エクシーズ・効果モンスター ランク4/炎属性/戦士族/攻2500/守1600 レベル4モンスター×3 自分フィールド上の「BK」と名のついたモンスターが 相手モンスターと戦闘を行うバトルステップ時に このカードのエクシーズ素材を1つ取り除いて発動できる。 その相手モンスターの効果はターン終了時まで無効化され、 その自分のモンスターは戦闘では破壊されず、 その戦闘によって発生する自分への戦闘ダメージは代わりに相手が受ける。 この効果は相手ターンでも発動できる。
LORD OF THE TACHYON GALAXYで登場した炎属性・戦士族のエクシーズモンスター。
戦闘時にエクシーズ素材を取り除き、効果無効・戦闘破壊無効・ダメージ反射の効果を自身を含むBK1体に与える。
効果は《アマゾネスの剣士》の戦闘ダメージ反射能力に加え、相手モンスターの効果無効化、戦闘破壊耐性を得られる。
しかし、このモンスターでは反射を活かすには攻撃力が高すぎるため普通のデッキで出してもあまり恩恵を受けられない。
自分の他のBKに対しても発動できるため、BKにおいては下級BKを複数展開して相手の高打点モンスターを狙えば、状況次第では1ターンキルも圏内に入る。
《アルケミー・サイクル》などと併用すれば、このカード単体でも大きい戦闘ダメージが期待できる。
アドバンテージを失う危険はあるが《巨大化》とは相性が良く、自分のライフが低い時はアタッカーとして運用でき、自分のライフが高い時は効果による戦闘ダメージの反射が狙える。
一方で効果に対する耐性はなく、効果を活かすには戦闘を介する必要がある以上、攻撃反応型のカードにも警戒しなければならない。
相手のターンでも発動できるがモンスターをフィールドに残してしまうため反撃の糸口を与えやすく、後出しの《交響魔人マエストローク》には効果を使えないまま戦闘破壊されてしまう。
効果無効化も有効に働く場面はあるが、自身の効果で攻撃力を上昇させているモンスターに対しては与えるダメージが減ってしまうため注意が必要である。
類似効果の《ダイガスタ・スフィアード》とは異なり発動回数には限りがあるため、決着をつけられなかった場合は返しのターンでの反撃には対応し切れないことも多い。
確実に大ダメージを与えられる場合やコンボを意識しない限りは、同じ素材から召喚できる《ヴェルズ・ウロボロス》等で除去してしまった方がより容易にアドバンテージを稼ぎやすい。
《ユベル》や《No.92 偽骸神龍 Heart−eartH Dragon》も単体で処理できるが、両者はその重さからバウンスしたほうが良い場合が多い。
ただ、《No.92 偽骸神龍 Heart−eartH Dragon》には蘇生制限が無いため《死者蘇生》を握っているならこのカードで処理し、奪ってしまうのもひとつの手ではある。
BKを素材に用いる場合、エクシーズ素材数が2体の《BK 拘束蛮兵リードブロー》も存在する。
あちらは戦闘破壊だけでなく効果による破壊にも耐性があり、維持しつつ高攻撃力を得られるため、このカードよりも使いやすい場合が多い。
BKはすべて戦士族のため《機甲忍者ブレード・ハート》・《H−C エクスカリバー》等を呼び出すことも出来ることは意識しておきたい。
このモンスターを活用する際はBKのサポートカードを駆使しつつフィニッシャーにしていく運用が望ましいといえる。