公開情報/Public knowledge †
「手札の枚数」「墓地のカード」「現在のライフポイント」等は公開情報であり、お互いにいつでも確認する事ができます。
手札枚数やライフポイントを聞かれたプレイヤーは、正確に相手に伝えなければいけません。
また、墓地については相手の墓地でも手にとって確認する事ができますが、その前に相手に一声かけてから行うのがマナーです。
また、墓地を確認する際は、カードの順番を変えてはいけません。
(公式ルールブック マスタールール3対応 バージョン 1.0より引用)
- ルールブックに明記されているものの他、以下のようなものが公開情報に該当する。
- 原作・アニメにおいて―
劇中の描写からすると、あちらの世界ではライフポイントや手札の枚数といった基本的な情報を除けばOCGに比べ公開情報が少ないようである。
相手のフィールドや墓地を確認するシーンは殆ど見られない。
後述でも触れられているが、デュエルディスクが自動処理でサーチしたカードのテキストも公開しない、相手に説明しないことが多いため、OCGとはルールそのものが異なる可能性も十分考えられる。
同様に(アニメ版・漫画版の)全シリーズを通して「カードのテキストが確認できるか否かの基準」に関しては、「デュエリストやデュエルディスクによってテキスト確認機能の有無が異なるのか、あるいは相手が許可した場合のみ可能なのか」に関して一貫性や整合性等が見受けられないため、不明瞭である。
- 効果が不明、と言っても大抵はその効果を発動した時や効果解決を終えた時にその処理の説明を口頭や劇中描写等で行っている。
とは言え、ルールがファジーであった頃は《伝説のフィッシャーマン》など自力で相手の能力を把握し突破せねばならない時もあった。
特に漫画ARC-Vでは、蓮が《白闘気双頭神龍》の効果を明かさずにデュエルを進めており、攻撃力を0にされたり攻撃を無効にされても攻撃を成功させ相手を驚かせている。
この時に対戦相手の遊矢は「この謎を解かない限りオレに勝機はない」とコメントしており、効果を明かさないことを責めてはいない。
少なくとも漫画ARC-Vの世界では、決闘中であっても効果を対戦相手に説明する必要がないようである。
- アニメVRAINSでは、相手のカードのテキストをデュエルディスクを通じて確認する描写が度々あり、プレイングに大きな影響を与えるシーンも見られる。
例えば「遊作/Playmaker vs葵/ブルーエンジェル」戦では、ブルーエンジェルが速攻魔法《戦線撹乱》のテキストを確認してPlaymakerの思惑を察知し、即座に対処に出ている。
一方で、この時フィールドに存在した《ディフェクト・コンパイラー》の効果は明らかに把握できていない等、同一デュエル内ですら確認できるか否かの基準が曖昧である。
少なくとも、「了見/リボルバーvsライトニング」戦では、フィールドの《天装騎兵プルンブーマ・トリデンティ》の効果を相手が把握できない事を前提とした戦略をライトニングが組んでおり、確認できない事が通常ではあるようだ。
また、「遊作/Playmaker vsボーマン(2戦目)」戦では、ボーマンが相手モンスターの属性によって臨機応変にメタを行うデッキであったためか、《アップデートジャマー》の名前部分を自分の手元のウィンドウに映し属性を確認している。
「穂村尊/Soulburner vs道順健碁/ブラッドシェパード」戦では、ブラッドシェパードはサポートAIに効果を説明させているが、わざと途中で効果の説明を止めさせ、説明しなかった効果でSoulburnerを罠にかけている。
- アニメ5D'sの「遊星vs鷹栖」戦において、デュエル終盤に遊星が手札の1枚を隠し持っていたことがある。
鷹栖に監視カメラで手札を覗かれていたことへの対抗手段であるが、手札の枚数が相手に正確に伝わらないので、ルール上は問題がある。
尤も監視カメラを使ったピーピングも反則なのでどっちもどっちだが。
- 上述の通り、漫画やアニメでは「効果を把握していない所為で、有意義ではない行動をしている」と読者・視聴者目線では考えられる場面が多々ある。
しかしカードの種類が膨大になった結果、遊戯王OCGストラクチャーズではストロング十九が「1万以上の種類があるOCGカード 自分が使った事ないカードの効果まで覚えてらんねーよ!!」とボヤく場面があったりと、ある程度仕方ないとする向きも生まれつつある。
関連カード †
―公開情報を確認できなくするカード
関連リンク †
FAQ †
Q:相手のフィールドにあるエクシーズモンスターが擁するエクシーズ素材の数等は確認できますか?
A:はい、確認できます。
ただし、相手の方に一声かけてから確認をすることになります。(11/07/18)