《かつて(かみ)()ばれた(かめ)/Testudo erat Numen》

効果モンスター
星1/水属性/水族/攻   0/守1800
このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、
お互いに攻撃力1800以上のモンスターを特殊召喚できない。

 THE SHINING DARKNESSで登場した水属性水族下級モンスター
 攻撃力1800以上のモンスター特殊召喚を封じる永続効果を持つ。

 攻撃力が平均的に高くなり、特殊召喚が頻繁に行なわれる環境において拘束力は高い。
 あらかじめ出しておけば、ほとんどのシンクロモンスター《冥府の使者ゴーズ》等の強力なモンスター特殊召喚を妨害することができる。
 ただ、《フォッシル・ダイナ パキケファロ》と比べると、特殊召喚に対応できる範囲が狭い分見劣りする。
 また、効果を有効に活用するためにはフィールドに維持し続けなければならない。
 除去耐性があるわけでもなく、通常召喚できる1900ラインのアタッカー攻撃にも耐えられないため、このカード単体でフィールドに維持するのは難しい。
 守備表示セットすればにはなるが、これでは肝心の特殊召喚を封じる効果が使用できない。
 また、通常召喚攻撃力1800未満のモンスター特殊召喚に対しては無力という点も評価を下げる。
 特殊召喚自体を無力化したいのであれば、アタッカーとしても運用できる《ライオウ》等を採用すればいいだけの話であり、あえてこのカードを採用する意味は薄い。

 使うのであれば、できる限り表側守備表示でこのカードを維持したい。
 そのため、守備表示特殊召喚ができるカードを駆使してフィールドに出したいところ。
 レベル1の水族であるため、《ワン・フォー・ワン》《ウォーターハザード》《浮上》を用いると守備表示特殊召喚ができる。
 また、即座に守備表示にはできないものの、《グリズリーマザー》による特殊召喚にも対応している。
 低攻撃力をさらけ出してしまうのが難点であるが、《つまずき》を併用して強制的に守備表示に変更する、エンドフェイズ時に特殊召喚する等の手段でフォローしたい。

 フィールドに維持する手段としては、攻撃力が低いことを活かし、《明鏡止水の心》耐性を付けてしまうことが考えられる。
 《忘却の海底神殿》とも相性が良く、このカードを守るのに適しているのみならず、自分ターンにこのカードを一時的に除外する事で、実質相手ターン中のみ、この効果適用させる事もできる。
 また、《キックバック》もこのカード効果対象ではない通常召喚に対する対抗手段としては有効である。

 攻撃力1800以上のモンスター特殊召喚を封じる効果の性質上、使うデッキを選ぶ。
 だが、逆に言えば自分の低攻撃力モンスター特殊召喚も妨害されないため、【ローレベル】等には採用の余地がある。
 また、《伝説の都 アトランティス》を使用するデッキに投入する手も考えられる。
 自身の強化攻撃力の高いモンスター特殊召喚を封じつつ、自分はレベル水属性モンスター通常召喚を行う、という構成にしても面白いだろう。

関連カード

イラスト関連

収録パック等

FAQ

Q:効果分類は何ですか?
A:永続効果です。(10/02/23)

Q:参照する攻撃力元々の攻撃力ですか?
A:はい、テキスト記載の元々の攻撃力を参照します。(10/02/26)

Q:このカードが存在するとき、《トラゴエディア》《フォーチュンレディ・ダルキー》等のようなフィールド以外では攻撃力が不確定で、自身の永続効果によって攻撃力が1800以上になるモンスター特殊召喚することはできますか?
A:はい、それらのモンスター手札等に存在してる時点では攻撃力が1800以上ではありませんので特殊召喚する事はできます。(10/02/26)

Q:このカードをシンクロ素材として攻撃力1800以上のモンスター特殊召喚できますか?
A:できません。(10/03/25)


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