《真紅眼の黒竜/Red-Eyes B. Dragon》 †
通常モンスター
星7/闇属性/ドラゴン族/攻2400/守2000
真紅の眼を持つ黒竜。
怒りの黒き炎はその眼に映る者全てを焼き尽くす。
Vol.3で登場した闇属性・ドラゴン族の最上級モンスター。
共に第1期から存在し、知名度が高い《青眼の白龍》とは対を成している。
最上級モンスターではあるが攻撃力はせいぜい上級モンスター並と心許なく、レベル6の闇属性通常モンスターの《デーモンの召喚》にも劣る。
また同属性・同種族の最上級通常モンスターには、レベル8で、よりステータスの高い《トライホーン・ドラゴン》が存在する。
しかし、豊富なサポートカードを活用することで、十分にこれらと差別化することが可能である。
専用サポートカードとしては、手札からこのカードを特殊召喚できる《黒竜の雛》や、強力なバーン効果を持つ《黒炎弾》が存在する。
派生モンスターも多く、このカードをリリースすることで《真紅眼の闇竜》を、《メタル化・魔法反射装甲》を使用することで《レッドアイズ・ブラックメタルドラゴン》を特殊召喚できる。
《ブラック・デーモンズ・ドラゴン》・《メテオ・ブラック・ドラゴン》の融合素材ともなり、融合素材代用モンスターを使用することで2種を併用することも可能。
その他、《真紅眼の飛竜》はレッドアイズを蘇生する効果を、《レッドアイズ・ダークネスメタルドラゴン》は手札・墓地からドラゴン族を展開する効果を持つ。
展開しやすいレベル7であるため、レベル8のシンクロモンスターのシンクロ素材やランク7のエクシーズ素材としても活用しやすい。
《E・HERO プリズマー》とも相性が良く、サポートカードの発動条件や派生モンスターの召喚条件を満たすことができる。
《召喚僧サモンプリースト》等を用い、《ダイガスタ・エメラル》をエクシーズ召喚することで蘇生に繋げられる。
闇属性・ドラゴン族・通常モンスターのサポートカードにも対応する。
聖刻・《カーボネドン》・《竜魔人 キングドラグーン》等により、手札・デッキ・墓地からの特殊召喚が可能。
墓地へ送るには、《竜の霊廟》・《竜の渓谷》・《終末の騎士》・《ダーク・グレファー》等を使用できる。
蘇生手段も、《ライトパルサー・ドラゴン》・《ダーク・クリエイター》・《銀龍の轟咆》・《蒼眼の銀龍》等選択肢は多い。
《Sin 真紅眼の黒竜》や《龍の鏡》等によって除外された場合も、《闇次元の解放》・《竜魂の城》等で帰還できる。
また、《王者の看破》や、《無力の証明》、《魔のデッキ破壊ウイルス》による妨害も可能である。
- 公式ルールでは悪くない活躍ができたが、登場時期前後辺りからエキスパートルールの導入が始まった事もあり、当初からガチデッキでの使用率は芳しくなかった。
その後、暫くサポートカードも作られず放置されていたが、第4期の初め頃に専用カードが出現した事で、以前よりも格段に使いやすくなった。
さらに時を経るとインフレに取り残されていったが、第9期で大幅な強化を受ける事となった。
- 対になる《青眼の白龍》の「白龍」のルビは「ホワイト・ドラゴン」なのに対し、こちらは「ブラックドラゴン」であり、中黒の有無が異なる。
- 英語名は、当時差別語として問題視された「Black」を含まないようになっている。
- Vジャンプによるレジェンドモンスター総選挙の投票結果では全20体中、4位を獲得した。
- 原作・アニメにおいて―
「決闘者の王国編」における「城之内vs竜崎」戦にて竜崎が使用したエースカード。
アンティルールによって城之内の手に渡り、彼の最も信頼する相棒として活躍している。
あちらの世界では、「《青眼の白龍》程ではないが、プレミア価格で数十万もするほどの超レアカード」ということになっている。
「バトルシティ編」大会前日にレアハンターに負けて奪われてしまったが、遊戯がアンティで奪い返した。
その後の「遊戯vs城之内(洗脳)」戦に於ける、このカードとあらゆる意味で対峙する城之内のシーンは印象的である。
原作では城之内の手に戻ったか不明だが、アニメでは経緯は明かされていないが「バトルシティ編」の後は彼の手に戻っている。
「記憶の世界編」ではイメージしたデッキの中に入っていた1枚で、「大邪神ゾーク・ネクロファデス」に対し召喚したものの、一撃でやられてしまう。
アニメオリジナル「ドーマ編」の「城之内vs竜崎」戦では、《ヘルモスの爪》と融合し、《真紅眼の黒竜剣》なる装備カードの融合素材となった。
また「城之内vsヴァロン」戦では、《レッドアイズ・トランスマイグレーション》による《ロード・オブ・ザ・レッド》の儀式召喚のための生け贄となった。
また、アニメでは海馬も所持している様で、「王国編」ではジュラルミンケースに入れていた。
攻撃名は「黒炎弾」。
一部の放送回とアニメGXでは「ダーク・メガ・フレア」となっていたが、これは本来、《レッドアイズ・ブラックメタルドラゴン》の攻撃名である。
《黒炎弾》がカード化された事により、攻撃と魔法カードの発動が混同されるのを防止するために変更されたものと思われる。
- DM16話リマスター版の字幕において《赤眼の黒龍》と誤植されている。
- 「王の記憶編」には、このカードと思われる石版や壁画は登場していない。
「ドーマ編」では、ホプキンス教授が研究していた遺跡の壁画に、このカードと非常によく似たモンスターが描かれている。
- 米国で制作された『遊戯王カプセルモンスターズ』(Yu-Gi-Oh! Capsule Monsters)にも登場。
最初は敵として現れ、城之内本人にアーマーとなって取り憑き、遊戯たちに襲いかかった。
その後洗脳の源となった「カオスの刃」を破壊し、城之内のモンスターとして仲間になった。
- アニメGXでは「セブンスターズ」の1人であるダークネス吹雪(天上院吹雪)のデッキの象徴として登場。
ダークネスから解放された後も、ほとんどのデュエルでこのカードを使用している。
吹雪はこのカードを「ライバル達との絆のカード」と言っている。
ちなみに、彼はこのカードを少なくとも2枚はデッキに投入していた。
また影丸が三幻魔に精気を吸い取らせる場面で、万丈目兄弟のジュラルミンケースの中で吸い取られていくモンスターの中に確認できる。
- 同じくGXの「十代vsヨハンvs藤原」戦で十代が使用した永続魔法《好敵手の名前》のイラストに城之内似の決闘者と共に描かれている。
- アニメ5D's第5期OPの冒頭部分でこのカードが登場している。
- コナミのゲーム作品において―
「フォルスバウンドキングダム」では、ステータスは平均的で行動ポイントが少ないので単体ではあまり機能しないが、《青眼の白龍》と同じく、融合する事で活躍が期待できる。
このゲームでの通常攻撃名は原作と同じ《黒炎弾》だが、原作とは違い、小さな火球をたくさん口から出している。全体攻撃名は「黒炎波」。
関連カード †
―サポートカード
―派生モンスター
―その他
―融合関連
―《真紅眼の黒竜》の姿が見られるカード
このカードを使用する代表的なデッキ †
収録パック等 †
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