植物(しょくぶつ)(ぞく)/Plant

基礎データ

  • 大会賞品限定1種を含まず、PHANTOM NIGHTMAREまでで242種類が登場している。

概要

 草木や花、野菜・果実などの様々な植物がモデルとなっているモンスターが属する種族
 食品としては野菜の一種に数えられることがあるためか、《きのこマン》など菌類(キノコ)をモチーフとしたモンスターが属することがある。

 環境で活躍したモンスターとしては、トークンを生み出す《ダンディライオン》リクルーター《キラー・トマト》が属している種族
 《ギガプラント》登場以前では、《ロードポイズン》《ボタニカル・ライオ》などが比較的有用なモンスターとして知られていた。
 また、非常に強力なリセット効果を持ち、現在は禁止カードとなっている《ファイバーポッド》もこの種族モンスターである。

 長らく最上級モンスターの不在による攻撃力不足や、サポートカードの少なさから、種族統一するメリットがほとんどなかった。
 《ロードポイズン》が当時としては破格の蘇生効果を持っていたが、対応するモンスター側が貧弱で大したものがいなかった。
 種族として長けている部分や特徴もこれといって無く、このような状況が第1期に登場してからかなりの長期に渡って続いていた。

 その後、第5期の終期になってようやく強力な特殊召喚効果を持つ《ギガプラント》が登場し、種族としての繋がりが一気に強くなった。
 第6期に入ってからは、《椿姫ティタニアル》《増草剤》を筆頭とする様々なモンスター及びサポートカードが大量に登場している。
 さらにデッキからほとんどの植物族をリクルートできる《ローンファイア・ブロッサム》の登場で、一躍注目される存在となっていった。
 ただ、デメリットの無い1900ラインの下級アタッカーは非常に入手が難しい《ボタニカル・ライオ》1種で長らく恵まれなかった。
 現在では《にん人》など数はまだ少ないものの優秀なカードが登場してきている。
 チューナー《グローアップ・バルブ》が登場してからは、《ローンファイア・ブロッサム》【植物族】以外のデッキで活躍する事もかなり多くなった。
 《ローンファイア・ブロッサム》《ダンディライオン》《スポーア》《グローアップ・バルブ》の4体がシンクロ素材としてセットで様々なデッキに採用されていた。
 その後上記4体は全て禁止を含む何らかの規制を受けていたが、エクシーズ召喚ペンデュラム召喚が主流となったことで、第9期までに全て制限復帰制限緩和された。

 カテゴリ方面では第6期末に初の植物族統一カテゴリとなるトマボーが登場し、第8期には規模の大きい森羅も登場。
 第9期にもアロマ捕食植物といった植物族軸のカテゴリも登場した。
 続く第10期には3つ目となる植物族統一カテゴリ六花が登場した。
 第10期に入りリンク召喚が導入され、さらに《アロマセラフィ−ジャスミン》が登場したことで、【植物リンク】環境への台頭を果たしている。
 これにより、前述の通り一度は制限緩和された上記のモンスター4体のうち、《スポーア》以外は全てそれぞれ再度制限強化が行われている。
 また【植物リンク】1ターンキルのためのキーカードとなった《フェニキシアン・クラスター・アマリリス》が一発で禁止カードに指定された。
 このように第9期後半〜第10期は、環境の変化とともにそれ以前に登場していた優秀なモンスターの多くが規制され、植物族には逆風の展開となった。

  • 特に第6期頃に登場したカードにはトークンを生み出すものが散見される。
    イメージに合うためか、その後も細々とだがトークン生成カードが登場しており、比較的種類が多い。
  • 「植物」は一般的に「光合成をしている生物」を指すが、慣用的な意味では広く「根が生えて固定的な生活をしている生物」を指す事がある。
    例としてはきのこ(菌類)や苔植物などがあり、OCGモンスターの中では《きのこマン》《N・グロー・モス》などが該当する。
  • 第6期辺りまでは、どちらかというと静的であったり不気味だったりリアリティのあったりする外見が多かった。
    近年は完全に人型であったり華々しかったり華憐な雰囲気が全面に出たりするような外見が増えてきている。
  • アニメZEXALシリーズでは、矢最豊作がトマトをモデルとした、花添愛華が実在する花と兵器を組み合わせたデザインの植物族を使用している。
    また漫画ZEXALにおいては、キャプテン・コーンがトウモロコシをモデルとした植物族やそのサポートカードを使用した。
  • アニメ・漫画ARC-Vでは、ユーリが捕食植物を使用している。
  • コナミのゲーム作品において―
    『モンスターカプセル ブリード&バトル』では市松模様・前1マスへ移動できる範囲を持っている。
    特技には体力回復や自身を復活させるものが多く、2体用意して死角をカバーし合うと振り切られにくくなる事もあって扱いやすい種族であった。
  • DMシリーズでは「属性」の代わりに、ステータスを無視して戦闘における優劣を決定する「魔族」というものが設けられている。
    その中に「森魔族」(風魔族に強く、炎魔族に弱い)というものが存在しており、植物族のほとんどはこの「森魔族」に属している。
    真DMでは「魔族」にあたるものが「守護星」になっており、「森魔族」は「木星」(土星に強く、火星に弱い)という名称になっていた。

関連リンク

リミットレギュレーションで規制されている植物族モンスター

植物族に関連する効果を持つカード

素材に植物族を指定するモンスター

植物族トークン

植物族罠モンスター

植物族のチューナー

植物族のペンデュラムモンスター

植物族の融合モンスター

植物族のシンクロモンスター

植物族のエクシーズモンスター

植物族のリンクモンスター

植物族のシリーズモンスター

その他のリンク

広告