフィア」と名のついた魔法・罠カード
 ※は「ダイノルフィア」に関する効果を持つ魔法・罠カード

―「ダイノルフィア」を素材に指定するモンスター

―その他のリンク

広告