OCG †
遊戯王ゼアル オフィシャルカードゲームの公式略称(Official Card Game)。
「遊戯王OCG」とも。
基本的に漫画、アニメ、ゲームなど、「遊戯王」シリーズを扱った他の媒体と「遊戯王オフィシャルカードゲーム」を比較するときに使用する略称である。
他のトレーディングカードゲームと比較する際には「遊戯王」「遊戯王カード」といった表現を用いる事が望ましい。
また、海外版のYU-GI-OH! TRADING CARD GAMEと日本語版を比較する際にも使用できる。
この場合、「OCG」の対義語は「TCG」となる。
OCGの範囲について †
UpperDeckが手がけていたことのある言語の「遊戯王」カードは、いずれも正式名称が「YU-GI-OH! TRADING CARD GAME」となっており、「TCG」に分類される。
それ以外の一貫してKONAMIが「遊戯王」を販売している地域の商品は「遊戯王オフィシャルカードゲーム」を正式名称としており、「OCG」と呼称する事ができる。
具体的には以下のシリーズがOCGに分類される。
- 日本語版
- 韓国語版
- その他アジア諸国で販売されているバージョン
- 韓国語版について。
同じOCGということで基本的な仕様は日本語版に準じており、レアリティも基本的に日本語版に準拠している。
TCG先行カード(海外先行カード)も封入されていないが、イラストだけは海外仕様に修正されている。
外国語版の中では発売が早く、日本語版の発売とTCG版の発売の間に発売されることが多い。
韓国国内で生産されているため非常に定価が安いのが特長であり、また書籍付属カードが「PREMIUM PACK」というブースターで一般販売されるおかげで、他言語では希少なカードであっても韓国語版では容易に手に入る例が少なくない。
入手困難なレアカードが必要なデッキを組みたい場合にオススメの言語である。
ただし、英語版と異なり韓国語を読めるプレイヤーはほとんど存在しないため、日本語版テキストは必ず用意しておくこと。
- その他アジア諸国について。
台湾や香港などの極東諸国でもOCGは販売されているが、韓国以外の国ではローカライズがされておらず、すべて日本語版が販売されている。
カードの仕様は日本語版と完全に同一であり、外袋の取扱上の注意のみ各国仕様に書き換えたものを使用している。
事実上、これらの国ではインターネット等で対訳を調べながらでなければプレイする事が困難である。
また、日本国内で生産したものを輸出している都合上価格も日本語版に準じており、日本より物価が安い極東諸国の人々にとってはかなりの高級商品といえる。
- こうした事情もあり、多くの国々では海賊版OCGが蔓延している。
これらは各国の言語に翻訳されており、価格も正規品1パックで海賊版のストラクチャーデッキが買える程度と異常に安く設定されている。
- かつては「アジア版」と呼ばれる日本製の英語版カードが存在したが、売上が芳しくなかったのか、これらは第4期を最後に廃止されている。
なお、「アジア版」の仕様は基本的にTCGに準じている。
関連リンク †