ペンデュラム・効果モンスター 星10/闇属性/悪魔族/攻 0/守 0 【Pスケール:青0/赤0】 このカード名の(1)(2)のP効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。 (1):このカードがPゾーンに存在し、自分が効果ダメージを受ける場合、そのダメージは0になる。 (2):このカードがPゾーンに存在する限り、 自分はレベル5以上の「DD」モンスターを召喚する場合に必要なリリースをなくす事ができる。 【モンスター効果】 (1):このカード以外の自分フィールドのモンスター1体をリリースして発動できる。 以下の効果から1つを選び、ターン終了時まで適用する。 ●このカードは直接攻撃できる。 ●相手は魔法&罠ゾーンのカードの効果を発動できない。 ●相手は手札・墓地のカードの効果を発動できない。 (2):相手のLPが4000以下の場合、このカードの攻撃宣言時に発動できる。 このカードの攻撃力はターン終了時まで、相手のLPの数値分アップする。 (3):このカードは戦闘では破壊されず、このカードの戦闘で発生する自分への戦闘ダメージは0になる。
遊戯王ARC-V 第7巻 付属カードで登場する闇属性・悪魔族の最上級ペンデュラムモンスター。
自身への効果ダメージを0にするペンデュラム効果、レベル5以上のDDをリリース無しで召喚可能にするペンデュラム効果、モンスター1体をコストに3つの中から1つを選択して適用できる効果、相手ライフが4000以下の場合に自身の攻撃力を相手ライフの数値分強化する効果、戦闘破壊耐性及び発生する戦闘ダメージを0にする効果を持つ。
DDとしては初のペンデュラムスケールが0のペンデュラムモンスターである。
【DD】では《DD魔導賢者ケプラー》のペンデュラム召喚が可能となるため、ペンデュラムスケール目当てでの採用も考えられる。
(1)のペンデュラム効果は効果ダメージを0にするもの。
【DD】では契約書のダメージを0にするために使用できる。
1ターンに1度の強制効果である点には注意。
(2)のペンデュラム効果はDDの召喚時のリリースの軽減。
DDはペンデュラム召喚もできるデッキなので恩恵は薄いように見えるが、特殊召喚メタをすり抜けることができる。
また、召喚に成功した場合に発動する《DDプラウド・オーガ》・《DDヴァイス・テュポーン》等や、ペンデュラム召喚しにくいレベル8以上のDDのサポートにもなる。
(1)のモンスター効果はモンスターをリリースして3種から選ぶ効果。
1ターンに何度でも発動できるので効果を重ねることができ、ペンデュラムモンスターならばコストとして使用しやすい。
1つ目は直接攻撃。
自身の(2)の効果と合わせて相手ライフ4000以下ならエンドカードとなる。
2つ目は相手魔法&罠ゾーンの発動制限。
フリーチェーンには弱いが、召喚反応や攻撃反応を封じるため安全な行動を保証してくれる。
フィールド魔法の効果の発動も許してしまう点は注意。
3つ目は相手手札・墓地の発動制限。
こちらも展開や攻撃を安全にしてくれるものであり、近年は手札誘発・墓地発動が増えているため発動を封じる意義は大きい。
(2)のモンスター効果は相手ライフポイントの数値分の自己強化。
最大で4000の強化となるが、相手の状況に左右されるため安定はしない。
(1)の直接攻撃と合わせるのが一番だが、フィールドを一掃しておき、攻撃力合計4000以上となるように他のモンスターを並べ、先にそれらの直接攻撃でダメージを与えておけば序盤からでも一気に勝負を決められる。
1ターン中の発動回数制限がないため、2回攻撃可能にしておけば2回強化できる。
(3)のモンスター効果は戦闘破壊耐性と戦闘ダメージを0にするもの。
効果が使えなくても壁として最低限の働きはしてくれる。
モンスター効果が通ればフィニッシャーとなりえる性能を持っているが、効果による耐性が無いため妨害に弱い。
性質上フリーチェーンのカードは天敵であり、(1)のモンスター効果にチェーンされると大きなディスアドバンテージを負う。
また、レベル10のためペンデュラム召喚もしづらく、フィールドに出す方法も限られる。
2枚目のこのカードでリリースを軽減したり、手札コストから蘇生を狙う方法が安定する。
エクストラデッキに送られた後は《闇魔界の契約書》で後続のサポートに使えれば2枚目以降のこのカードが出しやすくなる。
特殊召喚制限がない上に攻撃力0なのでリクルーターや《ダメージ・コンデンサー》などを使っても簡単に特殊召喚できる。
3体リリース時の「0として扱う」効果は具体的にどのような処理なのかがイマイチ不明瞭。