No.(ナンバーズ)46 神影龍(しんえいりゅう)ドラッグルーオン》

エクシーズ・効果モンスター
ランク8/光属性/ドラゴン族/攻3000/守3000
ドラゴン族レベル8モンスター×2
自分フィールド上にこのカード以外のモンスターが存在しない場合、
1ターンに1度、このカードのエクシーズ素材を1つ取り除き、
以下の効果から1つを選択して発動できる。
●手札からドラゴン族モンスター1体を特殊召喚する。
●相手フィールド上のドラゴン族モンスター1体を選択してコントロールを得る。
●相手ターンの終了時まで、
相手フィールド上のドラゴン族モンスターは効果を発動できない。

 SHADOW SPECTERSで登場する光属性ドラゴン族エクシーズモンスター
 自分フィールド上に他のモンスターが存在しない場合、3つの効果のうち1つを発動できる。

 ただでさえ重いランク8にもかかわらず、更にエクシーズ素材に指定が掛かっている。
 ランク8でドラゴン族では展開手段が豊富な《銀河眼の光子竜》が上げられるが、《銀河騎士》が使えないためここでも出しにくい。
 効果発動するには他のモンスターが存在していてはならず、発動させるためには出し方自体から工夫する必要がある。
 【聖刻】《神龍の聖刻印》等を用いれば出すこと自体は容易だが、リリースの基点にしたモンスターが残るためそのままでは扱いづらくなる。
 このカードエクシーズ素材には《限界竜シュヴァルツシルト》等の単体で呼びやすいものを使うともっとも相性が良い。
 《ダークストーム・ドラゴン》《スーペルヴィス》墓地へ送り、魔法・罠カード除去しつつレベル8のドラゴン族蘇生させてもいい。

 第1の効果手札からドラゴン族を展開する効果
 このカードが出せるデッキは必然的に最上級ドラゴン族が多くなるので、手札事故回避の意味でも悪くない効果ではある。
 だが、《レッドアイズ・ダークネスメタルドラゴン》なら発動条件コストもなしで効果発動できる上に墓地からの蘇生も可能で、あちらの方がフィールドに出しやすい。
 第2の《レッドアイズ・ダークネスメタルドラゴン》としても、素材のドラゴン族自体がかなり強力のため、それらを素材にしてまでこのカード特殊召喚したいかは微妙なところである。

 第2の効果ドラゴン族コントロール奪取する効果
 一度発動すれば永続的にコントロールを得られるので、相手次第ではかなり刺さる効果である。
 だが、ドラゴン族しかコントロールを奪えないので、相手ドラゴン族をあまり採用していないなら使用頻度は低くなる。
 また、このカードを出せるようなデッキなら相手に警戒されるため、【ドラゴン族】相手でもエクシーズ召喚などでドラゴン族以外を出されて効果を使えない場合も多いだろう。

 第3の効果相手フィールド上でのドラゴン族効果発動を封じる効果
 残念ながら手札墓地効果永続効果を封じられないので、征竜などには全く意味がない。
 また、ドラゴン族以外のモンスターには全く影響がないため、第2の効果共々ドラゴン族をあまり投入しないデッキには通用しない。
 仮に【ドラゴン族】相手でも、同様にエクシーズ召喚などでドラゴン族以外を出されあっさり突破される場合もあるため、穴が多い。

 総じて、主に第1の効果を中心に使う事が多くなるだろう。
 しかし、第1の効果も含めて非常に中途半端であり、先述の通り第1の効果に関しても《レッドアイズ・ダークネスメタルドラゴン》という強力なライバルがいる。
 第2・第3の効果を使いこなせれば利点を見出しやすいが、種族メタかつ縛り付きのため、使用するデッキ・場面が大きく限定されてしまう。
 一応ドラゴン族宣言した《DNA改造手術》を併用すれば、自身のエクシーズ召喚も多少楽になり、第2・第3の効果発動する機会は多くなる。

 だが、一番の問題は、第1・第2の効果を使ってモンスターが増えると、次のターンにこのカード効果が使えなくなる点である。
 ただでさえ素材が非常に重い上に使いどころがかなり限られるこのカードにとって、展開がしづらいのは非常に痛いデメリットである。
 第2の効果《聖刻神龍−エネアード》除去する方が汎用性が高く、第3の効果の場合なら《No.107 銀河眼の時空竜》でも間に合う事も少なくないだろう。

関連カード

エクシーズ素材に使用できるレベル8・ドラゴン族モンスター

 召喚制限のないものは《ドラゴニック・タクティクス》参照

収録パック等