効果モンスター 星8/闇属性/戦士族/攻3000/守2500 このカードは通常召喚できない。 自分の墓地の光属性と闇属性のモンスターの数が同じ場合に、 その内のどちらかの属性を全て除外した場合のみ特殊召喚できる。 このカードの属性は「光」としても扱う。 このカードが特殊召喚に成功した時、 特殊召喚するために除外したモンスターの属性により、以下の効果を発動できる。 この効果を発動するターン、自分はバトルフェイズを行えない。 ●光:フィールド上のモンスター1体を選択して除外する。 ●闇:相手の手札をランダムに1枚選び、相手のエンドフェイズ時まで裏側表示で除外する。
V JUMP EDITION 9で登場した闇属性・戦士族の特殊召喚モンスター。
墓地の光属性と闇属性が同数の場合に一方の属性を全て除外して特殊召喚する召喚条件と、その時除外したモンスターの属性に応じて発動できる2種類の効果を持つ。
墓地の光属性と闇属性が同数の場合という非常に難しい召喚条件を持つ。
さらにどちらか一方の属性のモンスターを全て除外する必要があり、その数が多いほど墓地アドバンテージの損失も大きくなる。
同数であれば1体ずつでも構わないので序盤なら比較的出しやすく、墓地アドバンテージの面で見てもなるべく早いうちに出したいモンスターである。
ただ構築するだけでは出すだけでも困難であり、光属性・闇属性を多めに採用するほか、墓地肥しと除外を多用できる構成としたい。
増やす場合には手札・デッキから落とす方法が、減らす場合は《ダーク・アームド・ドラゴン》等を使う方法がある。
《白夜の騎士ガイア》・《極夜の騎士ガイア》ならば場面に応じ増やすことも減らすことも可能。
しかし、この2種類の属性を採用するデッキでは他のカオスが採用でき、そちらの方が出しやすさでは勝る。
特殊召喚時に2種類の効果を選択できるが、使えるのは片方だけであり、どちらを選ぶかが後の展開にも影響する。
また、使える効果が1度きりであり、蘇生も不可能ため、扱いがより限定される。
ただし、《奈落の落とし穴》等を発動されても、最低限の働きをする点は悪くない。
光属性を除外して発動できる効果はフィールド上のモンスター1体の除外。
召喚条件も考えると、《カオス・ソルジャー −開闢の使者−》・《カオス・ソーサラー》のほぼ下位互換の効果である。
直接ボード・アドバンテージに影響するものの、他に競合する相手が多く、あえてこのカードを使う理由とするには力不足でもある。
闇属性を除外して発動できる効果は相手の手札の封印。
手札に戻るのは相手のエンドフェイズなので、事実上次のターンのそのカードの使用を封じる効果となる。
ただし、どのカードを除外するのかはランダムで決まり、裏側表示で除外されるために何を除外したのかをこちらが把握する事もできない。
似たような効果を持つカードに《光の封札剣》があるが、あちらは除外する期間が非常に長い。
罠カード故にタイムラグがあるとはいえ、あちらの方が使いやすいだろう。
最大の難点はその重さであり、非常に厳しい条件に対し見返りとなる効果が小さく、その後は属性を2つ持つだけの実質バニラとなってしまう。
大量除外や2つの属性を持つことを活かせなければ他のカオスに比べ扱いが非常に難しく、いずれにせよ専用デッキを必要とするだろう。
しかし、専用デッキを組むとなると、条件の関係上2枚目の特殊召喚は1枚目以上に難しく、使い切りの効果のこのカードを主軸にするのは厳しいものがある。
手札に複数揃っても連続で出すことも難しいため腐りやすく、バトルフェイズを行えない致命的なデメリットを負ってまで使いたいかは疑問が残る。
―《カオス・ソルジャー −宵闇の使者−》の姿が見られるカード
Q:《アドバンスド・ダーク》で闇属性となっている《宝玉獣 ルビー・カーバンクル》1枚を除外した特殊召喚の場合、どちらの効果を使えますか?
A:闇属性の効果のみ使えます。(13/09/09)