速攻魔法 フィールド上に表側表示で存在するモンスター1体を選択して発動する。 エンドフェイズ時まで、選択したモンスターの攻撃力は 400ポイントアップし、効果は無効化される。
RAGING BATTLEで登場した速攻魔法。
モンスター1体の攻撃力を強化し、そのモンスターの効果を無効にする。
《突進》の亜種と言える第六期に登場した単体強化カード。
自分のモンスターに使えば戦闘の補助となるが、《突進》よりも上昇値が低い事が短所。
効果を無効にするのもデメリットなため、対象にする効果モンスターを選ぶのである。
単体強化としてはデメリット持ちの高攻撃力のモンスターや妥協召喚モンスターに使用するのが有効。
また、相手モンスターに使い、対象としたモンスターの効果を無効とする簡易《スキルドレイン》としての使い方もできる。
《ダーク・アームド・ドラゴン》や《裁きの龍》などの強力な効果を持つモンスターもチェーン発動することで無効化できる。
速攻魔法であるため、《サイクロン》で無力化されたり、《王宮のお触れ》によって無効にならず、小回りの利いた活躍が期待できる。
手札や墓地で発動する効果を無効にできないのは《スキルドレイン》と同じ。
ただし、あくまで効果を無効にするだけであり、《天罰》の様に無効にして破壊するわけではない。
単体ではディスアドバンテージとなりやすく、《氷結界の龍 ブリューナク》等に使わないとアドバンテージを取り返せない。
しかし、それを差し置いてでも無効化したい効果モンスターは多数存在するため、貴重な妨害カードとして使用できる。
また、攻撃力をアップさせてしまう事から、相手モンスターに使用する場合は攻撃表示よりも守備表示の状態の方が使いやすい。
ダメージステップに発動すればリバース効果も無効にすることができる。
総じて使い道が多くコンボ性にも富んでいるため、非常に面白いカードである。
使用するモンスターを選ぶため、採用するデッキは限られるが大きな魅力を持っているカードと言える。
―名前関連
Q:効果モンスター以外のモンスターを対象に選択できますか?
A:できます。(09/04/20)
Q:ライトロード等のエンドフェイズ時に発動する誘発効果を持つ効果モンスターの効果は発動されますか?
A:《禁じられた聖杯》のモンスターの効果を無効にする効果は、エンドフェイズ時の任意のタイミングまで適用される効果となります。
よって、例の場合、《禁じられた聖杯》の効果が適用されなくなる処理よりも前に、ライトロードの効果を発動した場合、その効果は無効化されます。(09/09/06)
Q:ダメージステップで発動できますか?
A:発動できます。このカードの対象となったモンスターの効果も無効となります。(09/02/14)
Q:自身の効果により攻撃力1900の《神獣王バルバロス》に発動した場合、数値はどうなりますか?
A:攻撃力3400になります。エンドフェイズを過ぎた後は3000になります。(09/02/14)
Q:《キラー・トマト》等の、墓地で発動する効果は有効ですか?
A:墓地で発動する効果を無効にすることはできません。(09/02/14)
Q:《禁じられた聖杯》で効果が無効になった状態の《ならず者傭兵部隊》が存在します。
その場合自身をリリースして効果を発動する事は可能ですか?
またその場合モンスターを破壊する効果は適用されますか?
A:《禁じられた聖杯》の効果によって無効化されている《ならず者傭兵部隊》の効果を、自身をリリースして発動する事はできますが、モンスターを破壊する効果は適用されません。(09/02/16)
Q:《墓守の番兵》の効果発動にチェーンして《禁じられた聖杯》を発動しました。
それにチェーンして相手が《死のデッキ破壊ウイルス》を発動し、効果解決時に《墓守の番兵》がフィールド上に表側表示で存在しなくなった場合、《墓守の番兵》の効果は無効になりますか?
A:《禁じられた聖杯》の効果解決時に、対象のモンスターがフィールド上に存在しない場合、攻撃力をアップし効果を無効化する効果は適用されません。(09/02/16)
Q:ダイレクトアタックが可能なモンスターで相手プレイヤーに攻撃しました。
ダメージステップにこのカードをそのモンスターに発動した場合、どうなりますか?
A:そのモンスターの攻撃力は400ポイントアップし、そのままダイレクトアタックが可能です。(09/09/06)
Q:自身の効果により攻撃力と守備力の下がった《光と闇の竜》に発動した場合、数値はどうなりますか?
A:攻撃力3200、守備力2400になります。エンドフェイズを過ぎた後は攻撃力2800、守備力2400になります。(09/02/20)
Q:自身の効果により攻撃力の下がった《バーサーク・デッド・ドラゴン》に発動した場合、数値はどうなりますか?
A:攻撃力3900になります。エンドフェイズを過ぎた後は3500になります。(09/02/20)
Q:このカードによって効果が無効になっている状態の《地縛神 Aslla piscu》・《E・HERO アブソルートZero》・《キング・もけもけ》がフィールドを離れた場合、効果は発動しますか?
A:効果は発動し、適用されます。(09/02/20)
Q:このカードをモンスタートークンに使用した場合、モンスタートークンの効果は無効になりますか?
A:いいえ。その場合効果は無効にならず、攻撃力が400アップする効果のみ適用されます。(09/03/24)
Q:《スキルドレイン》がフィールド上に存在する時に相手が《E・HERO エアーマン》などの召喚時に発動する誘発効果を持つモンスターを召喚し誘発効果にチェーンして《月の書》を発動したのに対してチェーンして、そのモンスターに《禁じられた聖杯》を発動しました。
そのモンスターの効果は無効化されますか?
A:いいえ。無効化されません。
《E・HERO エアーマン》の誘発効果の発動時に《禁じられた聖杯》が適用されておらず、《E・HERO エアーマン》の効果解決時には《月の書》で裏側表示になっており、《禁じられた聖杯》の効果が無効になっているためです。(10/09/24)
Q:相手の場に裏側守備表示でセットされていた《クリッター》を戦闘破壊しました。
その際、《クリッター》がリバースした時点で《禁じられた聖杯》を使用し、《クリッター》の効果を無効にしました。
この場合、墓地で発動する《クリッター》の効果でモンスターを手札に加えることはできますか?
A:《禁じられた聖杯》の効果によって、墓地にて発動する効果モンスターの効果を無効にする事はできません。
したがって、《禁じられた聖杯》の効果を受けた《クリッター》の効果は無効化されず、デッキからモンスターを手札に加える事ができます。(10/02/09)