永続魔法 (1):手札・墓地から「壊獣」モンスターが特殊召喚される度に このカードに壊獣カウンターを1つ置く(最大5つまで)。 (2):1ターンに1度、フィールドの「壊獣」モンスター1体を対象として発動できる。 そのモンスターを破壊し、その後、そのコントローラーのフィールドに、 破壊したそのモンスターと元々のカード名が異なる「壊獣」モンスター1体を自分のデッキから特殊召喚する。 (3):壊獣カウンターが3つ以上のこのカードを墓地へ送って発動できる。 デッキから「壊獣の出現記録」以外の「壊獣」魔法・罠カード1枚を手札に加える。
EXTRA PACK 2016で登場した永続魔法。
壊獣カウンターを貯める効果、壊獣1体を破壊して壊獣1体をリクルートする効果、壊獣1枚をサーチする効果を持つ。
(1)の効果は、壊獣が手札・墓地から特殊召喚される度に壊獣カウンターを置く効果。
《KYOUTOUウォーターフロント》よりは壊獣カウンターを貯めにくいものの、こちらは永続魔法なので複数枚を同時に存在させることができる。
(2)の効果は、フィールドの壊獣を破壊し、そのコントローラーのフィールドに別の壊獣をリクルートする効果。
どちらかのフィールドに特定の壊獣を存在させたいだけなら、基本的には《KYOUTOUウォーターフロント》で直接サーチし特殊召喚することで事足りる。
この効果の活用法としては、以下が考えられる。
- 《KYOUTOUウォーターフロント》によるサーチができない場合に、手札の適当な壊獣を特殊召喚した後に本命の壊獣をリクルートする。
- 効果を使い攻撃不能となった《怒炎壊獣ドゴラン》を別の壊獣と入れ替え、直接攻撃を狙う。
- その他、《多次元壊獣ラディアン》などの効果使用後に別の壊獣をリクルート。
- メインフェイズ2に《海亀壊獣ガメシエル》を守備表示で自分フィールドに出し、相手ターンでの制圧を狙う。
- 守備力の低い壊獣を守備表示で相手フィールドに出し、攻撃力の低い《海亀壊獣ガメシエル》や《粘糸壊獣クモグス》で戦闘破壊する。
- あらかじめ必要なモンスターを全て展開した後に、《粘糸壊獣クモグス》を相手フィールドにリクルート。
- 自分の《壊星壊獣ジズキエル》を対象にして無効にし、単体除去のトリガーにする。
- おまけ程度だが、《KYOUTOUウォーターフロント》に追加で壊獣カウンターを貯められる。
このようにさまざまな活用法が考えられる効果だが、1と8以外はフィールドの壊獣カウンターの存在が前提となる。
前述の通りこのカードは壊獣カウンターを貯めにくいため、この効果を最大限活用するには壊獣カウンターを貯めやすい《KYOUTOUウォーターフロント》との併用が望ましい。
裏を返せば単体での活用法に乏しい効果とも言えるので、採用枚数は吟味が必要である。
(3)の効果は、3つ以上の壊獣カウンターが乗ったこのカードをコストに壊獣魔法・罠カードをサーチする効果。
中でも《妨げられた壊獣の眠り》は全体除去に加えて壊獣をリクルートでき、サーチする価値は高い。
ただし、(1)(2)2つのメリット効果を持つこのカード自身を失うことになるので、発動すべきかは状況をよく考える必要がある。
―イラスト関連