Parallel †
カードのレアリティにおいて「パラレルレアカード」を指す。
カード全体が網目を帯びて輝いているのが特徴。
また、表面の材質自体が非常に特異なものとなっている。
これは表面に特殊なシート(通称「パラレルシート」)を貼って作られている為である。
ノーマル、レア、スーパーレア、ウルトラレア、シークレットレアにパラレル仕様が存在し、DUEL TERMINALなどで目にすることができる。
単に「Parallel」とだけ書かれている場合、カード名が金箔でイラストがホイル仕様の物を指すことが多い。
(要するにウルトラレアの表面にパラレルシートを貼り付けたもの)
また、ノーマルにパラレルシートを貼り付けたものを、特に「ノーマルパラレルレア」と呼ぶ。
- 名前の由来は、光り方が縦横に平行(Parallel)になっているからである。
一部のTCGでは絵違いのカードをパラレルカードと呼ぶ事がある為、遊戯王OCG以外も収集しているプレイヤーの中には混乱する人もいたようだ。
- 登場して長らくこのレアリティの名称が公にされていなかったため、「パラレルレア」とはプレイヤーの間で発生した俗称であった。
この名称が広く浸透したため、その後正式なレアリティの一つとしてアニメやヴァリュアブルブックで用いられるようになった。
- 「レア度はシークレットレア並み」とかつてヴァリュアブルブックには書かれていた。
しかし後のヴァリュアブル・ブック10では「レア度のランクには入っていない」と書かれている。
そのさらに後のMASTER GUIDE2では「カード全体に網目状に輝く加工が施されたカード」とされている。
つまり、パラレルシート以外の加工がNormal/Rare/Super/Ultra/Secretのいずれであっても、「シートが張られている=パラレルレア」というのが現在の公式スタンスである。
遊戯王カードデータベースではパラレル仕様(P)/パラレル仕様レア(P+R)/パラレル仕様スーパーレア(P+SR)/パラレル仕様ウルトラレア(P+UR)と表示されている。
- 余談ではあるが、非公式に「パラレルシート」なる商品が発売されている。
このシートをカードの大きさにカットして張り付けることで、遊戯王を含む様々なカードをパラレル仕様に出来るのである。
カード自体に手を加えている為、この処理を施したカードを大会で使用することは出来ない。
- なお、こうして作ったカードはカード名と右下の偽造防止用の箔押しがパラレルシートの下にくる事になる。
公式のカードはパラレルシートの上からカード名や偽造防止の箔押しが押されているので、よく見れば簡単に区別できる。
- 仮にパラレル加工が消えた場合、「加工したカード」と見なされ公式大会では使用できなくなる点には注意が必要である。
なお、使い込む過程でパラレル加工が消えたカードを使用する場合、大会前に自己申告をすることで、使用する承認を得ることができる。(09/11/07)
ただしその場合にも程度があるため、できるだけスリーブに入れて保管し直接触らないように心がけたい。
- 原作・アニメにおいて―
アニメGXにおいて万丈目長作が所有するカードがすべてパラレルレアだった。
しかも、何故か召喚されたモンスターもパラレルに輝いていた。
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