封印(ふういん)されし/Forbidden One

 週刊少年ジャンプ(2007年35号) 付属カードカテゴリ化された「封印されし」と名のついたモンスター群。
 「本体」にあたる《封印されしエクゾディア》、及び「四肢」(両腕両足)にあたる「封印されし者の○○」と名のついたモンスター4種の計5種で構成される。
 属するモンスターは全て闇属性魔法使い族で統一されており、後者の「四肢」モンスターレベル1・攻撃力200・守備力300の通常モンスターで統一されている。
 属するモンスター全5種類を全て手札に揃えると、《封印されしエクゾディア》効果外テキストにより特殊勝利が成立する。
 通称は「エクゾディアパーツ」で、この呼称は原作漫画でも使われている。

  • 原作・アニメにおいて―
    詳しくは、《封印されしエクゾディア》を参照。
    武藤遊戯が祖父・双六から受け継いだデッキに投入されており、DEATH-T編(アニメでは第1話)の「遊戯vs海馬」戦で揃えることに成功する。
    しかし、その後「決闘者王国」へ向かう船上にてインセクター羽蛾によって海に投げ捨てられてしまい、城之内が飛び込んで2枚は回収されたが、他は海の藻屑となった(どのパーツを回収・紛失したのかは原作・アニメDM共に明らかにされていない)。
    この他には、グールズのレアハンターが偽造したエクゾディアパーツを3枚積みしたデッキを、アニメオリジナル「乃亜編」では海馬剛三郎が《エクゾディア・ネクロス》を軸としたデッキを使用している。
    なお、アニメではレアハンターが使用した偽造カードは闇遊戯によって破り捨てられた。
  • 原作・東映版では四肢はレベル2だった。
  • コナミのゲーム作品において―
    DMシリーズでは、特殊勝利の際にエクゾディアのカットインと共に「怒りの業火 エクゾード・フレイム」という字幕が表示される特別な演出が存在する。
    なお、カードの効果ドローして5枚が揃ってもその時点では勝利にならず、次の自分ターン開始時に勝利となる。
    これらのゲームでは、エクゾディアパーツが5枚揃ったかどうかの判定がターン開始時にしかされないようである。
  • 初期のゲーム作品では簡単に倒せるキャラを演出するため、エクゾディアの四肢のみを投入しているキャラが度々見られる。
    例えば、DM3では本田、DM4ではシモン・ムーラン、DM6ではモクバが該当する。
  • 『デュエルリンクス』では限定レギュレーション戦内で特殊スキル「じいちゃんのカード」でデュエル開始時に使用デッキに混ざるという形式で登場。
    このイベントの特徴は以下の通り
    1. 自分相手双方のデッキにエクゾディアパーツが5枚強制的に追加される為、デュエル開始時の使用デッキが最低でも25枚の状態となる。
      この場合、後攻ターン目のドローを含めた5枚でエクゾディアパーツが揃う確率は、53130分の1である。
    2. プレイヤーの特殊スキルが「じいちゃんのカード」で固定される為、このスキルを意識したデッキ構築が求められる。
    3. 5枚全てを手札に揃えると特殊勝利の演出と特殊勝利ボーナスが評価得点に付与される。
  • その後この特殊スキル「じいちゃんのカード」は武藤遊戯専用のスキルとなった為か、上記のイベントは行われなくなった。
  • 一方、カード単体では存在していない為か、カードラボのカード一覧表示に載っておらず、リミットレギュレーションにも指定されていない。
  • また、武藤双六には各種関連カードと共に専用台詞が設けられているが、上記の通りカード単体として収録されていないので、使用する為には専用スキル「封印されし力」か「封印されし古の魔神」を用いる必要がある。
    なお前者はライフポイントが1000減少するごとに1回ずつ使用でき、対応するカード墓地に出現させるものであり、後者はドローフェイズ開始時に対応するカードデッキの一番下に追加するものとなっている。
  • その他の商品展開―
    バンダイ版でも登場しているが、四肢はレベル1となっている。
    フレイバー・テキストは四肢が「5体を復活させし者、あらゆる敵を一瞬に葬り去る。」となっている。
    また他のモンスターと異なり、種族が書かれていない。
  • 森永製菓から発売された「遊戯王デュエルモンスターズ ウェファーチョコ」付属シールでは光属性になっていた。

関連リンク

―「封印されし」と名のついたモンスター

―「封印されし」に関する効果を持つカード

―「封印されし」を素材に指定するモンスター

―その他のリンク

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