シンクロ・効果モンスター 星9/風属性/雷族/攻2500/守1500 チューナー+チューナー以外のモンスター2体以上 このカードのシンクロ召喚に成功した時、 相手フィールド上に存在するカードを3枚まで持ち主の手札に戻す。
DUEL TERMINALで登場した風属性・雷族のシンクロモンスター。
シンクロ召喚成功時に相手フィールド上のカードを持ち主の手札に戻すバウンスカードの一種。
しかしシンクロ召喚に3枚以上のカードを消費するので使いどころを選ぶ。
最低でもレベル4のチューナー1体+レベルの合計が5以上のモンスター2体と、相当量のモンスターが必要になるため、出しにくさはシンクロモンスターの中でも上位の部類に入る。
レベル3以下のチューナーが存在する状態で《同姓同名同盟》を使用し、レベル2通常モンスターを大量展開する、もしくは《ヒーロー・キッズ》を複数特殊召喚するなどでシンクロ召喚可能。
だが、そこまでして呼び出す意義は薄い。
中途半端なレベル9のシンクロモンスターであることも評価を下げる。
《召喚僧サモンプリースト》+レベル4チューナーで即呼べる《スターダスト・ドラゴン》《ギガンテック・ファイター》に比べ、出しやすさ、効果の強力さでも見劣りしてしまう。
種族も、サポートカード不足に頭を抱える種族である雷族と、現状でこのカードの能力を引き出すには厳しいものがある。
相手のおジャマトークン3体+レベル3以上のチューナーで簡単に召喚できるため、ロックデッキにはめっぽう強い。
場合によっては自分が《おジャマトリオ》を発動し、《洗脳解除》するのもいい。
ただ、テキストの制約により「チューナー以外に2体のモンスター」が必要なので《洗脳解除》+《トーチ・ゴーレム》+レベル1のチューナーは不可能なので注意してほしい。
例えロックパーツが複数存在しようとも、効果により膠着状態を打破できる点は有利に働く。
《波動キャノン》のカウントをリセットしたり、《ハリケーン》では戻せないモンスターも戻せる。
下級モンスターを戻しても効果は薄いが、裏側守備表示モンスターも対象にできるため、強力なリバース効果モンスターやサイクル・リバースモンスターを一時的にでも戻せるのは利点。
特に《ステルスバード》やデッキデスの要《カオスポッド》が戻れば、そこから相手の戦線が瓦解する可能性もある。
相手のみにしか効果が効かないのが少々残念である。
自分のカードを対象にできたなら汎用性もまた違ってきただろう。
同じ風属性のチューナーたる《霞の谷の戦士》や《霞の谷の祈祷師》と組み合わせ、【風属性】のアクセントにしてもよいだろう。