永続罠(禁止カード) このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、 全てのフィールド上魔法カードの効果を無効にする。 自分のスタンバイフェイズ毎に700ライフポイントを払う。 払わなければ、このカードを破壊する。
Curse of Anubis −アヌビスの呪い−で登場した永続罠。
魔法カードの効果を無効化する。
罠カードの効果を無効化する《王宮のお触れ》とは対を成す。
このカードが禁止カードになった後に亜種となるカードが多数登場しており、なかでもホルスの黒炎竜シリーズは高い制圧力を持っている。
ゲームを成り立たせている要素の一つである魔法の効果を無効化する事ができるカード自体が少数であり、それを永続的に行えるのは強力な効果の証拠でもある。
スペルスピード2である事が肝であり、相手の魔法の発動にチェーンして発動させる事で手軽に相手の魔法の効果を無効化する事ができる。
維持には700ライフコストが必要だが、逆に魔法効果無効化の解除タイミングを自分で決める事ができるという強みとなる。
魔法を封印し、その間にこちらのフィールドを整えておいて一気に攻める戦術も存在するし、相手の魔法の効果を打ち消し、直ちに維持せず破壊する事で使い捨てとしての使用も可能。
このカードが現役の頃は《いたずら好きな双子悪魔》・《強引な番兵》・《押収》・《強欲な壺》が制限カード・《天使の施し》が準制限カードという凄まじい環境であった。
そのため、相手の先攻1ターン目に《強欲な壺》や手札破壊魔法を連打され、返しのターンでの自分の《強欲な壺》等はこのカードによって無効にされるという、開始直後から激しくやる気がなくなる展開がよく見られた。
対を成す《王宮のお触れ》は準制限のカードではあるが、このカードの場合は前述にあるとおり自壊させることにより魔法効果無効化の解除タイミングを自分で決める事ができるという強みとなっている。
ここが対を成すとは言え《王宮のお触れ》との決定的な違いを生み出しているため、現在でもあちらは準制限のカードでいられるのだろう。
ゲームバランスを崩す要因になる上にどんなタイプのデッキにも入るカードとして危険視され、準制限カード、制限カードと上り詰めていった。
そして04/03/01に、初めての禁止カードに指定された。
その後も一度も禁止から緩和されていない事を見ても、このカードの強力さが分かるだろう。
―イラスト関連
―《王宮の勅命》の姿が見られるカード
Q:《王宮の勅命》の効果によって《タイムカプセル》の効果が無効化されている時、《タイムカプセル》のターンはカウントされますか?
A:《タイムカプセル》の効果は無効化されますが、スタンバイフェイズのカウントは通常通り行います。