速攻魔法 フィールド上に表側表示で存在するモンスター1体を選択して発動する。 エンドフェイズ時まで、選択したモンスターの攻撃力は 400ポイントアップし、効果は無効化される。
RAGING BATTLEで登場した速攻魔法。
モンスター1体の攻撃力を強化し、そのモンスターの効果を無効にする。
基本的に3パターンの使い方が考えられる。
1つ目は自分モンスターに使い、単純に攻撃力上昇カードとしてダメージステップでの反撃を狙う使い方。
とはいえ、《突進》よりも上昇値が低く、普通に使えば効果を無効にするのはデメリットなため、これだけを目的として投入するのは割に合わない。
2つ目は相手モンスターに使い、対象としたモンスターの効果を無効とする簡易《スキルドレイン》としての使い方。
《ダーク・アームド・ドラゴン》や《裁きの龍》などの強力な効果を持つモンスターもチェーン発動することで無効化できる。
これは同じく汎用性の高い速攻魔法である《月の書》にはできない芸当である。
《スキルドレイン》とは違い、速攻魔法であるため《サイクロン》や《王宮のお触れ》によって不発にならず、小回りの利いた活躍が期待できる。
ただし、あくまで効果を無効にするだけであり、《天罰》の様に無効にして破壊するわけではない。
フィールド上のモンスターを対象にとって発動するため、《スキルドレイン》と同じく手札や墓地で発動する効果は無効にできない。
漠然と使うとディスアドバンテージとなる事もあるが、現環境ではそれを差し置いてでも止めたい効果モンスターは上記にもあるように多数いる。
しかし、やはりこれだけのために投入するのも相手のデッキに依存するため、1つ目の使い方、およびこの無効化から手札で腐るカードではないが、ただ相手のモンスターの永続効果を止めたり戦闘補助のためなら《月の書》の方がいい。
3つめの使い方として、デメリットモンスター、特に妥協召喚モンスターを採用して、その無効化用に使うもの。
妥協召喚した《可変機獣 ガンナードラゴン》《神獣王バルバロス》などの攻撃力をテキスト記載の値まで引き上げる。
また、効果を使い切った《光と闇の竜》が攻撃された際に発動すれば思わぬ反撃を与える事が可能であったり、《獣神機王バルバロスUr》のデメリットを消せば、攻撃力4200で相手へ戦闘ダメージを与えることもできる。
この3つ目の使い方まで視野に入れると、このカードを生かせる場面が多くなるだろう。
なお、《虚無魔人》・《大天使クリスティア》と相性がそれなりに良い。
そのターン中には自分だけ特殊召喚をして、攻め込むことができる。
しかし、そのターンに《冥府の使者ゴーズ》や《トラゴエディア》を特殊召喚されてしまっては本末転倒である。
単純に特殊召喚するだけなら《月の書》等を優先した方がいいので、よく考えてから使用したい。
―名前関連
Q:効果モンスター以外のモンスターを対象に選択できますか?
A:できます。(09/04/20)
Q:ライトロード等のエンドフェイズ時に発動する誘発効果を持つ効果モンスターの効果は発動されますか?
A:《禁じられた聖杯》のモンスターの効果を無効にする効果は、エンドフェイズ時の任意のタイミングまで適用される効果となります。
よって、例の場合、《禁じられた聖杯》の効果が適用されなくなる処理よりも前に、ライトロードの効果を発動した場合、その効果は無効化されます。(09/09/06)
Q:ダメージステップで発動できますか?
A:発動できます。このカードの対象となったモンスターの効果も無効となります。(09/02/14)
Q:自身の効果により攻撃力1900の《神獣王バルバロス》に発動した場合、数値はどうなりますか?
A:攻撃力3400になります。エンドフェイズを過ぎた後は3000になります。(09/02/14)
Q:《キラー・トマト》等の、墓地で発動する効果は有効ですか?
A:墓地で発動する効果を無効にすることはできません。(09/02/14)
Q:《禁じられた聖杯》で効果が無効になった状態の《ならず者傭兵部隊》が存在します。
その場合自身をリリースして効果を発動する事は可能ですか?
またその場合モンスターを破壊する効果は適用されますか?
A:《禁じられた聖杯》の効果によって無効化されている《ならず者傭兵部隊》の効果を、自身をリリースして発動する事はできますが、モンスターを破壊する効果は適用されません。(09/02/16)
Q:《墓守の番兵》の効果発動にチェーンして《禁じられた聖杯》を発動しました。
それにチェーンして相手が《死のデッキ破壊ウイルス》を発動し、効果解決時に《墓守の番兵》がフィールド上に表側表示で存在しなくなった場合、《墓守の番兵》の効果は無効になりますか?
A:《禁じられた聖杯》の効果解決時に、対象のモンスターがフィールド上に存在しない場合、攻撃力をアップし効果を無効化する効果は適用されません。(09/02/16)
Q:ダイレクトアタックが可能なモンスターで相手プレイヤーに攻撃しました。
ダメージステップにこのカードをそのモンスターに発動した場合、どうなりますか?
A:そのモンスターの攻撃力は400ポイントアップし、そのままダイレクトアタックが可能です。(09/09/06)
Q:自身の効果により攻撃力と守備力の下がった《光と闇の竜》に発動した場合、数値はどうなりますか?
A:攻撃力3200、守備力2400になります。エンドフェイズを過ぎた後は攻撃力2800、守備力2400になります。(09/02/20)
Q:自身の効果により攻撃力の下がった《バーサーク・デッド・ドラゴン》に発動した場合、数値はどうなりますか?
A:攻撃力3900になります。エンドフェイズを過ぎた後は3500になります。(09/02/20)
Q:このカードによって効果が無効になっている状態の《地縛神 Aslla piscu》・《E・HERO アブソルートZero》・《キング・もけもけ》がフィールドを離れた場合、効果は発動しますか?
A:効果は発動し、適用されます。(09/02/20)
Q:このカードをモンスタートークンに使用した場合、モンスタートークンの効果は無効になりますか?
A:いいえ。その場合効果は無効にならず、攻撃力が400アップする効果のみ適用されます。(09/03/24)
Q:《スキルドレイン》がフィールド上に存在する時に相手が《E・HERO エアーマン》などの召喚時に発動する誘発効果を持つモンスターを召喚し誘発効果にチェーンして《月の書》を発動したのに対してチェーンして、そのモンスターに《禁じられた聖杯》を発動しました。
そのモンスターの効果は無効化されますか?
A:いいえ。無効化されません。
《E・HERO エアーマン》の誘発効果の発動時に《禁じられた聖杯》が適用されておらず、《E・HERO エアーマン》の効果解決時には《月の書》で裏側表示になっており、《禁じられた聖杯》の効果が無効になっているためです。(10/09/24)
Q:相手の場に裏側守備表示でセットされていた《クリッター》を戦闘破壊しました。
その際、《クリッター》がリバースした時点で《禁じられた聖杯》を使用し、《クリッター》の効果を無効にしました。
この場合、墓地で発動する《クリッター》の効果でモンスターを手札に加えることはできますか?
A:《禁じられた聖杯》の効果によって、墓地にて発動する効果モンスターの効果を無効にする事はできません。
したがって、《禁じられた聖杯》の効果を受けた《クリッター》の効果は無効化されず、デッキからモンスターを手札に加える事ができます。(10/02/09)