《戦いの神 オリオン/Orion the Battle Kami》 †
通常モンスター
星5/光属性/天使族/攻1800/守1500
戦いの神と言われている天使。その戦いを見た者は誰もいない。
BOOSTER4で登場した光属性・天使族の上級モンスター。
初期の頃よく見られた、「名前負けしているモンスター」の1体。
攻撃力1800、守備力1500のレベル5は割とよく見かけるステータスである。
《ヴァルキリー》と同程度の能力値を持っているが、こちらのほうが登場時期が遙かに早いので、当初は天使族でもかなり強いモンスターであった。
しかし現在の環境では、もちろん使い道は皆無である。
フレイバー・テキストには「その戦いを見た者は誰もいない」とあるが、確かにこの攻撃力では戦闘どころか「召喚」すらしてもらえないだろう。
古参のデュエリストならその戦いを見たことがあるかもしれない。
現環境では、「通常モンスター・レベル5・攻撃力2100未満」といった強さでは、このカードに限らず活躍させるのは難しい。
- 海外版のカード名は「オリオン・ザ・バトル神」。
初期のカードにはよくあることだが、このネーミングはいかがなものか。
- コナミのゲーム作品において―
真DM2にて、初期の天使デッキでは主力として使えた。
ちなみに、デッキリーダーで敗北したときの台詞は「まぁ私でも負けるときはあります」
- 神話・伝承において―
「オリオン」とはギリシャ神話に登場する猟師の名であり、彼が死して「オリオン座」になったと言われている。
海の神ポセイドンの息子であった彼は月と狩りの女神であるアルテミスのお気に入りであったが、それを快く思わなかったアルテミスの兄アポロンの計略により命を落としている。
また、自身の怪力を鼻にかけ過ぎたため、癪に触った神が遣わした蠍に刺され死亡したとする話もある。
それ故に、「オリオン座」は「さそり座」が消えるまで天に姿を見せないのだという。
- このカードはエジプト調の姿をしているので、名前以外の関連性は薄い。
関連カード †
収録パック等 †