YU-GI-OH! TRADING CARD GAME †
●「YU-GI-OH! TRADING CARD GAME」シリーズについて
英語など日本語以外の言語で表記されている「YU-GI-OH! TRADING CARD GAME」シリーズは、日本語表記のカードと混ぜて遊ぶことが可能です。
ただし、カード裏面のデザインが異なるため、一緒に使用する場合は裏面が見えないカードプロテクターを装着しましょう。
また、日本語表記のカード以外を使用する場合には、カードの効果処理を正しく行えるように、対戦相手にもテキストを正しく伝えられるようにしておきましょう。
カードの日本語名と英語名は、遊戯王ゼアル オフィシャルカードゲーム カードデータベースで確認できます。
(公式ルールブック マスタールール2対応 バージョン1.2より引用)
遊戯王ゼアル オフィシャルカードゲームをベースに、KONAMIが海外向けに販売しているトレーディングカードゲーム。
略称としてはTCGが用いられる。
TCGのカードは、日本語版を含むOCGと完全互換で遊ぶことができる。
日本語の《落とし穴》、英語版の《Trap Hole》、フランス語版の《Trappe》、ドイツ語版の《Fallgrube》、イタリア語版の《Buco Trappola》、スペイン語版の《Agujero Trampa》、ポルトガル語版の《Buraco de Armadilha》、韓国語版の《함정 속으로》は、いずれも同じ効果を持っているのだ。
言語の壁を超え、世界中の人と遊べるゲーム、それが遊戯王である。
OCGとTCGは完全互換ではあるものの、後述するようにTCGでは様々な部分がOCGから変更されている。
各国語への翻訳とルール整備の手間もあるため、TCGの発売はOCGの同名パック発売より数ヶ月遅れて行われるのが恒例である。
具体的には、以下の言語の遊戯王カードが「YU-GI-OH! TRADING CARD GAME」シリーズである。
これらはいずれもかつてUpperDeckが販売に関わっていた言語である。
- 英語版
- フランス語版
- ドイツ語版
- イタリア語版
- スペイン語版
- ポルトガル語版(Cybernetic Revolutionを最後に生産中止)
このうち、日本国内で流通している遊戯王TCGのほとんどは英語版である。
- TCGの発売以来、国内の公認大会で日本語以外の言語のカードを使用する事は可能であったが、2013年9月21日以降日本語版以外のカードを使用する事は禁止となる。
ただし、リミットレギュレーションを用いない「ノーリミットデュエル」でのみ引き続き日本語以外のカードも使用できる。
なお、世界大会およびその店舗代表決定戦、地域代表決定戦、日本代表選考会についてはまだ KONAMIからの公式発表はない。
- 下記の「テキスト不所持による反則負け」、プレイヤーがテキストを把握していない事による混乱、意図的に日本語テキストを何度も確認することによる遅延行為など、大会における海外版絡みの混乱は少なくなかった。
海外版の使用禁止措置はプレイヤーのモラルが招いた結果でもある。
- なお、国外の公認大会では当初よりその国の言語以外のカードを使用することはできないルールとなっている。
言語を混ぜて公認大会に参加できるのは日本国内だけである。
- 《ウィジャ盤》と死のメッセージは複数の言語を混ぜて使用することができないという特殊裁定がある。
これは、《ウィジャ盤》を完成させた際に揃う文字が日本語では「DEATH」、それ以外の言語では「FINAL」であるため。
Aの位置が異なる都合上、両者を混ぜると非常にわかりにくくなってしまうのだ。
- 表現規制が厳しい
- OCGが流通している日本や韓国と異なり、欧米では子供向け商品で禁止されている表現が非常に多い。
これらはカード名およびイラストから徹底的に排除されている。
具体的には、「神」「天使」「悪魔」「十字架」といった宗教的な要素、「銃器(レーザー銃は可)」「血液」「棺桶」「死体(ガイコツ、ゾンビは可)」といった暴力的な要素、そして「露出度の高い女性」「巨乳」といった性的な要素は一切使用できない。
- 米国では規制が特に厳しく、悪魔族の英語名は「Devil」「Demon」といった単語が使えないため「Fiend」となっている。
一方で他の国々では比較的規制が緩いため、いずれも「Demon」やそれを各国語で訳した言葉を使用している。
デーモンも、英語では「Archfiend」であるのに対し、例えばフランス語では「Archdémon」と明確に「悪魔」を表す言葉が使用されている。
このように、同じTCGであっても規制の度合いはまちまちである。
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