永続罠 (1):自分の墓地のモンスター1体を対象としてこのカードを発動できる。 そのモンスターを攻撃表示で特殊召喚する。 このカードがフィールドから離れた時にそのモンスターは破壊される。 そのモンスターが破壊された時にこのカードは破壊される。
Curse of Anubis −アヌビスの呪い−で登場した永続罠。
自分の墓地のモンスター1体を特殊召喚する効果を持つ。
フリーチェーンであり、蘇生させたモンスターの用途にも特別な制限が存在せず、蘇生カードの中でも扱いやすいカードである。
第一の使い方は、ステータスの高いモンスター、効果の有効なモンスターの蘇生であろう。
同様に強力な蘇生カードである《死者蘇生》との違いは、フリーチェーンでバトルフェイズや相手のターンに特殊召喚できる事にある。
例えば、相手の罠カードの発動にチェーンして、《人造人間−サイコ・ショッカー》を特殊召喚するといった芸当ができる。
自分のバトルフェイズに使用する場合、フィールド上のモンスターが攻撃し、攻撃反応型の罠カードがないと確認できれば更に蘇生して追撃したり《聖なるバリア −ミラーフォース−》等で破壊された後、改めて蘇生し再度攻撃する事ができる。
相手のターンでの使用は、タイミングを見計らって《大天使クリスティア》や《ライオウ》等を蘇生する事で、特殊召喚等を牽制できる。
また、相手のバトルフェイズ中に攻撃に対して発動する事で、直接攻撃を防ぐといった戦術も非常に有効である。
第8期以降に増えた同名カードを含めて1ターンに1度しか効果を発動できないモンスターを、相手のエンドフェイズに特殊召喚することで、より多く効果を使えるようにするという手もある。
第二の使い方は、リリース要員、シンクロ素材やエクシーズ素材そしてリンク素材を揃える事であろう。
前のターンから準備が必要という罠カードの特性がやや弱点だが、相手のターンのエンドフェイズに蘇生する事で、自分のターンになってから表示形式を変更する事もできる。
またこの方法は、スタンバイフェイズに効果が発動するカードにも応用できる。
例えば、《サイレント・ソードマン LV3》を蘇生すれば、次の自分のターンですぐに《サイレント・ソードマン LV5》に進化でき、《E・HERO オーシャン》や《E・HERO フォレストマン》等を蘇生させればサルベージを安全に行える。
リンク2以上のリンクモンスターを蘇生し、蘇生したモンスターをリンク素材にすることでリンク召喚の負担を軽減できるのは《戦線復帰》にはない利点である。
第三の使い方は、《サイクロン》等でこのカードが破壊される際、チェーンして発動し、「特殊召喚時の強制効果・場合の任意効果がある、或いは破壊された時に効果が発動するモンスター」を特殊召喚する事である。
逆にこのカードに《サイクロン》をチェーンされて狙いを潰される事もよくあるので注意が必要である。
このカードがフィールドから離れると、連動して蘇生したモンスターも破壊されるデメリットを持つ。
これは、上記の第三の使い方の他、《E・HERO ワイルドマン》等の、罠カードの効果を受けないモンスターであれば完全蘇生をさせる事もできる。
また、蘇生したモンスターを《月の書》等で裏側表示にする、または《亜空間物質転送装置》等で一時的に除外された場合、因果関係が断たれ、完全蘇生させる事もできる。
それを自身の効果で行えるサイクル・リバースモンスターとも相性が良い。
その他、《王宮のお触れ》等によってこのデメリットを無効にすることもできる。
永続罠故にフィールドに意味もなく残り続ける事もある。
蘇生したモンスターが、「リリース」・「エクシーズ素材になる」・「墓地へ送る効果」・「バウンス効果」・「破壊せずに除外する効果」等でフィールドを離れた場合、このカードはフィールドに残り続ける。
このカードの発動時に《D.D.クロウ》等で指定した蘇生対象モンスターが墓地から消えた場合も、不発により残り続ける。
このカードがフィールドに意味もなく残り続ける点は、状況によってメリットにもデメリットにもなる。
デメリットは、魔法&罠ゾーンを圧迫する事である。
特に、《冥府の使者ゴーズ》や《黄泉ガエル》等の特殊召喚効果を阻害するのは痛い。
メリットとしては、このカードを《霞の谷のファルコン》等でバウンスし、もう一度使用できる事が挙げられる。
このバウンスによる再利用に特化したデッキが、【セルフ・バウンス】である。
―名前関連
Q:このカードの効果で特殊召喚したモンスターを裏側表示にしてからこのカードを破壊した場合、その裏側表示モンスターは破壊されますか?
A:いいえ、破壊されません。そうなった場合は、このカードとモンスターの関係が断ち切られます。
Q:このカードでモンスターを特殊召喚した後に《王宮のお触れ》を発動すると、モンスターは破壊されますか?
A:無効化されると関係が断ち切られる為、モンスターは破壊されません。
無効化されている最中にこのカードが破壊された場合も、モンスターは破壊されません。
Q:このカードでモンスターを特殊召喚した後に、《王宮のお触れ》を発動されました。
《王宮のお触れ》が適用中に、《大嵐》を発動されました。
蘇生したモンスターは破壊されますか?
A:《王宮のお触れ》と《リビングデッドの呼び声》が同時に破壊された場合、モンスターは破壊されません。(07/10/29)
Q:このカードでモンスターを特殊召喚した後に、《王宮のお触れ》を発動されました。
《王宮のお触れ》が発動された次のターンに、《王宮のお触れ》を破壊しました。
その後でこのカードを破壊した場合、蘇生したモンスターは破壊されますか?
A:はい、モンスターは破壊されます。
途中で無効化されていたとしても、破壊される時点で有効であるならば関係は適用されます。(07/03/28)
Q:《人造人間−サイコ・ショッカー》を《リビングデッドの呼び声》で蘇生させた後、《大嵐》でこのカードを破壊したらどうなりますか?
A:《人造人間−サイコ・ショッカー》は《リビングデッドの呼び声》の効果を無効化しているので、《人造人間−サイコ・ショッカー》は破壊されずにフィールドに残ります。
Q:《人造人間−サイコ・ショッカー》を《リビングデッドの呼び声》で蘇生させた後、《人造人間−サイコ・ショッカー》を破壊したらどうなりますか?
A:《人造人間−サイコ・ショッカー》が破壊された直後に罠無効の永続効果は解除されるので、《リビングデッドの呼び声》の効果も有効になり《リビングデッドの呼び声》が破壊されます。(07/04/28)
Q:《リビングデッドの呼び声》で蘇生したモンスターに《亜空間物質転送装置》を発動した場合、そのモンスターと《リビングデッドの呼び声》との関連性は切れますか?
A:はい。そのモンスターと《リビングデッドの呼び声》との関連性はなくなります。
Q:《神禽王アレクトール》の効果で無効化したこのカードを手札に戻した場合、このカードで蘇生したモンスターは破壊されますか?
A:いいえ、《神禽王アレクトール》によって無効化されたこのカードがフィールドを離れても、蘇生したモンスターは破壊されません。(09/08/27)
Q:《スキルドレイン》適用中に、《リビングデッドの呼び声》で《人造人間−サイコ・ショッカー》を特殊召喚しました。
この時、《大嵐》が発動され、《スキルドレイン》と《リビングデッドの呼び声》が同時に破壊される場合、《リビングデッドの呼び声》の効果で《人造人間−サイコ・ショッカー》は破壊されますか?
A:破壊されます。(12/02/01)
Q:このカードで《異次元竜 トワイライトゾーンドラゴン》を蘇生させた後、《大嵐》でこのカードを破壊したらどうなりますか?
(モンスターを破壊する効果は対象をとる効果として扱われますか?)
A:フィールドを離れた時の効果は対象をとる効果として扱われないので、《異次元竜 トワイライトゾーンドラゴン》は自身の効果によって破壊されずにフィールドに残ります。(13/09/27)
Q:相手が、自分の《リビングデッドの呼び声》に対して《サイクロン》を発動しました。これにチェーンしてその《リビングデッドの呼び声》を自分の墓地の《E・HERO シャドー・ミスト》を対象に発動しました。
チェーン処理終了後、《E・HERO シャドー・ミスト》は特殊召喚された後破壊され墓地に送られますが、《E・HERO シャドー・ミスト》の効果を発動できますか?
出来る場合、どちらの効果を発動するか選べますか?
A:はい、発動でき、(1)か(2)どちらの効果を発動するか選ぶことが出来ます。(15/07/12)
Tag: 《リビングデッドの呼び声》 罠 永続罠