Holographic †
カードのレアリティにおける「ホログラフィックレアカード」を指す。
初登場は第5期第5弾のTACTICAL EVOLUTION。
略号は「HR」。
カード名がシークレットレアと同じくダイヤモンドカットの箔押しで、イラストが立体的に見えるホログラム加工がされている。
施されている加工は、第10期までと第11期以降では大きく異なるため、詳細は後述。
説明 †
登場してからALLIANCE INSIGHTまで、1シリーズ当たり1種類がこのレアリティに設定されている。
レギュラーパックでは12箱に1枚(1カートンに2枚)と封入操作がされており、大変希少価値が高い。
第13期開始と同時にレギュラーパックへの封入は廃止されており、今後の新規ホログラフィックレアの登場は不明となっている。
- カードを裏面から見た場合に、イラスト部分にあたる部分が浮き出て見える場合がある。
- 1段階下のレアリティであるアルティメットレアの「アルティメット」は「究極」という意味。
それを考えると「究極」よりも「ホログラフィー(holography、光波の干渉性を利用した写真技術)」の方がレアリティが高いというのは妙な話ではある。
しかしカードの加工技術は後者の方が難しく、金属箔製作段階での作業工程も多いため、1枚あたりにかかる制作費は「アルティメットレア」より高い。
- こうした加工の難しさからか、カードの絵柄にズレや明暗の違いが生じる場合がある。
2枚以上持っている人は見比べてみよう。
また、加工の過程で混入したと思われる微細な埃等が見られる場合もある。
よく見なければ判らないレベルのものだが、稀に目立つ不純物が混入しているケースがあり、一種のエラーカードとして扱われている。
- 12箱に1枚の封入率ということでパック購入時の入手難易度は最も高いのだが、発売間もない時分においてはレギュラーパック封入のもののシングル価格はさほど高くはない傾向が強かった。
しかし、絶版のレギュラーパックや非レギュラーパック封入のものの一部は高額で取引されている。
加工の仕様について †
イラスト全面が銀色のホログラムによって作られており、角度を変えるとイラストが浮かび上がるように見えるようになっている。
カードにホイル加工はされていない。
ホログラム特有の柔らかな色合いの変化こそ見えるが銀一色のため、本来の色彩はこの仕様からだとほとんど読み取れない。
また、真正面から見てもイラストが見えにくく、ちょうどカードを場に出したような角度で斜めから見るとイラストがよく見えるようになっている。
- この仕様の中でも細かなアップデートは行われている。
- 第7期からは立体感が控えめになり、絵柄がより鮮明に見えるようになった。
多重加工は立体感が出る反面、絵柄がぼやけがちだったことを改善する意図があったと考えられている。
カードの縁とイラスト枠が銀色となり、テキスト欄とイラストを除くカードの全面がホイル加工されるようになった。
また、イラストの加工が大きく変更され、立体的に見える加工ではなくなった。
イラストの色彩も従来のような銀一色ではなくなり、本来の色彩がある程度は読み取れるようになった。
海外版について †
- 海外版(TCG)では、「Ghost Rare(ゴーストレア)」という名称である。
ホログラム加工が幽霊のようにも見える事から、この名がついたのだろう。
日本版に比べイラストの彩度が非常に高いので、同じカードでもホログラフィックとGhost Rareでは違って見える。
関連リンク †
ホログラフィックレアで収録されたカード †
通常パック †
その他 †