通常罠 相手フィールド上に表側表示で存在するモンスター1体を選択する。 選択したモンスターと同じレベルのモンスター1体を自分の手札から特殊召喚する。
CYBERNETIC REVOLUTIONで登場した通常罠。
レベルを合わせることで手札のモンスターを特殊召喚する。
自分の上級モンスターを生け贄なしで召喚できる可能性をもつ。
能動的な発動ができず、狙うレベルのモンスターが出てくるのを待つ必要があるため、発動自体が難しい。
数の多いレベル4モンスターに使っても、ディスアドバンテージになるだけであり、あまり有効ではない。
通常召喚がしにくい《ミスティック・ソードマン LV4》や特殊召喚専用の《レアメタル・ドラゴン》ならば《切り込み隊長》の方がサポートに適している。
つまり、相手の上級モンスターに対して発動し、こちらも上級モンスターを召喚する必要があるということである。
現環境では上級モンスターが出される状況は多くなっており、以前より多少使いやすくなったといえる。
狙うはシンクロモンスターのレベル5〜8、《神獣王バルバロス》の8、帝モンスターのレベル6、《サイバー・ドラゴン》のレベル5といったところだろうか。
もっとも事故率を下げるためにある程度レベルの照準を絞った方が現実的であろう。
比較的頻繁に見かけ、かつ強力なモンスターの選択肢の多いレベル6・8が狙い目か。
その場合における、特殊召喚する対抗モンスターの候補を考える。
レベル6の場合、数の多い攻撃力2400のモンスターに勝てる《冥界の魔王 ハ・デス》、除去効果を持つ《ブローバック・ドラゴン》あたりが強力。
レベル8には強力なモンスターが多くそろっており選択に迷うことは少ないが、耐性のある《青氷の白夜龍》、全体攻撃のできる《究極恐獣》等を出せれば状況は有利になるだろう。
《神獣王バルバロス》は生け贄無しで召喚することもでき、このカードを採用する場合は是非入れたいモンスターである。
しかし、相手が召喚した上級モンスターへの対処としては、各種除去カードの方が遥かに有効ではある。
また、自分が優位に立つ目的で上級モンスターを召喚したいのならば、他にも多くの手段がある。
猛威を振るう《ダーク・アームド・ドラゴン》や《裁きの龍》の除去効果にチェーン発動するのも面白いが、それらに対抗できるレベル7・8モンスターは特にいないのが残念である。
多少強引だが、《溶岩魔神ラヴァ・ゴーレム》や《トーチ・ゴーレム》を使えばレベル8のモンスターを特殊召喚できる。
結局、上級モンスターの召喚サポートならば、《洗脳−ブレインコントロール》や《デビルズ・サンクチュアリ》等の方が確実。
そして、相手切り札への対処手段ならば、除去カードや《収縮》等を用いた方が遥かに有効といえる。
上級モンスターを特殊召喚して相手の切り札を戦闘破壊できれば確かに有効だろうが、機会は少ないだろう。
―イラスト関連