プロキシ

 所持していないカードを、何らかの方法で代用した物のこと。
 英語で『代理』を意味する「proxy」に由来する。
 当然公式大会では使用できず、フリーデュエルでも相手の了承を得ずに使用するのはマナー違反である。

 プロキシカードを使う理由としては、「貴重なカードが傷付くのを防ぐため」、「何らかの理由で入手できないカードを使いたいため」等が挙げられる。
 特に一般的なのはデッキ調整の際で、未所持のカードのプロキシを作成してデッキを回して見る事で、自分のデッキに必要なカードかどうかを確かめ購入するかどうか決める、と言う使い方だろう。

 プロキシカードを作る方法としては、「不要なカードや紙切れにカード情報を書き込むか印刷したものを貼り付ける」、「いわゆる裏スリーブの要領で作った画像を表側に入れる」等がある。

  • 原作・アニメにおいて―
    原作初期において、海馬が《青眼の白龍》をカタログからカラーコピーし、これを遊戯が持っていた本物の《青眼の白龍》と摩り替えるという犯罪行為を行った。
    もっとも、所詮コピーであったため、遊戯にはすぐにバレる事になる。
    また、「バトルシティ編」で登場した組織「グールズ」は、偽造カードを大量に創り上げて大会に参加している。
    いずれも本物のカードと同様にデュエルで使用できていたが、唯一偽造した《ラーの翼神竜》を使った者は裁きを受けている。
  • 上記のように、基本的には敵側が何らかの目的を達成するために悪用する場合が殆どである。
    そのため、遊戯のように「偽りのカード」と呼ぶほど嫌っている者も存在する。
    現実でも相手を騙す目的で使用すれば犯罪になるので、使わない方がいい。
  • 珍しい例として、アニメDM「ドーマ編」のラフェールはカードの裏面を貼り替えたものを使用していた。
    これは、カードが擦り切れるほど使い込んだため、自身がカードの傷で判別できてしまわないようにというフェア精神から来たものである。
    これも本来のカードの一部を他のもので代用したため、プロキシの一種と言える。
    なお、現実で同じ事をすると加工したとみなされ、大会で使用できなくなるので、擦り切れる前にスリーブに入れておきたい。

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