フィールド魔法 (1):フィールドのレベル10以上のモンスターは 効果の対象にならず、効果では破壊されない。 (2):フィールドのレベル10以上のモンスターが 戦闘でモンスターを破壊し墓地へ送った場合に発動する。 破壊されたモンスターのコントローラーは1000ダメージを受ける。 (3):フィールドのこのカードが効果で破壊され墓地へ送られた時に発動できる。 デッキから神属性モンスター1体を手札に加える。
コレクターズパック−伝説の決闘者編−で登場するフィールド魔法。
レベル10以上のモンスターに効果対象および効果破壊への耐性・戦闘破壊がトリガーのバーン効果を付与する効果、自身が破壊され墓地へ送られた際に神属性モンスター1体をサーチする効果を持つ。
(1)の効果により、レベル10以上のモンスター全体に強力な耐性を付与することができる。
三幻神をはじめステータスの高いものが多いため、対象をとらない除外等の一部を除くと突破は難しくなる。
ただし、これらのレベル帯はフィニッシャーとしてこそ使われるものの、出しやすくデュエル内で頻繁に使われるものはそれほど多くない。
サーチしやすいフィールド魔法であるためある程度事故の軽減は可能だが、基本的には該当レベルのモンスターをある程度主軸とするデッキで用いるべきだろう。
ただし、(3)の効果があるため、三幻神を用いる場合はこの限りではない。
地縛神やSinはフィールド魔法が必要な特性からシナジーしており、特に《Sin サイバー・エンド・ドラゴン》は容易に特殊召喚が可能なので事故を軽減してくれる。
(1)の耐性によって、《Sin World》を採用していない場合でも《Sin パラドクス・ドラゴン》を扱える。
しかし、上記のモンスターはいくら耐性を付加してもこのカード自体を狙われたら脆い事には変わりはない。
三幻神では《オシリスの天空竜》はモンスターをシャットダウンさせる効果によって相手モンスターの効果によるこのカードの破壊をある程度抑止してくれるので相性が良い。
《邪神アバター》も魔法・罠カードによるこのカードの破壊を防ぐ事が出来る。
単体のカードとしては、特殊召喚しやすい《トラゴエディア》や《メタル・リフレクト・スライム》が挙げられるだろう。
これらのモンスターを壁として、本命のレベル10以上のモンスターを召喚するのが理想的。
ただし、エクシーズ素材にしてしまうと当然効果は消えてしまうほか、《トラゴエディア》については自身の効果でレベルを下げても効果は消える。
(2)の効果は戦闘破壊を条件としたバーンで、比較的ダメージ量は大きい。
対応モンスターの多くが攻撃力が高いため(1)による耐性と合わせて通しやすく、規格外の戦闘能力を持つ《邪神ドレッド・ルート》や《邪神アバター》とは特に相性が良い。
《地縛神 Ccapac Apu》は、攻撃表示のモンスターを戦闘破壊することで、自身のバーン効果とあわせて初期ライフの半分のダメージを見込める。
複数を並べられず、壁で時間稼ぎに持ち込まれやすいSinを扱う上でも都合が良い。
回数制限がないため連続攻撃などとは相性が良いが、該当するものは少なく、(1)の耐性によって外部から付与するほとんどの手段は使えない。
(3)の効果は神属性のサーチだが、三幻神および《光の創造神 ホルアクティ》以外のレベル10以上を使用するデッキでは使い道がない。
任意効果なのでデッキに神属性がなくともデッキ公開のデメリットにはならないため、他のデッキで使っても問題はない。
ただし破壊される必要があるため、《歯車街》などの類似カードと同様に《ダブル・サイクロン》などの自主的な破壊カードを投入する必要が出てくる。
なお、(1)と(2)は相手のカードにも適用されるため、相手のカードを強化する可能性がある。
もっとも、既に述べたようにレベル10以上のカードを多用するデッキはそうないので、それほどリスクは大きくないだろう。
ただ、強力な融合モンスターやシンクロモンスターの一部はレベル10以上になる場合もあり、《奈落の落とし穴》では止められないため、特殊召喚自体を無効にして止める必要がある。
(1)および(2)の効果はレベル10以上である以外に指定はないため、《ギャラクシー・クィーンズ・ライト》などでレベル10以上にすれば元々のレベルが9以下のモンスターでも恩恵を受けられる。
ただし、《ギャラクシー・クィーンズ・ライト》は先にこのカードを発動していると(1)の効果によって使えない。
また《The tyrant NEPTUNE》を用いる事でレベル10未満のモンスターを擬似的にこのカードの効果範囲内にすることも可能。ただしその場合は属性や種族も変更される点に注意がいるだろう。