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千年(せんねん) †

　INFINITE FORBIDDENでカテゴリ化された「千年」と名のついたモンスター群。
　属するモンスターの属性は全て地属性で統一され、種族は戦士族・岩石族・獣戦士族のいずれかである。

このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ１ターンに１度しか使用できない。
(1)：このカードが手札に存在する場合に発動できる。
このカードを永続魔法カード扱いで自分の魔法＆罠ゾーンに表側表示で置く。
(2)：このカードが永続魔法カード扱いの場合、
２０００ＬＰを払うか手札の「千年の十字」１枚を相手に見せて発動できる。
このカードを特殊召喚する。
その後、（任意適用のサーチ効果）。
(3)：このカードはモンスターゾーンに存在する限り、（固有の永続効果）。

カード名	レベル	種族	任意サーチ効果	永続効果
《千年王朝の盾》	５	戦士族	《千年の十字》	魔法・罠カードの効果で破壊されない
《千年の宝を守りしゴーレム》	６	岩石族	《石版の神殿》	自分の《千年の十字》の発動は無効化されない
《千年の眠りから覚めし原人》	８	獣戦士族	千年またはミレニアム	モンスター効果で破壊されない

因みに、これら効果モンスターはいずれもそれ以前から存在した通常モンスターのリメイクである。

「千年」と密接な関係にある「ミレニアム」に属する《ミレニアムーン・メイデン》と《ミレニアム・アブソリューター》は、上記に類似した効果を持つようにデザインされている。

属するカード自体はLIMITED EDITION 1で《千年の盾》が登場していたが、正式なカテゴリになったのは上記シリーズからである。
カテゴリ化までに24年11か月弱もの時があり、（情報公開の2024年2月時点で）Salamandraを抜いてカテゴリ化までの最長記録である。
（ただし、あちらはOCGに登場する日付までを計算した場合はこちらを上回る可能性がある。）
- 現状ではモンスターカードまたはモンスター状態のみを指定するため、魔法・罠カードで「千年」がカード名にある《千年の啓示》・《千年の十字》は含まれない。
  ただし、《マジカルシルクハット》＆《聖なる輝き》の特殊な状態でのみ意味を持つ。

また、漢字表記は「千年」だが読み方が「せんねん」ではないモンスターカードの《千年竜(サウザンド・ドラゴン)》・《千年の血族(ミレニアム・シーカー)》もカテゴリの範囲外である。
ただし、後者はミレニアムに属しており、現状では「千年」と「ミレニアム」は全て受けられるサポートが等しいため、ゲーム上はどちらに属していても違いはない。

「千年」とは、原作に登場した古代のアイテムである「千年アイテム」を元にした名称である。
- 属する通常モンスターは、設定上千年アイテムとの関連性を持つ共通の特徴がある。
  《千年の盾》(エラッタ前)・《千年原人》はフレイバー・テキストで言及があり、《千年ゴーレム》についてはヴァリュアブルブック２に守っている財宝が千年アイテムである事を匂わせる記載が存在する。

英語では千年の個所が《千年原人》以外はいずれもMillenniumと訳されているため、ミレニアムと同時に指定しているのは日本語と英語の差異をなくすための措置とも考えられる。

原作の「王の記憶編」では、千年アイテムを所持する王(ファラオ)や神官たちは石版(ウェジュ)に封印されている魔物(カー)たちを魂(パー)を消費することによって使役していた。
また、千年錠を使用して罪人の心から魔物(カー)を引き出すなどの描写も見られる。
共通効果の(1)は魔物(カー)を石版(ウェジュ)に封じ込めることに、(2)は魔物(カー)を使役することになぞらえているのだろう。
特殊召喚のコストとしてライフポイントを払う方法と《千年の十字》を見せる方法があるのは、前者は魂(パー)を消費して石版(ウェジュ)から魔物(カー)を呼び出す描写、後者は千年錠を使って他人の心から魔物(カー)を引き出す描写がモチーフとなっていると思われる。

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